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来週は何かと期待できそうな予感

更新が遅れまして恐縮です。先週末のゲート前。よく見てみると、都営6000の頭が倉の中に見え、すでにマンガライ工場仕様の青細帯化されているのが確認出来ます。6201Fなのか、6171F(但しこちらは先頭車のみで中間車なし)なのか、またどのような組成で出場するのか、楽しみです。

先週の動きで最大のニュースはやはりこれ、203系マト52の運用開始。既に最新ニュース欄でお知らせしているとおり、2011年11月に改造明け試運転を行ったものの、台車の不具合(?)により、以来BalaiyasaManggarai等に留置されていたマト52編成が永い眠りから目覚め、9月11日、ついにデビューを果しました。編成不足に喘ぐ現場スタッフにとっても、今のところ優秀な走りを見せている203系の増備は朗報に違いありません。

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光線状態が悪く、すみません・・・。運番はBogor電車区のご好意で52F。

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後追い。幕はあのときから上野のまま。

マト52は他の203系同様書類上はBogor電車区の配置となるようで、それに伴い103系の出番は、11日以降激減しています。土曜日には運用されたようですが、コンプレッサー不具合だかで、朝の上りで運転を打ち切り、Depok電車区へ回送されてしまったようですし。またマト52も出だしは103系の運用を踏襲しているようで、あまりお目にかかれるチャンスがありませんでした。もっとも203系はなかなかの定評があり、今後はすぐに終日運用としてバリバリ働くことでしょう。

続いて、地味なネタですが、メトロ5000系66FがDjokoVisionになってから初めて、Bekasi線に入線しました。なおDjokoVisonの自動放送及びディスプレイはBekasi線に対応していないようで、中央線区間を含めて稼動していません(ディスプレイは海の魚及びDipoのプロモーション動画のみ提供)でした。

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わかる人だけ、ニヤっとして下さい(笑)

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ついでに後続でやってきた6107F。引き続きBekasi線で運用中。

先週、KFW Ts1が車両故障を起こし、戦線離脱したとお伝えしましたが、なんとTangerang線でTs8と組み、営業再開。制御機器関係の故障で、メンテナンスのしようがない(だからKFWは嫌いだ的なニュアンス)と伺っており、INKAもスペアパーツを供給しないと、現場から不満の声が漏れていましたので、当分復帰はないだろうと思っていましたが、まさかの復帰。Holec以降の新製投入車が作り上げたINKAの電車はダメというイメージがあまりにも強すぎて、KFWも同様のレッテルが貼られているように見えるのは気のせいでしょうか。まあデビューしてからまだ半年程度ではなんとも言えないでしょうが、10本中9本は現時点で連日稼動しているわけで、素人目には、KFWなかなかやるじゃん、といったところです。

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完全に証拠写真です・・・

どうせ八目鰻だし、と甘く見ていたら、まさかのTS1で、慌ててカメラを取り出した次第。KFWだからといって見くびってはいけませんね・・・。なお、これにより数週間続いていたTangerang線での譲渡車の運用は終了し、再び3運用とも、KFWでの運転に戻りました。

ではこれまでTS8と組んでいた編成は何処へ行ったかというと、4連単独でFeederに入っていました。

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8連運用からあぶれてしまったのはTS6

なお、今週末のFeeder運用はKFW TS6,TMG6271F,TMG6217F(Lakitan)の3本でKRLIはお休みでした。そういえば前回6271Fの組成を掲載しておりませんでしたので、改めて記載します。

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先々週、4連となった6271F。人の入らないバージョンを。

新6271F:6271,6276,6275,6278
※6272,6277が欠車

先週の動きは以上。

さて、この週末はお客様のご案内がてら、Duriの線路市場を撮影後、そのままEkonomiLocalに乗り換え(これ観光客にはゴールデンルートになりますよね?)、Serpong線方面に進みましたので、定番となったParungPanjangのS字カーブの画像を上げておきます。ちなみにTHB通過処置後、初めてEkonomiLocalに乗りましたが、やはりEkonomiにしtrは閑古鳥が鳴いていました。THB機関区脇のCommuter用改札口が拡張工事中ですので、こちらから入場が可能になれば、この状況では再びEkonomiLocalは停車するかもしれません。

まずは久しぶりにバカ殿こと6281F。

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ペチャンコ帽のグラサン運転士がノリノリでバクースを決めてくれました(笑)

この6281F、よくよく考えてみると、唯一の6連車となってしまったのですね。一時は8本も存在した6連車も、その時代に幕を閉じそうな予感です。というのも同じく後期タイプの6271Fの4連化で抜き取られた2両を6281Fに組み込むのは大いに有り得るでしょうし、逆に今アタマだけになっている6171Fに中間2両を供出することも考えられ(但しこの場合、集中冷房と分散冷房の混成編成になってしまいますが)るからです。Serpong線ですら、そこそこの混雑になる今や、1本だけ6連というのは、使いづらいでしょうから、いずれ何らかの動きが出てくると思われます。

この時間帯、列車が続々やってきます。やや遅れでやってきたSerpong/Banten線のスター、KRAKATAU。以前もこの位置でアップしていますが、今回は逆エンドバージョン。CC203とか206が入ればネタだったのですが、201でした。

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新製冷房客車はやっぱりカッコいい!

