特に変化なし
4月1日にダイヤ改正が実施され、一時帰国を終えて戻ると浦島太郎状態です・・・。しかし、ゲート前は1週間前と変わらず。マト52が引き続き入場中で、ちらっと見える中間車らしき車両も動きがないように見えます。またDepok電車区には8608Fと入れ替わりで、3月分(8608Fを3月分入場とお伝えしていましたが、2月分入場車でした。お詫び申し上げます。)として8612Fが入場しました。これにより、約1年間かけて東急車全てが入場し、塗装帯化されることになります。
・7123F運用再開
またもTangerang運用でした
出場後、一旦運用に就いたものの再度BalaiyasaManggaraiに取り込まれていた7123Fですが、無事に営業を再開しています。先週末もTangerangに入っているということでしたが、運用も全て変わっているため捕まえるのには苦労しました。しかも、Tangerang線、30分毎にしか来ないのだから、あて勘で狙うのはかなりのリスク・・・。Duriでちまちまチェックするしかないわけですわ。で、ちょうど止まっているのを確認し、後続で追いかけました。駅撮りも考えましたが、改正以降4番線の使用が基本的に停止されており、空港線関連の工事がそちらにも及んでいて回りこめなかったため断念。
3番線も工事現場に一部突っ込んでいます
TanahTinggiで折り返しを待ちました
どうせ順光にはならない時間帯でしたので、曇ってくれたらなぁと思っていると雨まで降り出しました・・・。というかTangerang行くときって、よくよく天気悪いような。
運輸省許可証が掲出されています
特筆すべき点はありませんが、上記のとおり運輸省許可証が掲出されていました。なお、この日時は検査明けの試運転ではなく、昨年別に実施されている運輸省試験が記載されています(他編成も同様)。また出場月日は2017年2月28日となっており、1ヶ月遅れでの出場です。
・8608FDepok電車区出場、運用復帰
8608F。綺麗な東急車がまた増えました。
前回のマンガライレポートで、出場試運転の様子をお伝えしていますので、実質の撮りなおしです。今回はよく晴れてくれました。そうえいば、4月に入り、完全に冬の光線になりましたね。太陽が北側を回ります。ですから、撮影ポイントと撮影時間帯も切り替えねばならない時期ですね。これとダイヤ改正後の運用次第で、結構行動パターンも変わってきます。
引きでもう一発
なお、こちらも同じく出場日は2017年2月28日となっています。書類上とはいえ、この遅れ方は・・・。しかし、昔はきっちり出場日を書いていたのですけどね。いつの間にか、出場日に関わらず、入場月の最終日を記載するようになってしまいました。乗車は果たしていませんが、目撃情報によると、シートモケットが新仕様になっているようです。205系タイプの青バージョンのようなものがネットに上げられていました。入札公示では緑一種類だけでしたが、私鉄編成とJR編成で分けるとはね。
・ダイヤ改正関連
ダイヤ改正後最初の更新ということで、今回はネタの回収に大忙しです。目玉はやはり、Serpong線RangkasBitung電化開業ですが、他にもAngke駅営業再開や、Bekasi線のPasarSenen経由の復活など、近年まれに見る大きな改正でした。
◆祝!RangkasBitung電化開業◆
TanahAbangからの1本目のRangkasBitung行き、KA1914
日本から戻った後、さっそく乗車してきました。まあ、これは外せないですよね。さすがにParungPanjangで駅寝したり、タクシーで早朝に向かうというのはかなり無謀ですので、RangkasBitung到着が遅くなってしまいますが、TanahAbangからの1本目の5:50発で向かうこととします。さすがにこの時間帯では始発から終着まで、常に空席がありましたが、それでも1両に数名しか乗っていないとかいう空気輸送ではなく、鉄ヲタではない全区間乗り通す乗客も多々見受けられました。Bogor線を凌ぐ、2時間弱の長丁場、ロングシートでトイレなしという、4ドア通勤車ではやや難のある区間ですが、乗ってしまえば前日までの疲れもあり、熟睡してしまい、あっという間に時間は過ぎてゆきます。見るべきポイントは見なければならないのですが;;運用数の増加により、ParungPanjang電留線の供用が開始されていますが、この列車がParungPanjangを通過するときにはすでに全車出払っており、証拠写真をゲットすることは出来ませんでした。