Tanah Abangへ初入線したCC300
2012年にINKAで落成したものの未だに運用に就いていないCC300形液体式ディーゼル機関車、基本的にINKA Madiun工場から門外不出。走行機会と言ったら、ごくまれに近辺の工臨などに駆り出される程度。が、初めてお客さんというお客さん、しかも日本人関係者を乗せて走ったのが、2017年11月、気づけばもう約1年経ってしまったのですね・・・(結局、北本線高速化のF/S結果が上がってきていませんけど??)。その後、12月にも空港線関連で遥々ジャカルタへ再度やってきたりしていましたが、その後の音沙汰なく、約10カ月ぶりのジャカルタ入線となりました。
まさかの中線入線・・・
今回初めてTanah Abangまで足を延ばし、そのままTanah Abang機関区に入区となりましたが、今後Sukabumi線での試運転が予定されている模様です。ジョコウィ政権の計略から、Sukabumi線Bogor~Sukabumi間複線化、さらにはBanten線Maja~Merak間複線化に多額の予算が割かれた結果、もはや営業再開していて当然言うべきSukabum線Cianjur~Padalarang間の整備はいっこうに進まず、今年中の開業はもはや絶像的な状態です。しかし、やるやる詐欺もいい加減見抜かれており、KAIとしても2018年開業を大々的に公言してしまっていることから、最終手段と講じることになったのでしょう。というのも、Cianjur~Padalarang間は、正直いつでも列車走行が可能な状態に整備されているものの、途中に存在する橋梁の強度が唯一運転再開に向けてのネックになっているからです。かつて、運行停止前は軽量のBB罐を充当し、細々とEkonomi Lokalが設定されていましたが、線路上の理由と言うよりも、KAIが営業列車からBB罐を全廃したため、そのあおりで路線休止、以来復活の話が出ては消えを繰り返すこと5年。いよいよ、運転再開のときが来るのでしょうか?ただし、INKAが世界に誇るハリボテ罐CC300といえど84トンあり、CC206に比べて確かに軽いと言っても、10トン程度の違い。インドネシア特有の逆転の発想の賜物ですが、BB罐に比べたら相当重いわけで、これが橋梁通過への秘策として果たして有効なのでしょうか。
まずは、Bogor~Sukabumi間の勾配線区での性能試験を終えないことにはCianjur以遠に入れないわけで、この結果を待つことになりますが、仮にもSukabumi線のPangrangoにでも試験充当されようならヲタ殺到の騒ぎになるでしょう(今夜ですら、湧いてきましたからね)。そして、今年中のCianjur~Padalarang間復活は実現するのか。今後のCC300の動きと共に大いに注目です。
しかし今夜のTanah Abang、この前の空港線気動車のように、下り本線からそのまま1番線に入れ、スイッチバック、入庫という手順なのかと思いきや、中線の4番線に入ってきましたよ・・・。3番線と4番線の間には柵があるわけで、2・3番線ホームに集結していたヲタたちはSerpong線ホームにダッシュです。もちろん、Serpong線の205系が発車待ちで止まっているので、編成で撮るのは無理。とりあえず、205系との共演をスナップして終了です。その後、客車の引き上げ線に突っ込みましたので、罐との切り離しをするのかと思いきや、すぐに推進運転で1番線へ。客車をひっさげたままTanah Abang機関区へと入ってゆきました。う~ん、何故1番線に直接入れなかったのかが、本当に謎。やはり、ヲタ対策か⁉
まずは、Bogor~Sukabumi間の勾配線区での性能試験を終えないことにはCianjur以遠に入れないわけで、この結果を待つことになりますが、仮にもSukabumi線のPangrangoにでも試験充当されようならヲタ殺到の騒ぎになるでしょう(今夜ですら、湧いてきましたからね)。そして、今年中のCianjur~Padalarang間復活は実現するのか。今後のCC300の動きと共に大いに注目です。
しかし今夜のTanah Abang、この前の空港線気動車のように、下り本線からそのまま1番線に入れ、スイッチバック、入庫という手順なのかと思いきや、中線の4番線に入ってきましたよ・・・。3番線と4番線の間には柵があるわけで、2・3番線ホームに集結していたヲタたちはSerpong線ホームにダッシュです。もちろん、Serpong線の205系が発車待ちで止まっているので、編成で撮るのは無理。とりあえず、205系との共演をスナップして終了です。その後、客車の引き上げ線に突っ込みましたので、罐との切り離しをするのかと思いきや、すぐに推進運転で1番線へ。客車をひっさげたままTanah Abang機関区へと入ってゆきました。う~ん、何故1番線に直接入れなかったのかが、本当に謎。やはり、ヲタ対策か⁉
コメント
コメント一覧
何時も拝見して居ります
ジャカルタ~スマラン~スラバヤ高速化は来月報告書が運輸省に提出される様ですが、一年前にも同じ様な記事を見た気がします。何時になったら計画が決定するんでしょうね。
スカブミ線復活ですが、橋梁が強度不足ならKRDI(気動車)を使えば良いんじゃないでしょうか。気動車が使えない理由が有るんですかね。
おっしゃる通りで、同様の報道を何度も聞かされ、やるやる詐欺と化しています。さっさと引き上げればいいのですよ、あんなもの。さて、スカブミ線の方ですが、KRDIもKRDEも故障が頻発し、全車はスラバヤに後者はジョグジャカルタに集約され、共食いをしながら生きながらえています。実働本数はいずれも4本程度です。ですので、他線区に回す余裕は全くなく、CC300の抜擢となりました。