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20日まで絶賛開催中!

落花生。様がすでにお知らせしている通り、9月24日から10月20日までの約1ヶ月間、オランダ大使館のイベントスペース(ERAMUS HUIS)でインドネシアの鉄道歴史展が開催されております。インドネシアの旧宗主国であり、鉄道の礎を作り上げたオランダが主催であり、さらに後援にはKAIがバックアップしているということで、内容には非常に期待が!しかしながら残念なことに、大使館内での展示ということで、開催時間に限りがある上、日曜がお休み;;となれば、狙い目は平日の朝!ということで、ラッシュの電車に揺られながら、Cawangでtrans jakartaに乗り換え見学して参りました。最寄はtjのKuninganBarat又はKuninganTimurです。

さて、よほどの用事がない限り、足を踏み入れることにないKuninganエリア。ジャカルタでありながら、ジャカルタでない景色に浦島太郎状態になってしまうのがこの界隈。幸いバス停から近く、なんとかたどり着くことが出来ました。しかしスカルノハッタの空港以上に厳しいセキュリティチェックに、若干ビビりつつも、無事入場することが出来ました。セキュリティーを過ぎれば、撮影もOK、どうぞ好き勝手にしてください状態でしたので、ホッと一息つけました。

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ジャカルタコタを模した入り口から中へ入るのですが、下に注目・・・

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いきなりコレですもの・・・。

いやぁ、やる気のない館長にお出迎えされてしまいました(笑) 客入ってないんだろうなぁ;;さっそく館内に足を踏み入れると、受付のところには、これまた暇そうなKAIの職員にお出迎えされてしまいました。KCJスタッフから入場者には入場記念品があると伺っていたのですが、初日だけだったとか・・・。え~、昨日はまだあったって言ってたぞ?? まあ、そこはなんとかKAIのお姉さんにお願いオネガイして、出してきてもらいました。なんだあるじゃないか。

それでも、紙袋と卓上カレンダーははけてしまっているようで、ゲットはなりませんでした。

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ちなみにコンプリートするとこうなります(残り分はお偉方の来賓用だそうで;;)

にしても、入場料も取らないイベントに、これだけのグッズを用意するとは毎度ながら太っ腹ですな。公式グッズ売ればいいのに。

と、こんな前置きを楽しみつつ、展示室へ。展示室は1室のみで、基本的に写真とその説明が設置してあえるのみでしたが、私のような初心者にとってはなかなか興味深い内容でした。全部紹介してはキリがありませんので、気になったものをピックアップ。

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展示室の中はこんな感じ

まず目にとまったのはこれ。

SLを紹介するスペースにこんな写真が。

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Cikampekに停車中のC28 26としか解説がないのですが・・・

なんとなくC12に見えなくもないのですが。日本統治時代、確かに一部の車両が供出されているのは事実ですので、ありえなくもない話です。ただその後残ったものは全て解体されてしまったため、日本製の蒸機は残念ながら現存していないとのことです。

続いて、ジャカルタの鉄道を語る上で欠かせない車両たち。

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BonBonにDjokoKendir、そしてトラバーサーに乗っているあの車両は!?

BonBonは言わずもがな、ジャカルタ地区の電化開業時に投入されたオランダ製電気機関車。この写真にあるのは3201号機で、先日もJakartaKotaで展示されたあの車両(果たしてあれが本当に3201号機なのかは微妙ですけど)です。そして、BonBonと共にセットでしばしば語られるのが、DjokoKendir。現在もBonBonと必ずペアになって出てくるこの車両ですが、実際のところはBonBonはジャカルタ近郊の通勤客車の牽引がメインであり、逆にDjokoKendirは今でいうArgoクラスの一等特急客車。ですから、本来的には全く縁も縁もない車両なのです。なお画像中段は登場時のDjokoKendir(そもそもこの名も後から付けられているわけですが)であり、現在のものはマンガライ工場で相当手を加えられてしまっていることがわかります。幸運にも保存されている今の2両も以前は事業用客車に使われていたようで、車内も今とかつてでは全く違うものであったようです。当然昔は冷房も積んでいない(空調用に氷を積んでいたようですが)わけですしね。

