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既にTangerang線で試験運用が続いているIC乗車券COMMETですが、4月22日よりBogor線JakartaKota~Depok間での運用が開始されました。当初計画ではBogorまでの予定でしたが、運用状況を見てみるとDepok以遠での使用は始まっていない模様(BojongGedeの改良待ち?)。

さて、いよいよ本格的に始動したとも思えるCOMMETですが、まさかTangerangの次にBogorとは驚きです・・・。まあこの状況を見るとTangerangではそこそこ上手く回っていたのではないかと思います。しかし、JABODETABEK管内で最大の輸送量を誇り、しかもそれゆえに各駅では様々な抜け道(Manggaraiとかどう見ても回収不能でしょう;;)が存在するBogor線で、果たしてIC乗車券の回収が上手くいくのか?なお、今回も日中、概ね朝10時頃~14時頃までの限定運用ではありますが、実用化へはまだまだ遠い道のりと言えましょう。

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Tangerangでは使用されなかった赤い箱も使用開始されました。チケットはここから出てきます。

そもそもCOMMET化の構想段階では日本のSuica等と同様に、デポジットを徴収し、乗客にIC乗車券を保有させ、かつ普通乗車券(要するところのシングルチケット)は廃止!というこれまた挑戦的な発表をしていました。もっともこの背景には日本では既に“紙”の乗車券が存在していないという誤解があったわけで(自動改札に紙のキップが入るというのが信じられないみたいですね)、しかもその後、乗客からデポジット制についての反発もあり、今のtrans jakarta式の全く意味の無い電子化に落ち着いたというわけです。儲かったのは機器提供会社(おそらくヨーロッパ資本ですね)だけで、鉄道会社にとっては効率化のへったくれもありません。当地邦人紙、じゃかるた新聞にも記事が出ている通り、駅長は「ジャカルタコタ駅は植民地時代からの面影を残し、満員電車の屋根の上に乗客が乗っている古臭いイメージがある。近代的なイメージを広めていきたい」と仰ったそうですが、結局全ては「見てくれのため」なんですね。

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ちょうど某駅では知り合いのKCJ本社スタッフさんが自動改札のチェック中でした。いつまで動くかな??

こんな中途半端な状態で、IC乗車券を運用したところで、きっと自動改札は再び無用の長物になり、長い眠りにつくというのがおおよそ予想出来ます。ともあれ、7月には本格運用も予定されており、今のところ紙切符とEkonomi電車と共に消え行く運命にあります。収集はお早めにどうぞ。

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最寄の某駅にてCOMMETの利用案内フラッグと、KIOS跡地に出現した謎の鉄骨(おそらく新しい改札が出来るでしょう)。

おまけ

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Manggaraiにも旧本屋脇にコミューター用と思しき建物の建設が始まっています。オランダ時代の面影を色濃く残す低床ホームもいずれ見納めになるのでしょうね。