所定ですと、この前後にRangkasJayaが入るはずなのですが、結局来ませんでした。後で確認してみると、時刻が変更されているようで、Rangkas10:05発の列車が列番はそのままにRangkas15:00発(←というかこれ、レバラン臨のスジだよね・・・)にシフトしている模様。ただでさえ空気輸送のKRAKATAUに近接(というかほぼ続行でしたからね)するのは無駄という判断なのでしょうが、15時にずらしたところで、今度は約20分前にKALIMAYAがあるわけで、どちらが良いかは一概には言えません。まあParugPanjang以遠の単線区間は結構ダイヤが結構キツキツになっています(とりあえずTigaraksaの交換設備を供用開始しなさいよ;;)から、やむを得ないのでしょう。来年には複線化が完成するでしょうから、そのときには大きくダイヤが変わるのではないでしょうか。

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最後はお目当ての05系

05系とTMG6000系の溜まり場と化しているSerpong線ですが、緑の中を行く05系は何度撮ってもたまりません。天気にも恵まれ、今回も最高でした。

このままMajaに進んでも良かったのですが、午後1発目のMaja行きCommuterLineはKFWだった(どうもこの運用、KFW率高い・・・)ので、こちらは省略。

今週は以上。




コメント

コメント一覧

    • おがわ
    • 2013年09月17日 10:24
    •  毎度ながら我儘一行をご案内いただきまして誠にありがとうございました。特に最終日のDuri線路市場は往年の活気こそ無いものの、自治と管理がしっかり行き届いて列車の運行には問題無く運営されていたのには感心いたしました。当局も是非「名物」にして観光客より入場料を徴収(Commet対応可!)して盛り上げていただきたく思います。
       スルポン線のS字カーブも最高でした。日本での05系活躍シーンには全く無縁であった長閑な水田地帯が広がる沿線での走行ぶりにはファインダー越しに興奮を覚えました。電化延伸→複線化と都市化が著しいスルポン線沿線ですので、数年先にはあの光景も高層マンションが立ち並ぶ風景に変わってしまうかもしれませんね。今後予定されている「ニューフェイス」が活躍開始した頃、再訪させていだきたく思います。
    • 丸太
    • 2013年09月17日 20:18
    • こんにちは。
      Serpong線客車列車は試行錯誤ですね。私としてはKalimayaやRangkasJayaにも新製冷房車を投入し、料金相応のサービスを提供すべきだと思います。改造車でAC料金ってこの2列車だけですよね?
      ところで、6171-6272-6277-6178だと編成中にDC-DCコンバータがありませんので、互換性の問題を別としても先頭車の冷房が動きません。6177Fが2台占領している限り、どうやっても10編成しか組めないのです。6272-6277は素直に6281Fへ組み込むのではないでしょうか。
    • パクアン急行
    • 2013年09月18日 00:56
    • <おがわ様
      先日は、こちらこそお招きいただきまして、ありがとうございました。楽しい週末を過ごすことができました。そうですね、ここは割り切ってDuriの線路市場は観光資源として温存してもらいたいものであります。
      そして次回は、是非ParungPanjang~Maja間で沿線撮りしましょう。きっとその頃には本数も増えているでしょうし。またのお越しをお待ちしております。
    • パクアン急行
    • 2013年09月18日 01:31
    • <丸太様
      いつも鋭い視点からのコメントありがとうございます。
      冷改Ekonomi車両の件ですが、冷改車を使ってAC運賃を取る列車はかなりあります。例えばJakarta地区の発着でしたら、SerayuやBrantasなど、黄色い客車ながら、冷房搭載時に値上がった列車は全国に存在しています。逆に運賃が据え置かれている方が稀であり、EkonomiLocalを名乗る全車自由席の列車は、冷房ながら破格の値段となっています。Jakarta地区でしたら、Banten線のEkonomiLocal(Patas含む)、またJakarta~Purwakarta間のEkonomiLocal(Patas含む)で、現時点では冷房車と非冷房車が混在しています。ですから同じ車両を使用しているのに、値段が十倍単位で違うというのがザラに発生しています。もっともEkonomiLocalが安すぎるのですが。ただ、それでも距離が短いのでBanten線のKalimayaやRangkasJayaは非常に割高感がありますよね・・・。KAIの運賃システムはブラックボックスなのですが、基本的に距離が長いほどお得になるようです。またご存知かと思いますが、同じ区間でも列車によって運賃が違ったりと、おそらく補助金などが絡んでいるのでしょうが、解せない点が多々あります。このあたりも、本気で今後近代化を進めるなら、取り組んでもらいたいところであります。
