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2014年(予定)分全車のオフレールが完了

このところ、平均2週間に1回のペースくらいで、Cikaumに足を運ぶ羽目になってしまっていますが・・・、全然更新が追いついていません。といっても、Purwakartaとは違い、到着次第すぐにオフレール、また現時点では山脈を形成するに至らず、特に毎度のレポートは不要不急かなと思う次第です。というわけで、1月9日の廃回を受けて、当面の間の締めくくりになろう、チカウム詣に行ってまいりました。過去ネタは暇なときに、気が向いたらバックデートします。

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12月末より、駅舎から向かって左側にも造成地が拡大

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JAITAから始まったCikaum廃回。気づけば早50両弱・・・

最後の4両がまだオンレールでいるのではないかという淡い期待を抱きつつ、Cikaumに降り立つと、すでに物々しいクレーンの姿もなく、全ての作業が終了していました。

いつも通り、駅詰所に挨拶に行き、撮影の許可をもらいに行きます。ついでに今後の廃回予定も尋ねてみると、今後当分、施行はないそうで、やるとしたら2015年度分の205系が来てからでしょうか。或いは都営をどっか別の場所に持っていくとか。

ぶっちゃけ、Cikaumの近況といったら、これだけなのですが、いくつか画像を上げておきます。

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危険立ち入り禁止の看板がここにも出てしまいましたが、駅員さんが良いと言うんだからTidak Apa Apaなんでしょう

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左側に造成地が拡大した結果、民家の裏庭を侵食・・・

コレ、日本人的感覚からすれば、かなりマズイと思うのですが。いいのか、これで。

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事実上最後の施行となった05-007

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12月20日に当地でお出迎えした05-107も・・・

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窓ガラスを予備品として供出してある05-107ですが、投石防護網は車内にうち捨てられていました・・・

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サハ203-1車内。突然の離脱だったため、中吊りもついたまま・・・

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何故か通り抜けが出来るようになっています

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そういえばこのステッカーも急速に数を減らしていますね

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台車も惜しげもなく捨てるとは、KCJも裕福になったもんだ

最近造成された方を中心にウォッチングしてみましたが、もはやなんと形容すればいいのやら、です。

既に2015年度分の205系120両の譲渡がほぼ確実になりつつある今日この頃ですが、その影でまだ使える車両が、場当たり的な判断から次々に廃車になっている事実は認識しておかなければなりません。文化・文明の未成熟な人々を甘やかすと、こうなるということを。しかしながら、せっかく中古車両の譲渡というビジネスが日本国内でもようやく認知されるようになってきたというのに、今回の事象は本当に残念としか言えません。海外譲渡反対派のオジサマたちは今頃笑って見ているでしょうねぇ、だから止めておけといっただろ、と。が、ここで譲渡をやめたら、それこそ中韓の思う壺。ただでさえ日本からの車両の譲渡に、世間からの風当たりの強い当地ですから、産業廃棄物の輸出と槍玉に挙げられたら、朝令暮改のこのお国柄、2019年の車両譲渡禁止例を前倒しするなんてのも、無きにしも非ず。ですから、この現状をなんとかして打開せねばならないのです、が、そんなこと言ったって、何しろってねぇ。ジレンマです。




