赤い103系、ついに姿を現す 撮影:Adam氏
※編成番号及び車番に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
本日、先月中頃からDepok電車区に入場中だった103系E21及びE22編成が検査明けの試運転を実施しました。既に各所で報じられている通り、東海色からKCJ標準塗装へ改められていた当編成でありますが、結局KAIの新CIロゴが再掲出され、KKWラッピングもKAI車に準じることになりました。なお撮影はいつもお世話になっております、Adam氏によるものです。ありがとうございます。当方も、もしかしたら構内入替えやっていたりして?と淡い期待を抱いて、朝橋の上から覗いたのですが、倉の中。しかも今回、午前中のいつものスジではなく、午後の遅スジだったそうです。そういや金曜日か・・・。
Depokに入線するE20+E22編成
2年前の全般検査では各編成とも半年以上Manggarai工場に入場し、大規模な修繕が実施されましたが、今回はDepokで通常のオーバーホールだけで終ったようです。しかし末期は老体に鞭打って使っていた感のある103系、果たしてどこまでメンテナンスの手が加えられたのでしょうか。だいぶ前にKCJから103系の保守部品のテンダーが出ていましたから、おそらく一部部品は新しく交換されているとは思われますので、早く営業運転で乗車したいですね!!
なお、今回の出場に関して塗装以外の変化というと、まず行き先方向幕が現地式に更新。ただし元々この編成はほぼ白幕のみで、日本語字幕部分はおおよそ切り取られていましたので、大きな変化ではないですが、小糸製の純正幕から現地のビニール幕に変わってしまったのでしょう。ただ、KAIロゴで固定ではなく現地行き先も収録しているようで、手動で回転が可能のようです。また破損等で封鎖されていたテールライトが復活しています。
だだ残念なことに出場に際し、新ナンバリングが適用され、オリジナル車番が消滅してしまいました。塗装でナンバリングしていましたので仕方のないことなのですが。
というわけで、新ナンバリングは以下の通り。
・E22:103 - 384(K1 1 04 09), 102 - 810(K1 1 04 10), 103 - 654(K1 1 04 11), 103 - 359(K1 1 04 12)
・E21:103 - 105(K1 1 04 01), 102 - 231(K1 1 04 02), 103 - 246(K1 1 04 03), 103 - 597(K1 1 04 04)
連結部(クモハ103‐105にだけKKWラッピングが無い状態で試運転されました)
人気のあるクハ103-597は今のところBogor側についてます
連結順序は入場前と同じで、低運転台で唯一運番表示機の残るクハ103‐597は封じ込めにならず、再びカメラに収めることが出来ます。205系の投入で、引退も囁かれた103系ですが、奇跡的に全検を通り、故障がなければ最低2年の現役続投が約束されました。今後が楽しみですね。
おまけ
借り物画像だけで終らすのもなんだかあれなので、JR車繋がりで次回マンガライレポート先だし画像を。
こちらもついに姿を現した全検明けのマト66
どうやら昨日あたりに既に出場試運転を済ましているようで(最近現場から情報がなかなか入ってきません・・・)すが、留置場所の関係で8両が入りきらず、クハ203-106が1両切り離されていました。前回書いている通り、帯が若干細くなり、またKCJロゴが撤去されているため、印象がやや変わりました。幕はそのまま残置の模様。
早ければ来週末には103系,203系共々運用復帰するでしょうから、まだピカピカな205系軍団との競演、願わくば3並び!!を早く拝みたいものであります。
コメント
コメント一覧
これはまた名作の出現ですね!
いずれ再訪する際に運用入りすることを切に希望……。
それにしても、側面が103系1000/1200番台の色違いバージョンそのものですね (笑
Mas Adamの撮り方も実に日本人鉄ヲタが喜ぶスタイルで良いです!
というわけで、現在は1000系亡きあとの秩父広瀬川原まつりに向かう途上です (笑
無事復活と斬新なカラーに乾杯!
一段と鋼製車の存在がアピールされた姿ですね!
世界で唯一残る戸袋窓残存103系、高運、低運、
クモハやサハ形式、エンド逆付けの編成はまさに世界遺産に匹敵する編成です。
パクアン急行様がおっしゃるとおり、予想外に早く出場しただけに機械的メンテナンスが心配で、
エアー漏れが直っていれば良いが・・・
あと、個人的に好きだった東海色、保留車8両の動向も気になります。
でも早く撮りたいです!
