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無傷だった8929,8812,8512

Sudirman~Manggarai間で8612F撮影後、事故の連絡を受け、未回収のネタであったメトロ6119Fの撮影後、Manpangからオジェックにまたがり、Manggaraiへ。結局6119Fに飛び乗れてしまったのはラッキーだったのですが、すでにPasar Mingguを先頭とする渋滞が発生中。KCI式逝ってけダイヤですので、順次Depok折り返しにして、基本的に走らせ続けるのですが、緊急車両優先のため、一時運転見合わせ中です。

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当方乗車しているのが1618列車
Pasar Mingguの副本線も使用して2本停車していましたが、
長時間停車のためかスクショ時に消えてしまった・・・

というのも、Djoko Tingirを現場に急行させるため、上り線を追い越し車線として利用。保安装置がないからこそ、即座に単線並列対応する強みを如何なく発揮しています。上り線はPasar Minggu~Manggarai間で線閉のごとく、列車間隔に大穴が空いていました。ちなみに、こちらの列車はDuren Kalibtaでバカ停中にDjoko Tingkirに抜かれました。元々、1618列車はDepok止まりでしたが、事故発生後しばらくはDepokでの折り返し運転でしたので、特に問題なし。Depokで降りると、ちょうど後続の所定Bogor行きからBojong Gede行きに変更になりました。駅で降りた当初は、Bogor方面の客はアンコタに乗れとセキリュティが大声で騒いでいましたが、どんだけガセ情流せば気が済むんでしょうね。腹ごしらえに、駅前でサツマイモ天を調達していると、予想通りBojong Gede行きになりますとの放送。そそくさと駅に戻りました。Djoko TingkirがCilebutを通過したということなんでしょう。Bojong Gedeからは勝手知ったる07番のアンコタで、線路伝いに進みます。というか、この区間の理由は何にしろ、事故発生率異常ですよね。遡れば、HolecとRheostatikが衝突し、真っ二つになった事故に始まり、都営6000とHolecの追突もここ。05-107Fが泣き別れし、その直後2012年11月にはBojong Gede~Cilebut間の崖が崩れ、上り線が根こそぎなくなるなんてこともありましたね(昨日の記事に入れ忘れました)。そのとき、さんざんこの区間のアンコタは乗っていますので、経路と共にBogor線の線路との位置関係も完全に把握しています;;ですので、事故現場には容易に到達出来た次第。

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カーブを抜けるとDjoko Tingkirが見えてきました
そして、例の如く野次馬・・・というか鉄ヲタの集団が

とはいえ、Depok入線待ちの渋滞、そしてBojong Gedeの入線にも時間がかかり、結局現場に到着したのは14時過ぎ。さっそうと乗車電を抜いていったDjoko Tingkirはもう発車準備をしています。直線区間まで戻るか・・・とか思うや否や、汽笛一声発車してゆきました。

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本来の先頭車の連結器は、中間車の輸送で必要なため、
どっからもぎ取ったのか自動連結器をやっつけで設置していました

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Depokへ回送されるJakarta方3両
今後、どのような活用をされるのでしょうか

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緊急車両が物凄い数待機しており、野次馬の殺到といい
物々しい雰囲気・・・ですが

現場はちょうど踏切を抜けた先で、野次馬の殺到を誘発しており、軍や警察が厳戒態勢?で警備していますが、メディアと鉄ヲタは立ち入り可という、毎度の謎ルールで、鉄ヲタたちはセルフ現場検証をしています。

現場の状況

事故
簡単に図にするとこんな感じです


脱線して衝突したのか、衝突して脱線したのかが、本来であれば争点が絞られるところですが、KAI,KCI側の見解が気になるところです。なお、私の独断と偏見では、原因は架線柱倒壊にあると見ています。というか、おおよその日本人ならばそのように判断するでしょうけど。カーブではありますが、この区間は通常、Bogor線の最高速度である70㎞/hで走行しています。もし、毎度の競り上がり脱線ならば、とっくにカーブ外側に飛び出しているはずで、内側の架線柱に接触することはないと思われます。しかもこのような大事故の割に、脱線痕の範囲が短い上、かなり傷が浅く、8912号車の後方台車が、前の2両に引きずられて脱線して付けたものではないでしょうか。そして、8612号車はトップスピードでカーブを抜け、架線柱倒壊を発見も減速が間に合わず、衝突し、衝撃と後方からの推進力で、このように大きく上り線側に飛び出すに至ったと考えます。

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気になるのは、ハンガーが明後日の方向に向いた架線柱

現場では、Cirebonから配給中のクレーン車の到着までに、架線を外す作業が進行中です。そんな中、上の写真のようにハンガーがBogor方面からの強い力で引っ張られた形跡のある架線柱が脱線現場直前にありました。事故によりこうなったのか、事故前からこのようにBogor側に引っ張られていたのかは気になるところです。この区間、ちょうどエアセクションのようになっており、この架線柱がBogor側にかけてしばらく、二重架線となっています。突っ張りのワイヤがあるのも見えます。

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クレーン作業のため、上り線の架線も撤去中

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0717に先頭車の連結器を設置中

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この先の3両が線路から大きく外れています

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線路から外れ、傾いた8912
この1両は温存しておかないと、今後の組み替えに支障が出そうな予感

なお、下り側の架線柱ばかりが注目されてしまいますが、実は倒れたと思われる架線柱は複線式で、トラスビームが架けられていました。そのため、上り側の架線柱も、この1本だけポッキリ折れています。ただ、気になるのは根元はしっかり地面から垂直に立っており、そうなると両抱きの複線架線柱の下り側だけが線路側に斜めに傾いたということになるのですが、そんなことは実際に起きるのでしょうか?それだけが、最大の謎です。ただ、もう一つ気がかりなのは、3月上旬からBogor~Cilebut間において、夜間に架線関係のリフレッシュ工事を実施していることです。当該架線柱のビームはこの工事時に交換されたものの可能性があります。そのときに、何らかの施工ミスがあったのかもしれません。

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横倒しになった8712
ビームと接触したのか、屋根材が一部削られています
韓国製冷房も1台落下(キセはどこへ行った?)

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地面にめり込む形で停車した8612

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衝突部分
よく見ると、架線柱を2本巻き込んでいます
奥のものが最初に衝突した複線式架線柱でしょう
そして、手前の曲がった架線柱までが二重架線区間です

脱線痕はこの時点では確認できませんでした。0717,0817移動後の状況は、また次回お知らせします。こんなネタ、小出しで延ばしてもしょうがないのですが、明日も早いので今回は失礼します。

鉄道コム

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