コメント

コメント一覧

    • いずみ中央
    • 2015年01月21日 11:20
    • 今日は。此れは衝撃ですね。
      一部の編成を廃車して、使える電装品、台車、内装を全部取り外して予備部品として保管し、車体だけ廃棄する。
      之なら分かります。しかし、不調の編成片っ端から廃車にして部品取りすらせず全部廃棄してますね。ニコイチすらしないと言う。此れでは永遠に編成不足ですね。
    • ハマ線沿線の民
    • 2015年01月21日 13:55
    • すっかり廃車譲渡車両の墓場と化したこの有様を見て、今まで以上にショックを受けている私がいます。かつて廃車となった東武8000系や小田急5000形やロマンスカーなんかが送られた北館林のように重機で潰す技術もない以上、墓場がこんな状態になる事は予想しておりましたがまさか民家の敷地にまでゴミが溢れるほど場所がないとは呆れるにも程があります。せめて台車など使える部分ぐらい再利用してガラクタを減らすべきとしか思えません・・・。(怒)
    • パクアン急行
    • 2015年01月22日 00:02
    • <いずみ中央様
      まあ昨年9月から1月8日まで延々と廃車回送が送られ続けた結果と考えれば衝撃は少ないですが、仰るとおり、これじゃあ何時までたっても編成不足ですよ。もう日本に泣き付いてきても、一蹴した方が得策かもしれませんね。
    • パクアン急行
    • 2015年01月22日 00:10
    • <ハマ線沿線の民様
      一般ピープルはお上に逆らうことは出来ません。庭に廃棄物を置かれても食い下がるしかないのです。それがインドネシアです。だからお上がバカでも国は回ります。当然、ゴミを減らす努力なんてする必要もないのです。教育水準が低いところに、輪をかけてイスラム教育が為されるとこうなるんでしょう。彼らは世界を知らなすぎるのです。
    • あさぎり
    • 2015年01月22日 22:22
    • こんばんは
      遅ればせながら本年もよろしくお願いします。
      まぁこの光景は…仕方ないでしょう。国の違いです。
      ところで南武205系6連20編成の譲渡が事実上内定したようですが…この期に及んでまだ日本の中古車輸入に異議を唱える方々が多くおられるのでしょうか??
      日本からの通勤車両は今やKCJの中心的存在になっており評判も上々のように見えるのですが…
      個人的には南武で終わらしたらいかんと思います。
    • shrozou
    • 2015年01月23日 18:20
    • いつも拝見しております
      それにしてもこの廃車置き場の状況にはいつも唖然として
      画像を見ています
      日本国内の地方の小さな鉄道会社より贅沢な車両の
      使い方廃棄の仕方に見えますよね
      所変われば品変わる・・・・国民性が違うから仕方ないとは
      思いますが・・・
    • パクアン急行
    • 2015年01月24日 01:44
    • <あさぎり様
      というか、昔からインドネシアは中古車輸入反対を一貫して貫いていますよね。既にバスを含めた自動車の中古輸入が禁止になっているのはご存知でしょう。電車もあくまでも急場凌ぎの特例中の特例。表向きには国内産業の育成とかなんとか言ってますが、結局はプライドの話ですよ。前から言っているとおり、インドネシア人のプライドの高さは異常です。分をわきまえずに、奢り高ぶっているようでは、公共交通インフラを巡っては今後も堂々巡りでしょう。とにかく、2019年で中古車輸入は禁止となります。今のところは。
      同じく日本にも輸出反対の人というのはいるものです。ただでさえ鉄道業界はアタマのお堅い人たちの集団のようなところですからね。
    • パクアン急行
    • 2015年01月24日 01:56
    • <shrozou様
      コメントありがとうございます。
      所変われば品変わる、まさに言いえて妙ですね。ですから、本気でジャカルタ圏の鉄道事情を改善したいなら、これまでやってきたような生ぬるい支援だけではなんら意味はないのです。ハコモノだけ作って、車両だけ贈って、なんてのは言語道断。
      KCJはKCJでクレクレばかりしてないで、人間性をぶち壊す覚悟で来いよという話です。だから腹が立つのです。ビタ一文も金を落とさないくせに、要求しかしない。それもこれも国民性なんですが、ビジネスの相手としては最悪の人種でしょう。