ついに出場ですか〜
このカラーリング、地下鉄色っぽくて良いですね♪
以外と103系に似合ってますね。
103系、検査出場おめでとうございます。
103系がジャカルタに渡ってから、オレンジ→新潟色→青系色→東海色→KCJカラーと検査の度に塗装変更が実施され、103系ファンの1人として嬉しい限りです。
車両自体も今までのPT.KAIからKCJ所有に変更されたのではないのかと思っていましたが、なぜかKCJのロゴが付くのではなくPT.KAIのロゴが付けられるとは驚きです。また、このロゴが中間に封じ込められている先頭車の前面にあるのかどうか気になりますが、高運転台と低運転台の車両では前面の黄色帯の位置が違うのは、高運転台のほうの間抜けさを見せないような配慮かもしれませんね。(個人的には高運転台の前面のステンレス帯も塗られないで見せてくれたほうが、もっとカッコイイのではないかと思いますが)
この他、この103系の運用線区が従来のBogor線・中央線、Bogor線・環状線系統からBekasi線もしくはSerpong線系統で使用されるのかどうかも気になるところです。久々にのんびりした田園風景の広がるSerpong線で103系がMT55のサウンドを響きかせながら走る姿も見たいものです。
最後にこの103系営業とハマ線の205系到着に合わせて、ジャカルタ訪問を行いたいところですが、ハマ線の205系の譲渡に関連する動きは今のところない状態であり、プアサの時期が今年は6月下旬から7月下旬ということで、いったいいつ訪問すれば良いのか悩むところですが、今年もマニラ帰国に合わせて、ジャカルタまで足を延ばしたいと思います。
ところで、今回は記事と写真を見て気になった点があったので、コメントさせていただきます。
今回塗り替わった高運転台のクハは103-815、103-822と記載れていますが、写真からわかる特徴を見ると、運転台仕切壁の窓が無く、運転台直後の戸袋窓も無いので、現車は103-359、103-384のように見えるのですが…インドネシアへ譲渡後、仕切壁と戸袋窓の閉塞が行われていたのでしたらすみません。
これからも記事更新を楽しみにしております。
乗りたいですし、撮りたいですね!日本の高度経済成長期を支えた103系は異国の地でジャカルタの成長を支えて行って欲しいと願うばかりです。
身体がジャカルタに行きたいとうずうずしております笑
返信が遅れました。当方はフェリーウォッチングでスマトラまでちょいと足を延ばして来ておりました。また当該コメントについては会社からこっそり編集しております。
さて、今回の103系カラー、帯が細帯で地下直車にそっくりなんです。前面はさることながら、側面狙いでも撮りたいところですね。
広瀬川原レポも楽しみにしております!
<Mr.115様
そうですね。産業遺産云々にくらい登録してもいいのではないかと思いますよねぇ。
その後のマニアからの話によると、妙にマンガライでの折り返しに手間取っており、必ずしも順調な走り出しではないのかもしれません・・・。運用開始後も神出鬼没の予備編成というのには変わりはなさそうです。まあその方が長持ちしてくれるのでしょうけど。
<Masa様
いよいよです。残りの2本の動向にも注目ですね。どうせ検査通さないなら最後にキレイに磨いて、赤編成と撮影会でも企画してくれればよいのですが。
<井上様
かつての青色時代も、低運と高運で帯の位置変えていましたからね。この辺の気配りはなかなかのものだと思います。
是非とも私もSerpong線内で撮影したいですが、今まで入線実績ってあったのでしたっけ?行くとしても基本的にBogor電車区配置ですから、なかなか機会はないでしょうね。
<twingle602様
初めまして。ご指摘ありがとうございます。助かりました。車番は完全に私の勘違いでした。記事は修正しております。編成番号ごと間違えていたようです。今後ともよろしくお願いします。
<KAZUKI様
103系を初め、高度経済成長を支えていた車両の同窓会会場がジャカルタです。私もそこに惹かれ、どっぷりと浸かることになりました。お越しをお待ちしております。
実は日帰りでシンガポールからジャボタベックの撮影に行ったのがたまたま5月16日でした。
15時頃、マンガライ駅に運転停車中の赤面の103系に遭遇。
昨年の訪問では見ることができなかった103系ですが、今回は晴れて見ることができました。
しかも、低運転台の運転席まで入れて頂いて[E:heart01]
字幕には試運転を意味する「PERCOBAAN」の文字がありました。
こんちには。たった日帰りで、103系の試運転に遭遇とはついていますねぇ。Depok出発時はKAIロゴでしたが、途中でPercobaanに変えたようです。このほかにも主な行先が収録されています。
しかし試運転後も毎日予備編成で、一度も営業には就いておりません・・・。