そして右側のトラバーサーに乗っていて、中央が低床になっているあの車両、これどこかで見覚えがありますよね?そうDjokoTingkirの客車版ともいうべき、救援用客車です。なかなかお目にかかれない同車ですが、運がよければJatinegaraに留置されているかもしれません。このブログには昨年、05-107FがCilebutで脱線したときに、救援列車として登場しているはずです。しかし、その車両が今の姿となって登場したのは、最近のことであり、特殊な形から、何を改造したのだろうか?と疑問に思っておりましたが、オランダ製の歴史ある車両だったんですねぇ。DikoLendirの復元時に、その後継の救援車として、改造されたようです。なお10数年くらい前までは、主にBanten線のEkonomiLocalなどとして、日常的に運用されていたようです。

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BonBon牽引の客貨混合列車

では先ほどのBonBonは何を牽引していたかといえば、このような長~い2軸の雑多な客車や貨車なんですね。撮影場所はManggarai~Cikiniあたりということで、今では高架化されていますが、このような架線柱はBogor線内では今でも見ることが出来ます。なお2軸客車はタマンミニの交通博物館に相当劣悪な状態ながらオンレールで展示されており、またアンバラワの鉄道博物館にも動態保存状態のものがありはずですから、是非ともBonBonとの競演を果してもらいたいものと思います。

さて、ここで問題。この駅はどこでしょう?

昔から行商で賑わっていたんですねぇ。
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ヒントは後方の、駅上屋。今も残っていますよね。

そう、これがかつてのManggarai駅。日本が手を加えていない1番線~3番線は全く変わっていないですね。本屋から2番線までの屋根はおそらく電化開業時に撤去されてしまったのではないでしょうか。ちなみに、ターミナル駅ながらKotaやTanjungPriokと比べてもかなり見劣りするManggarai駅ですが、実はここにも大屋根をかける計画があったらしいですね。だからこんな中途半端な状態で、仮営業していたようなのですが、結局完成しないままオランダ統治時代が終ってしまい、日本が3番線~6番線のみ高床化をして、今の形になってしまったのだとか。

続いてこちらは・・・。

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Tangerang駅です。長閑ですねぇ。そして広い!もっとも今や改良工事で再び3面4線になろうとしていますが、元はこれだけ広々としていたんですね。しかし、この姿の駅のまま電化され、日本型車両が入線していたら・・・と考えるとワクワクしてしまいます。

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昔の時刻表のようですが・・・

上の画像は見ての通り、時刻表ですが、Batavia(現JakartaGudang)~Buitenzorg(現Boogor)間の時刻だけ反転してしまっている??にしても、Batavia~Manggarai間をいくらノンストップといえど、10分て早すぎはしないか。ちょっとこれは怪しい;;

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各線の開業時期と運営会社、軌間。これは使えるかも?

しかし一昔の路線図を眺めていると、ホント以前はインドネシアというのは鉄道大国だったんだなぁ、と感じます。今でも東南アジアではトップクラスを誇っているのは間違いありませんが、ジャワ島内を網の目のように張り巡らされていた路線があっさりと廃止されてしまったというのは残念でなりません・・・。

最後に屋外展示

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BonBonのモックアップ・・・

雰囲気はまあ十分伝わりますが、いかんせんハリボテなんですよ。どうせなら、お子様用のチューチュートレイン(背後にあるやつ)のアタマをBonBonタイプにしてもらいたかった!

帰りにアンケートがあったので、是非次回は電化後特集をやって下さいと書いてきましたが、実現しないでしょう;;

おまけ
朝のCawangで時間つぶし。狙いはネタの多いUKI~Pancoranのピストン輸送。

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!?

おなじみの京王車に市バス(京都)の社紋が!!以前は付けてなかったですよね(記憶が曖昧;;)??

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そして、なんと最後(おそらく)の神奈中色が運用中!!(茶さまのブログを拝見する限り、ここのところ充当されているようですね)せっかくなので、UKI往復のお名残乗車。

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相変わらず、(京王)帝京大学折り返し場行き

風前の灯の日本の中古バス、メトロミニ、コパジャ共々そろそろ雲行きが怪しくなってきました。お上の怒りに触れる前に、こちらも記録はお早めにどうぞ。