    • TigersBoy
    • 2015年01月24日 17:36
    • はじめまして。こういう使い方をされると、日本で廃車解体した方が良かったのではないかともマシではないかとも思います。日本でも部品確保が難しいチョッパ車だけにしょうがないともいえますが、部品取りにして、使える車両を活用することを条件とする必要もあります。そういうこともあって、205系ではメンテナンス込みでの譲渡になっています。
    • ブログ拝見隊
    • 2015年01月24日 21:06
    • こんにちはいつもブログを拝見させていただいております。日本の譲渡した会社はこの状況を見てどう感じているんでしょうか???もし自分が譲渡した会社だとすると今後は譲渡したくないとおもいますが?譲渡して1年で廃車、車両譲渡価格1両70万程度、少し悲しくなります。
    • パクアン急行
    • 2015年01月25日 00:35
    • <TigersBoy様
      205系は本来、メンテナンス込みでの契約になるはずでした。が、KCJがメンテナンスは不要と、JRからの申し出を一蹴しました。そのため、部品供給含めストップしました。205系ですら既にむしとりが始まっており、近いうちに廃車が出るでしょう。
    • パクアン急行
    • 2015年01月25日 00:39
    • <ブログ拝見隊様
      ゴミを売却したのですから、オタ社員以外は何も思わないでしょう。まあメトロ。東急からの譲渡は今後行われる可能性は限りなく低いでしょう。となると、2019年までに出せる車両は南武205で最後になるのでは?ざまあ見ろな結果ですね。実際、どうなるかは知りませんけど。
    • 野津田車庫
    • 2015年01月25日 02:19
    • こんばんは。
      この有様を見ますに、何故インドネシアの鉄道が輸送力増強に追われながら慢性的な車両不足に陥っていたかが非常に良く分かる内容ですね。車両の製造能力がまるで無く、海外の支援無しでは成り立たせることが出来ない状態であるにも関わらず日本と良い関係を築こうなどとは露ほども思っていないことが実感させられます。しかも、一番肝心なメンテの申し出を蹴るなんて本当にバカかアホとしか言い様がありません。もっとも、要求するばかりで何を考えているのか分からないという点は他のアジア諸国も似たようなもののような気がしますが・・・。
      ところで、以前コメントでアルゼンチンのことに触れましたが、あちらのメトロビアス社は中国製新車を導入しながらも再び名古屋市交通局から5000系をC線向けに纏まった数購入している辺り、日本との繋がりという意味ではまだこちらの方が希望がありそうな気がしますね(ちなみに丸ノ内線の方は中国製の新車ではなくスペイン・マドリードの中古車で段階的に置き換えるそうです、中国なんかに取って変わられるより数倍マシではありますが)
    • ハマ線沿線の民
    • 2015年01月25日 08:58
    • 一昨年から立て続けに行われている205系大量譲渡ですら、KCJがJRからのメンテナンス支援・部品供給を拒否するとは・・・。このままでは今年譲渡される南武205達を含め折角大量に買った205系一族たちも東急・メトロ車同様ろくな使われ方もされずに長くても5年で終わるのが既に見えてますね。こんなとこにあげるぐらいなら、数年前引退した京葉線205系初期車みたいに富士急行に譲渡して残りの元京王5000系置き換えに回す方が余程いいんではとしか言いようがありません。
    • パクアン急行
    • 2015年01月27日 01:23
    • <野津田車庫様
      このままでは万年車両不足でしょう。来年、再来年にはCikarang延長、Rangkas延長が迫っているというのに、そのことを全く考慮していません。将来を見通す目というのをインドネシア人は持っていません。要するにバカなのです。こんなこと言ったら、人権団体からクレームが付くかもしれませんが、それが事実なんだから仕方ありません。これを変えるには教育水準というか、そもそもの教育のやり方を作り直すしかありませんから、我々がどうこう言ってもしようがないのですけど・・・。どこも途上国ではそんなものでしょうけど、特にインドネシアは酷いと思いますね。他の東南アジアと比べても群を抜いて社会基盤インフラの整備が遅いことが、それを物語っている気がします。都市開発なんか出来ませんよ、この人たちだけでは・・・。