      なお、新製冷房車は運輸省がINKAに発注し、それをKAIに貸し付けている(この間で金銭のやり取りがあるのかは不明)ため、KAIの意向で一気に増備するというのは難しいようです。そもそものINKAの製造能力が低すぎるのが問題だと思うのですが。
      そして都営6000の件。DCDCコンバーターのことを全く関知していませんでした。ご指摘ありがとうございます。そうなると、アタマだけの6171Fの中間車を捻出するにあたって、再度組み換えをせざるを得なくなりますね。6177Fから6006形を含む1ユニット抜き取ればいいわけですが、となると6177Fが再び6連になってしまうわけで・・・。
      後期車6272の冷房対応のMGで、6171Fの冷房を回せれば解決するのでしょうけど。導入当初は混成編成もいたわけで、互換性はあるとは思うのですが。或いは4+4で8連固定を組むというのは無理なんでしょうかねぇ。
      長々と駄文失礼しました。
    • 丸太
    • 2013年09月18日 22:41
    • お返事ありがとうございます。
      他路線でも同様の値上げが行われていたのですね。自由席列車は公式で検索しても出てこないので気付きませんでした。春の公式時刻表ではTegalArum、Serayuなどは「Ekonomi」としてEkonomiACから区別されていたと思うんですが…本当にちょっと前の情報はあてになりませんね。
      都営6000の混成ですが、前期車には交流200V引き通し線があるため、後期車編成にDC-DCコンバータを積んだ前期車を組み込む分には問題は少ないのではないかと思います。一方、おそらく後期車には直流600V引き通し線がないため、前期車編成に後期車を組み込むにはDC-DCコンバータが両側に2台必要になるような気がします。いずれにせよ、導入当初の稼働車は8連8本なので、いくらでもやりようはあったでしょう。
      4+4編成については、6227Fと6151Fを除けば前面にジャンパ栓があるので、確証はありませんが走行自体はできると思います。
    • パクアン急行
    • 2013年09月19日 06:46
    • <丸太様
      いえいえ。ニッチな世界で、独りよがりな意見になりがちですので、非常に助かります。
      都市近郊には普通列車というべき全車自由席のEkonomi列車が多数設定されているのですが、これが公に時刻が出ていないというのKAIの最大の問題(といっても旅行者はこんな列車に乗らないですから、気にするのは一部のマニアだけですが)でして、現地に行って駅貼りの時刻表を調べるしか、それを知る方法がないのです。また概ね6月頃までに全車指定席、つまりオンライン予約が出来、我々が容易に時刻を知ることが出来るEkonomiは全てEkonomiACに格上げ&値上げがなされました。
      が、ここにも落とし穴がありまして、冷房化の際に、RangkasJayaのようにEkonomiLocalながら座席指定制(正しくは座席定員制)になり、値上げがなされた列車も存在するのです。この手の列車に一番の割高感が残るのです。
      大別すると現在インドネシアには3種のEkonomiが存在すると思われます。
      ①元々全車指定席で、通過駅がかなりあり、運行区間が長く急行列車的性格が強いもの。オンライン予約可能。全車冷房化。
      ②元々は全車自由席。中距離列車で、1日に数往復設定され、Commuter的性格が強く、快速列車と言えるもの。RangkasJayaやスラバヤ地区のRapiDohoやPunataran、また気動車快速MadiunJaya,Pramexなどが該当(但しTG~SMC間のKaligunMasは②のタイプから①に一気に格上げた変り種)。冷房化を機に座席定員制になり、値上げ。オンライン予約は不可能で、時刻表の入手も困難。ただときおり広報誌やWeb上、またMajalahKaなどに掲載されていることもあり。
      ③全車自由席の都市近郊普通列車。種別はEkonomiLocal或いはCommuter(KRLは除く)。1日に数往復設定(一部除く)され、気動車列車を中心として非冷房車がまだ存在。当然ネット上に出てくる機会はほとんどなく、外国からでは時刻を知る由はありません。冷房化されても運賃は据え置き。
      そして都営6000系の件、ご教示ありがとうございます。大変勉強になります。やはりDCDCコンバターが今後の組成変更の鍵を握るのですね。1両でも多くの車両を有効活用し、4両又は8両への組み換えが出来ることを願いたいものです。
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