やっぱり、証拠を押さえるためにも駅寝するしかないのか・・・。複線区間を快調に進み、約1時間半でMajaへ。ここからが電化延伸区間、しっかり起きていなければ!!Majaから先、単線となりますが、隣のCiterasまでは将来の下り線のレールのみ敷設されていました。架線柱はまだ工事すら始まっていません。Citerasから先に用地未取得部分があることを考えると、このレールは何年放置されることになるのか・・・という感じです。Maja駅から西に1km程度は宅地造成の真っ最中でしたが、それを過ぎると、人家はほとんどなく、ひたすらジャングルの中を進む感じで、Citerasに着きます。なお、Maja~RangkasBituing間の最高速度は60km/hとなっています。時刻表上では、かつての客車列車とほとんと所要時間は変わらず、電車の性能を持て余しているような気もしますが、Maja~Citeras間は直線区間も多く、そこそこの走りっぷりでした。
Citeras着。3番線は複線化完成時まで未使用。
上り列車と交換待ち
Citerasでは基本的に上下列車の行き違いがあります(一部行わないスジもあり)。Citeras~RangkasBitungの所要が15分ですから、どうがんばっても40分ヘッドにするのが目一杯で、実際は概ね60分間隔での設定になっています。もっとも、利用状況を見ても現状ではそれでちょうどよいのですが、他区間の前例の通り、電車を走らせば走らせるだけ、沿線人口が増え、利用者も鰻上りというウハウハ状態ですから、早いところ複線化工事も進めないとなりません。
Citerasを出ると、複線化用地は基本的に路盤があるだけの状態です。架線柱は単線片持ち式ですので、撮影するのは今がチャンスですね。しかも今の時期なら午前も午後も方向を変えて、順光が続きますので。が、沿線は完全に人里から隔離された空間で、駅からオジェックを使うしか、撮影ポイントまでたどり着くのは困難かと思われます。この区間、カーブが多く、速度がかなり低下する箇所もあり、青梅線の青梅以遠区間を乗っているような気分でした。
車窓に人家が点在してくるとまもなくRangkasBitungです
そうしてあっという間?にRangkasBitung到着。いやいや、2時間もかかっているのですが、やはりタッチ&ゴーで通勤車に飛び乗るだけという点では、気軽さが違います。
RangkasBitung到着
ちなみに車両は編成札の付いたハエ30でした。この一週間で設置されたのですね。電化開業記念コメットを購入せねばならないので、必然的に折り返しは段落としで、次の1時間後の列車に。時間がありますので、駅外に出て、構内俯瞰ポイントに回ります。
逆光ですが、Merak方の踏切より。時間帯によっては電車が2本並びます。
客車区裏の市場は何者か(笑)によって破壊されていました
ここにも電車区を作るのか?
MerakからのKA463
途中で朝飯を食いつつ、ポイントに付くと、ちょうどMerakからのRangkasBitung止の普通列車が到着しました。すぐ折り返しMerak行きになります。この列車は珍しく、うまいことCommuterと連絡を取っていますね。詳細は前回の記事をご参照ください。
余剰客車
客車区はこの3月で役目を終えた車両たちで溢れています。RangkasBitung~Merak間用に15~20両程度は残るものの、残りは基本的に廃車、ないしはスマトラ西部パダン地区の旧型客車置き換えように転属する可能性もあるようです。客車がいなくなった後には電車区に転用されるのでしょうか?でも10連に対応しているか??現在では早朝に3本の臨時回送がParungPanjangから設定されていますので、本来はRangkasに滞泊する分なのでしょう。
Rangkas機関区
当駅には機関区も併設されており、日常的なメンテナンスでしたらここで対応が可能になっています。そのため、RangkasBitung~TanahAbang間の単機回送は、基本的に設定されていません。
KA1928の入線
ほどなくして、折り返しTanahAbang行きとなる電車も到着。客レと並びます。本当はこっちを2番線に入れてもらいたかったのですが;;
EkonomiLokalと並ぶH19編成
ささっと撮影を済まし、この電車で戻ることにします。あと1時間はちょっとね・・・。
帰りは撮影ポイントの下見がてらMajaで下車。ここにもちょっぴり変化がありました。
貯水池に突っ込んでいた3番線が延長、10連対応に?