      さて、アルゼンチンの件ですが、名古屋市交5000をわざわざV改造(そもそもパンタを搭載する改造をしなければならないわけですが)してまで持っていくあたり、本気さを感じますね。アルゼンチンについては全くもって門外漢ですが、きっとビジネスとして成り立つお相手なんでしょうね。それに対して、インドネシアときたら・・・。誰も手を出したがらないのも頷けます。JREも205の玉が切れたら終わりでしょう。さっさと手を引きたいのが本音ではないでしょうか。しかし、丸ノ内の置き換えは中国ではないんですね・・・。過渡期でもいいので、一度訪れておきたいものです。
    • パクアン急行
    • 2015年01月27日 01:29
    • <ハマ線沿線の民様
      せっかくあのJRが支援に乗り気になり、KCJが喉から手が出るほど欲しかった205の大量譲渡が実現したのに、その態度は何だよ、と。KCJからそれを聞いたときには呆れて何も言えませんでしたよ。KCJの連中というのはその程度の奴らだったのだというのが良くわかりました。これでは応援する気にもなりませんね。あとは勝手にしろ、です。
      富士急には当分205は行かないのではないでしょうか。国内向けにはそこそこお高いみたいですし。大月の有効長を考えたら仕方ないのですが、3連はなかなか使いづらいみたいですし。もっとも東京オピンピックと富士山の世界遺産の認定で、今後どう転ぶかは未知数ですけどね。
    • いずみ中央
    • 2015年01月27日 06:50
    • 今日は
      驚きました。205系の維持管理指導、部品供給を蹴ったんですか。維持管理する気が全く無いのですね。
      05,203,8500系が廃車になった時に「勿体無い。部品が日本から買えないのかな。」と思ったんですが、そもそも維持管理する気が無かったんですね。
      一方で、米国製内燃機関車や国産気動車は適切に維持管理されて走っていますね。
      ジャカルタは、電車を止めて直流電気機関車牽引の長大編成客車列車にしましょう。電気機関車はDF210、客車はK3にしましょう。電車より維持管理は簡単ですよ。
    • 北総daikon
    • 2015年01月27日 19:09
    • こんばんは。
      この車両の扱いを見ますととても残念です。何年か前までは1両も無駄にせずに使っていた頃が嘘のようです。その気持ちは一体どこに行ってしまったのやら。
      JRに頼めばいくらでも車両が買える。だから調子の悪くなった車両は捨ててしまえ、とでもKCJは思っているのでしょう。こんなことをやっていては、車両なんて増えるどころか減ると思います。とても呆れました。
    • パクアン急行
    • 2015年01月28日 01:08
    • <いずみ中央様
      アメロコは、云十年前に初号機、つまりCC200を導入する際だかに、GEが数十年間のメンテナンスパックで売り込んでいるため、適正な管理が行届いています。通年ではありませんが、定期的にYogjakartaのBalaiyasaにはGE社員が駐在し、徹底的にKAI職員を監視しているようです。さすがは世界のGEとしかいいようがありません。ですから、日本もまだまだインドネシアに食い込む余地は残っているということです。しかし、やるからには相手を力ずくで、押さえ込むぐらいの意気込みがなければ無理でしょう。GEに見習うべき点は多いでしょう。
    • パクアン急行
    • 2015年01月28日 01:14
    • <北総daikon様
      全くもって同感です。この数年でガラリと体質が変わってしまったと思います。もちろん組織自体が、よりシステマティックになり、ようやく一鉄道会社として認められるようになった反面、融通が利かなくなり、ルールに雁字搦めで、身動きが取れていないという印象を受けます。
      基本的に車両譲渡は歓迎のスタンスでこのブログをずっとやってきましたが、こういう状況になってくると考えさせられますよね。果たしてこれまで続けてきたことが、良いことだったのかと。とりあえず、今私がやるべきは日本車が最後の1両になるまで見守ることだといい聞かせ、続けていくつもりです。
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