trans jakarta車両にお出迎えされるハエ24
205系第三陣となるハエ13・24編成を積載し、新潟を11月中頃(15日あたり??)に出港していた貨物船が、12月3日朝、TajungPriok港に入港しました。日本を出港したと聞いたときから、今回の船はダメだ、と嫌な予感がしていたのですが、予想通りのチナクオリティをいかんなく発揮(?)し、遅延に遅延を重ね、ようやくの着岸となりました。
当初、今回も上手いこと土日を挟みそうな気配であり、ちょうどジャカルタ入りされていた落花生。様と週末はTanjungPriok張り込み!と意気込んでいたのですが、期待はあっさり裏切られてしまいました・・・。さらにその後も入港の気配なく、3日の朝になりようやく姿を現しました。平日昼間では撮るすべもないですから、今回の撮影はちょうど予定が空いているというAdam氏に任せた!と腹を決めていたのですが。
船は来たり。されど水切り始まらず・・・。
朝から張り込まれたAdam氏、お疲れ様でした。ちなみに同日日中は205系ハエ15編成の試運転も実施されており、試運転を張った者が勝ち組だったみたいですね(こちらは後日別記事にて)。しかし本当にTanjungPriok入港予定は、当てにならないのです。というわけで、Adam氏とバトンタッチし、結局私が夜のお仕事に行く羽目に。しかも作業開始は翌深夜1時。また今回、入港時に既に国内線扱い(最終的な遅れの原因はここいあると思うのだが;;)のため、いつもとは異なり、足を踏み入れたことのない国内埠頭での水切りとなりました。
上段がハエ24、下段がハエ13、なのですが、手前にクレーン車が・・・。
と、散々文句をたれて、実際船もボロボロだったわけですが、この船、とにかく巨大。そして明るい!(←ここ重要) ただその分、別の貨物も満載しており、車両の水切りまで時間を要したというわけです。
なんだかんだで、1両目が出てきたのは2時前
直前までトレーラーの姿も見えませんでしたから、ここまでして空振り?との不安も一瞬過ぎりましたが、ともあれ、作業が始まってよかったです。睡眠時間を確保するためにも、中間車は飛ばして、仮眠をする案もありましたが、下の後継に目が覚めてしまいました。
いつもの埠頭から、GEから納車されたジョグジャ行きCC206が出現!!
そして205系と並走カーチェイス(笑)
作業員たちも、一瞬おぉ!!と沸き立ちました。これはアツかった。当然CC206はゲートに向かい、こちらはPasosoに向かいますので、一瞬の並走ではありましたが。
そしてPasosoに着くと、またCC206が;;しかし205系の牽引役となるDjokoTingkirの姿もスタッフの姿もなく、ガランとしています。一旦BukitDuriに引き上げてしまったのですね。入港情報は鉄道会社のほうでも錯綜しているようです。せっかく作業が始まったのに、また足止めか、とガックリ。
誰もいないPasoso駅
ですから、画像の通り、Pasoso駅に留め置きという最終手段に出ました。鉄道会社側が車両を取りに行く気がないとき、まれにあるんですよね、こういうの。確か05のとき、しばらく港に留め置かれていましたね。まあだから鉄道会社からの入港情報は信用ならぬわけなのです。牽引車の時刻で割り出しているわけですから。
となれば先頭車の撮影大会ですね。
10号車 クハ205-143
約1時間くらい待たされて、ようやくスタッフを乗せたDjokoTingkirが到着です。後が押していますから、到着後すぐに作業が開始され、通常設置される照明器具を設営する間もなく、吊り上げとなってしまいました。ですので、オンレール時の撮影環境はメチャクチャ悪い。というわけで、そちらの画像は今回省略;;
いつものことですが、連結シーンを
さて、この後はつかえているため、どんどん車両がやってきます。
何故か8号車が先にやってきてしまい、押して後方に移動
とりあえず、9号車の吊り上げを見て、埠頭に戻ることにします。
6号車が出発準備中。7号車とは途中で行き違ってしまったようで。
ここの埠頭、初めてきたところですが、陸送途中いくつかアトラクションがありそうです。
特に今回大きいのは、同じ場所に中国からやってきたアンカイ製のtrans jakartaが留め置かれていること。せっかくですので、並びを撮影してみることに。
一応こんな感じになりました
ちょうど、これで半分がPasosoに行ったことになりますので、船の中に再度入れてもらうことに。国内線なのでこの辺はユルくていいですね。
船内には怪しい露天商がお店を出し、売春用のババアお姉さんまでいる始末・・・
ゴチェンゴチェンと江ノ島のしょうもない売店で売っているような貝殻を売りつけてくるので、5000ルピアだろ?と突きかえしておきます。
中国人警備員にそそのかされて、露天商に退出を命じる中国人船員
露天商と一緒に船外追放されたらたまったものではありませんので、さっさと先に進みます。
ちょうど1号車の顔が出てきました。その上を5号車が飛ぶ。
そして5号車の陸送を船の上から撮影。
なんとか流しになったかな??
続いて4号車も船内から。
ホントにこの船、明るくて助かります
この後はお待ちかねの6扉車の時間です。2両ありますので、1両目はそとで走りを撮って、2両目で船に戻り、最後のアタマと一緒に頂こうという魂胆だったのですが、何故かその後、アタマが先に上がってしまい、その目論見は崩れ去ってしまいました。
ともあれ、8号車は外から撮影。
徐々に空が明るんできました(あ、船会社がわかってしまいましたね)
港湾道路っぽい雰囲気のところで走行を撮ってみる
で、予定通り船に戻ると・・・
あれ、先に1号車!?
いや、でも動く順序逆にしてなくてよかった;;そうとわかればそそくさと船を後にして、外からも頂きます。
夜は暗くて取れなかったtjとの並び
真面目な方も上げておきます
いやー、しかし夜が明けてしまいました。一睡も与えてくれませんでしたよ。しかもこれはPasoso~Manggaraiの日中走行を撮れという暗示でしょうか。
まあ、まずはPaososoに戻りましょう。あとは体力次第ということで。
90度カーブをゆっくり曲がる1号車
夜撮れなかった、オンレールのシーンを。
その後、しばし間をおいて、最後の2号車6扉車をもってハエ24編成の陸揚げ作業は無事終了しました。残るはハエ13編成。作業が終了したのは一体何時だったのでしょうか!?
出発を待つ、10両揃ったハエ24編成
こんな感じに、だいぶ最後の方駆け足でしたが、ハエ24編成の陸揚げ報告とさせていただきます。走行編に続く。
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