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10連化された203系、実はパンタの位置が変だったり

4月20日、203系マト66が、発煙のため離脱していたモハ203-1,モハ202-1(元番モハ203-125,モハ202-125)を組み込み10連化し、Depok~Manggarai~Bogor~Depok間で試運転を実施しました。前回のマンガライレポートでお知らせしている通り、半年近く運用離脱していたマト51、4連のうち中間2両(このMM’は元マト69)が、いよいよ10連化に供出されたわけですが、傍から見てそれら2両に修繕の気配はなく(発煙の原因は高速遮断器の不具合の模様)、何故このタイミングで??と不思議に思われましたが、試運転を見て、全ては解けました。

冒頭の画像で、パンタ位置が不自然なところでお気づきかと思いますが、クハ203の次位に、サハ203が連結されているのです。何故か。その後、モハ203、モハ202と続いたのは良いのですが、次の組成を見てびっくり仰天してしまいました。

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なんだ!?この車両は!!モハ203-1(元モハ203-125)

わからない人のために、拡大。だから、今回クハを組み込んでの12連化は見送られたわけなんですね。

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もはや解説不要でしょう

203の交換部品なんぞ、もはやそう簡単に手に入る代物ではなく、しびれを切らしたのか、故障しているなら取り外してしまえ(確かに逆転の発想なのですが)とばかりに、モハ203の床下機器を根こそぎ
撤去し、T車化されているのです。にもかかわらず、パンタを付けたままなのは、とりあえず将来への希望を持っていると見ていいのか。これは恒常的に続くのかはわかりませんが、新組成は以下の通り。

◆マト66の10連化◆
203-106,203-111,203-116,202-116,203-1,202-1,203-118,202-118,203-112,202-106

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モハ202-1(元モハ202-125)

ちなみにユニットを組むモハ202-1はご覧の状況で、電装解除されたものの、その他は従来どおりで、MGも残っていました。とはいえ、203を4M6T化?もはや絶句しましたね。何を考えているんだこの会社は。これだからお目付け役がいなくなると・・・なのです。いや、KCJにも理由はあるわけで、4月1日ダイヤ改正の結果、こちらでも度々書いている通り、Bogor線の8連運用が再び増加し、朝ラッシュ時の混雑が数年前のレベルに逆戻り。そこで、Bogor線沿線民から、クレームが殺到しており、早急な改善が叫ばれていた中(とはいえ、次の6000系が来るまで抜本的対策はなし)、本社のごり押しで、現場が動いたという感は否めません。さすがに現場はヤバイとわかっているようで、あくまでもこれは試験というスタンスのようです。まあ問題なければ、営業投入してしまうのでしょうけど。それでもBogor線はマズイということで、聞くところによれば、駅間の長いSerpong線限定運用にする?とかそんな方向で進んでいるようです。確かに、103系の5+5の4M6T編成なんてのが常磐線快速にかつては存在していたわけで、まあ無理ということはないのでしょうけど、ねぇ。なお、既に廃車になった車両から部品取りした機器は既に使われつくしている(いずれしせよ、中間車廃車は必要悪だったことになります)とのことで、もはや食いつぶすしかお先はないようです。

希望的観測として、仮に4M6Tが可能ならば、残りの203系も有効利用出来る訳で、マト68,69を足して4M6Tで10連化。余った6両とマト51の頭で、4両x2本が仕立て上げられます。が、結果は果たして。失敗して痛い目を見るのか、はたまたなんだかんだで走れてしまうのか。今後に注目するしかありません。

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6123Fより長くなった203系マト66

試運転列車はゆっくりと発車して行きました。どうやっても運輸省が定める加速度を保つことは不可能ですよねぇ。