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Duriを発車する8612F

不死鳥の如く復活したDuriの線路市場も、まるで幻だったかのように、完封なきまでに破壊されつくしたDuriの商店群・・・。この土日も彼らが戻ってくることはありませんでした・・・。もう二度と戻ってくることはないのでしょうか??

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続いて1090Fが市場の跡地を通過

一見、もう二度と線路市場の復活は出来ないようにも思います。しかし上画像の背後にあるバラック小屋の内側、実はディープな俗に言う伝統的市場が広がっているのです。ちょうど車両先端右側の柵がくの字に曲がっているそここそが、市場の入り口なのです。

これまで、線路市場と駅前商店ばかりに気を取られ、ろくに駅ソトなんて歩いておらず、この伝統的市場に入るにしてもこの線路口しか使ったことがありませんでした。ですが、今回、騒ぎの中心である駅東側の駅ソト商店街の残骸を見るついでに、駅前を散策してみると、このバラック小屋も、Pasarとして立派な看板が立っておりました。

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その名もPasar Pos Duri!

決して衛生状態が良いとは言い切れませんが、これこそがジャカルタの下町の情景。しかも、このような市場も、市のプランでは近いうちに全て閉鎖する予定であり、ジョコウィ知事も、伝統的市場の移転(名目上でしょうけど)を謳っていましたので、記録するなら今のうちが良さそうです。ある日起きたら、一面全て焼け野原になっていたなんて、よくある話ですので。

かつては駅前商店からも、そのまま繋がっていたPasar Pos Duri。残念ながらKAI敷地にかかる部分は、周知の通り、全て破壊されてしまい、残った部分もいつ破壊されるかわからない(おそらく空港線開業までに地上げ屋の餌食になってしまうでしょう←空港連絡線建設を断固阻止せよ!)状況ではありますが、悲壮感漂うことも無く、通常通り営業中でした。いつもは市場の中を回って線路に戻ってしまうわけですが、今日はそこをさらに突き進むことに。するとそこにはまだ見ぬDuriの光景が!

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これぞジャカルタの下町!

そしてこの中にも個人商店が軒を連ねており、おそらく線路市場というのは、このあたりの商店主が広い販売スペースを求めて、休みの日などに線路で営業していたのでしょうね。

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クリーニング屋さんですね↑↑

Duriのあの暴動はかなり衝撃的でしたが、その裏ではこのような平和な世界が戻っており、ホッとしました。そして彼らの営みを見ていると、やはり下町パワーを感じられずにはいられませんでした。いつかまた、市場が再び日の目を浴びる場所に戻ってくることを願ってやみません。

なんだか、最近ようやくバリ一辺倒の観光ではダメだと気づいたようで、Jakartaの観光客誘致にも力を入れていく(まずはKota北部の荒廃したオランダ時代の街並みが再整備されるでしょうね)ようなので、やはりこういうものも残しておかないとダメですよねぇ。

最後に、空襲後商店追放後のDuri駅前。

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市場側から駅を望む

これは酷い・・・。もはや人の歩くスペースすらないってどういうこと??

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こんどは同地点より市場側を

しかしこんなに広かったんですね、Duriの駅前。ここにDuriシティエアターミナルが建設されるわけですが、果たしてKAIの思惑どおり、事が進むでしょうか。

これも再三申していますが、こんなところに空港線持ってきて、誰が利用するんだよ、と。