折り返し電車は基本的に1番線を使用しているようですが、将来的に複線化が完成したときには3番線も使用することになるのでしょう。現状では定期列車の入線はないようです。
RangkasBitungからのTanahAbang行きの到着
RangkasBitung発車時点で座席はほとんど埋まっており、後ろの方の車両がややねらい目でした。土日になると大混雑でしょうね(Serpong線の日中は土日のほうが混雑する)。
◆Angke駅営業再開◆
Angkeで折り返す1080F
公式からは完全にスルーされているAngke駅の営業再開。KCJ的には正直営業したくない駅なのでしょうねぇ。しかし、Serpong線EkonimiLokalが廃止され、さらにDuriの4番線も使えないとなれば、電車は引き続きAngkeで折り返すしかなく、Angkeで客扱いしない大義名分もなくなりましたので、まあやらざるを得ないですよね。環状線直通の強化により、Angkeまでは基本的に毎時6本の運転があり、そのうち2本が当駅での折り返し、2本が当駅で客扱いを終了した後、KampungBandan(引上線)で折り返し、残り2本がJatinegara行きとなります。完全パターンダイヤではないですが、概ねそれぞれが30分毎に設定されています。上の写真で3番線に入ってきたのが、KampungBandan折り返しスジのAngke始発電車です。駅はかつてのままの風情でしたが、今後大規模改良される可能性があります。1番線の破壊された屋根はさっそく修復作業中でした。
駅を降りたらこの空間
元祖駅ナカ、個人商店の店舗もしぶとく駅本屋で営業を続けています
まあでも、ここがジャカルタで、いやインドネシアで最後の東南アジアの香りがする駅になってしまいました。たった5年前まではこんなのがどこでも当たり前だったのに、本当に変わってしまいましたね。Angke駅に手が加えられるのも時間の問題と思われ、この雰囲気を味わいたい方はお早めにご訪問ください。当初案では電車が止まらない間に追い出してしまえというはずでしたので。
残念ながら通過時に電車はいませんでした・・・
KampungBandanの折り返しシステムをどうも理解されていない方がいらっしゃるようですので、画像を再掲しますが、私としてはようやくこの設備が生かされるのかと、感無量です。これでジャボタベックの七不思議がまた一つ消えました。最後に残るのはJakartaKota~KampungBandan間の中州、広大な手付かずの国鉄用地のみになりますね。KampungBandan引上線は、これが本来のTanjungPriok線で、KampungBandan駅が立体交差になったときに、この引上線部を残して廃止されました。そのときに、わが国はご親切にもこの部分にも日本の架線柱を立てました。しかしながら、ほんの数年前までこの線路が使用された実績はほとんどなく(ほんの一時期だけKota発着のSerpong線、Tangerang線がKampungBandan駅を経由せずに、こちらでスイッチバックしていた)、ようやくSerpong線EkonomiLokalのAngke発着化で日常的に列車が入線するようになりましたが、それでも電化設備は生かされず・・・。それが今回、ようやく電車がここで折り返すようになったわけなのです。
◆Bekasi線PasarSenen経由の設定を再開◆
コタの若番ホームで発着するBekasi線
復活、といえばこちらも。なつかしの光景ですね。かねてより噂されていた環状線PasarSenen経由でのBekasi線が再設定されました。2011年の運行形態の単純化策により、Bekasi線は全列車中央線経由での運転に統一されていました。しかし、元はといえば逆にBekasi線は基本的にPasarSenen経由で、急行電車(BekasiEkspres)のみGambir経由で運転していました。が、圧倒的需要のあるのはやはり中央線経由で、そこの判断は正しいのですが、Bogor線と重複する中央線区間は増える運転本数を捌ききれず、ボトルネック区間になっていました。そこで昨年、ついに運輸省からも遅延を何とかしろと通告され、KCJは今回やむなく環状線経由を再設定しました。当初は半数程度がそうなる予定でしたが、どう考えても需給バランスがおかしいわけで、さすがにJatinegara~Manggaraiをパンクさせるわけには出来ず、運輸省へのお膳立てとして、とりあえず1運用だけ経路変更したという形になりました。ただし、これを機に今後の修正ダイヤで、徐々にPasarSenen経由にシフトさせる可能性はあります。とりあえずは中央線の遅延状況次第でしょうけど(ここ2、3日見ている限りでは、限りなくスムーズに中央線が流れている)。
コタ3番線に入線する05-108F
従来は輸送障害時のみ見れたBekasi線のKampungBandan発車シーン
なお、Bekasi線関連ではダイヤ改正を前にして3月29日から6000系VVVF車のBekasi線運用が開始されています。これはBekasi線内の変電所増強が完了したことに伴うものです。連日、1本程度がBekasi線運用に就いています。
◆こちらも復活◆
以前にも書きましたが、ダイヤ改正の裏で、しわ寄せが来ているのがBogor線です。Tangerang線はなんだかんだで丸く収まりましたので。というのも、10連編成をことごとくSerpong線に持っていかれたため、Bogor線の8連運用が激増しています。環状線直通電車がAngke止を含め、大多数が8連化されました。コタ発着の日中8連運用も復活しています。
・おまけ
RailClinikようやく撮影に成功。前が第一編成、後ろが第三編成。
最新ニュース欄でお伝えしている通り、先日RailClinik第三編成がジャカルタに送り込まれ、試運転を実施しましたが、引き続きTanahAbang機関区での留置が続いています。第三編成はこんごスマトラ、メダン地区に配置予定で、TanjungPriokから航送予定ですが、4月上旬に予定されていた大統領列車の予備を務める関係で、TanahAbangで留め置きになっています。予定では4月4日にTanahAbang~Bogor間で大統領列車が設定予定だったのですが結局ウヤ。RailClinik重連での貴重な走行シーンはお預けになってしまったのですが、まだ留置しているということは、まだ可能性はあるということなんですよね??
以上
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