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大屋根が外され、モナス駅さながらのINKAブース 車両はその後昼間に搬出された模様

先月末から開催されていたJakarta Monorail Exhibitionですが、一足先にINKAのブースがラマダン入り前、7月7日を持って閉幕。またCNR率いるJakartaMonorailブースも14日をもって終了。共に、一部展示内容が変更になっているとのことでしたので、INKA最終日の日曜日、再度モナス前広場に行ってきました。

◆謎のモノレールの歌が流れ続けるINKA館
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10時半に会場入りしたものの、CNRは11時からとのことで、必然的にINKAへ。2週間経っても相変わらずの人気ぶりで、列に並びます。するとBGMにあわせて、会場どこかの係員が歌い出す!♪Ayo Naik Monorel hohoho!♪お世辞にも上手いとは言えず、どう考えても即席で作った替え歌・・・。しかし真面目一辺倒のCNRと比べたら、笑わせてくれるなかなかよろしい演出でした。子どもたちも喜んでましたし。

閑話休題。本題に入りましょう。前回は、初めてだらけで色々見落としていた部分もあったと思うのですが、明らかに変わった部分をいくつか。

・案内パンフレットが用意される!

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会場にあった車両データ

これは大きいですね。路線データの詳細がようやく手に入りました。そして、このモノレールの事業主はやはりINKAを初めとして、全て半国営企業の連合体なんですね。というか会場にも看板が立っていましたね。(前回あったっけ??;;)

それによるとルートは以下の通り。

フェーズ1A Cawang~Cibubur:13.728km, Cawag~Bekasi Timur 18.138km, Cawang~Kuningan7.170km

フェーズ1B Palmerah~Kuningan/Kuningan~Dukuh Atas 11.991km

フェーズ2 Pulo Gadung~Harmoni~Daan Mongkot~Kalideres29.776km, Daan Mongkot~Soekarno Hatta Inter national airport14.628km

フェーズ3 Cibubur~Bogor(Sentul)19.761km, Bekasi Timur~Cikarang7.426km

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路線イメージ

いやはや、お役人の頭はぶっ飛んでますね。当初案のフェーズ1は置いといて(それでもCawang~Kuninganが延長されている:KCJ線に乗り換えずに行ける点では優れていますが)、なんだよ、フェーズ1Bって・・・。Palmerah~Kuninganなんてジャカルタモノレールと近接しているPalmerahまでの延長はどう考えてもジャカルタモノレールとの接続を考えているのでしょうが、だったら規格を揃えろよって話)んだろうし、Kuningan~DukuhAtas、さらにフェーズ2でHarmoniまで行ったら、我が国が主導で進めているMRTともろ被り。ジョコウィがMRT建設を渋る要因はこれだったのか?いずれにせよ、MRTの第二期区間、DukuhAtas以北は建設されない可能性が非常に高くなってくるのは間違いないでしょう。MRTはせっかく軌間1067mm、架線集電式の普通鉄道規格での建設にこぎつけた(第二期区間だって設計自体は既に終っているはず!北コタでのKCJ線との夢の接続が!!)のに、全く余計なことをしてくれます。DukuhAtas止まりでど~すんのよ!

さらにフェーズ3ではモノレールがスカルノハッタへ?もうむちゃくちゃですね。これやるんだったら、わざわざ大金かけて無意味なTangerang線改良する必要なんてなかったじゃない。しかもこちらにも今年度から空港連絡線区間を含めて円借款予算が組まれているわけで。

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このまま行くと少なくとも3つの規格も企業も異なる軌道系交通が混在することに・・・

もっともどこまでが妄想で、何処からが本気なのか全く読めないのがインドネシアの公式発表であり、実際建設を始めないことには何もいえないんですけどねぇ。お役人が何も考えていないことは明白であります。そもそも公共交通運営は一体化すべきとか行っておきながら、KAIあり、MRTあり、Jakarta(市営)モノレールあり、そしてこちらの国営モノレールありと、協調性のないインドネシアンマインドをいかんなく発揮しています・・・。

・発車案内を設置(初日は稼動していなかった・・・)

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はい、おもちゃですね。しかし車内の路線図にしても、こちらは相変わらずCawangをターミナル駅にしているようで・・・。


・自動改札機も本格稼動!
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と思いきや、こちらはカード切れなのか動いておらず・・・ トホホ

なおモノレール車内ではモノレールについての説明が行われるようになっていましたね。自動放送と次駅案内のLEDも動いていました。

◆表向きには真面目一辺倒のCNR館にも変化が

INKAを後にしてそろそろ開場するCNRへ。既に列が出来ているわけですが、あまりに進みが遅い・・・。前回なんてスイスイ進んでいたのに・・・。パフォーマンスもないし、なにせ屋根の無い炎天下で待たされるので、列を離れていく人もちらほら。しかしながら、こちらにも改良?が施されていて、如何にも急遽用意しました的な車内放送がスピーカーから流れておりました。しかし走行音がこれじゃあ、ロッキード式だよ・・・。

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モノレール作らないと大変なことになりますよ!ってのが効果音つきで流れます

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しかし2番目のブースでは引き続きアジアの都市鉄道の紹介 モノレールなんてほとんど出てこない・・・

さてようやくギンギンに冷えたシェルターの中へご案内されます。すると、以前はそこから先、自由行動だったのですが、今回はホーンテッドマンション式?に集団移動でブース毎に一旦止められ、係員の説明が入るようになりました。まあ以前のがあまりにもひどかったですからねぇ・・・。展示内容は基本的に変わっていないのですが、やはりジャカルタモノレールの解説が口頭ながら追加されることに。また元々暗かった館内ですが、さらに照明が落とされ、特に入り口の映像を見せられるとことか、ある意味洗脳でしたね(笑)もっとも市民を洗脳するくらいの勢いがないと公共交通整備なんて進まないわけです。

・モノレールが複線化!?
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しかし一番驚いたのがこれですね。今まで単線だったNゲージジオラマがいつの間にか複線化!そして新たに極寒対応731系を投入(爆)足りないもう1本は暗くて見えづらかったですが、211か213系っぽいものが走っていたように見えました。

・実物モノレールにドア開閉ギミックが追加!

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ドアを閉めた姿。 そこにもしっかりラッピングもされていました

そして最終地点の重慶モノレール乗り場へ。いい加減ここからは自由行動かと思いきや、全員車内に入れられ、なんとドアが閉まる!ちゃんと運転室のドアスイッチで操作してます!そして、またしてもジャカルタモノレールの解説が入り、壁側のスクリーンと連動させて、1~2駅分の体験乗車的なデモンストレーションが実施され、ドアが開き、見学終了となりました。なおプラットフォームには以前は見かけなかったグッズ売り場がお目見えしており、誰も見向きもせず、暇そうにしていたので、散財してきました。といってもスタッフが来ているオリジナルシャツも200円だし、予想していたよりも良心的なお値段でした。

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解説中の車内 LCDは相変わらず消えたまま

なお、16日付けの報道によると、この会場やFaceBook上などで募集していた愛称がJET(JakartaEcoTransport monorail)に決定していたとのこと。残念ながら当方が応募したジャカルタ ドリーム開発にはなりませんでした;;ちなみにJETだと、以前trans jakartaコリドー1のオペレーターだったJakartaExpressTransと被るんですよね・・・。またJETにはCNRの他にもバンコク公共輸送公社BTSも運営面のアドバイザーとしてか、バックについているみたいです。