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線路際カンプンに突っ込む形で停車した8612F

3月10日10:15頃、Cilebut~Bogor間で発生した脱線事故ですが、昨日には既にダイヤは平常通りに戻り、なんというか、責任者をクビにして?全て水に流されたような感じです。いつものことなのですが。さて、現場の続きです。当初は真剣に復旧にあたっていたKCIの職員たちですが、現状出来る作業が終わり、クレーンの到着を待つだけとなると、いよいよお祭り騒ぎの様相を呈してきました・・・。Pasosoでの休憩待ちのノリと変わらん。
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Bogorからは鉄道戦士センガタンも応援に駆け付けた!

しかし、それより酷いのはKCI本社の白シャツ連中で、ノコノコと現れては、ただ眺めているだけというか何というか。他人事なんですよね、態度が。まあ、そうしなければ自分のクビが飛んでしまうので、私は知りませんと振舞うしかないのですが。エバ嬢のマスコミ対応も、毎度ながら白々しいですな。もっとも、施設はKAIの保有ですから、KCIは知ったこっちゃないと言えばそれまで。しかも、区間によって運輸省予算でやっているところと、KAI予算でやっているところがあり、これまた責任問題の擦り付け合いになります。私腹を肥やしたオッサンどもは自分の腹を切ることなんてしませんから、KAIの架線保線部門の課長あたりのクビを切ったとか、そんなところでしょう。しかし、これでは根本的な問題解決にはならず、本来は施工業者のPT.DENSHAの管理体制まで追及すべきで、さらに言ってしまえばPT.DENSHAと癒着しているKAI、運輸省、さらに言えば日系商社・日系コンサルにまで調査の範囲を広べきなのではないでしょうか。日本式の架線柱を当地で建設しているのは、ほぼPT.DENSHAの独占で、何か裏があるのではと勘繰ってしまいます。架線倒壊は、今回に限った話でなく、これまでに度々発生しており、日本式架線柱の区間で多く発生(Serpong線のSerpong以西やBogor線のDepok~Bogor間)しているというのは、気がかりです。いずれも、川に沿った段丘のへり上の区間が多数あるという、地質的な要因も少なからずあるかとは思いますが。実際に、今回の現場もドロドロで、雨上がりということもあり、足元は悲惨な状況になりました。下り線側には側溝などの排水設備などは、ありませんでした。まぁ、あくまでも個人的な見解です。

では、現場の様子の続きを。

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先頭部分を側面から
2本の架線柱を巻き込んでいるのがよくわかります

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横倒しになった8712
線路脇の土手が先頭車両に大きく削られていますが、線路に歪みなどはありません

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手前のガスボンベは棒連結器の切断用
この後、カットが始まりました

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傾いている8912は角材で補強されています
手前が根こそぎ持っていかれた1本目の架線柱の跡

問題の架線柱の位置まで到達しました。架線柱の基礎部分が本来どの程度あるのか知りませんが、こんなものなんでしょうか。それから、もう一つ気になるのは架線柱の手前に、線路内立ち入りや不法投棄禁止の立て看板があり、こちらは無傷の状態。架線柱にあたる前に、線路から外れていたのなら、この看板もなぎ倒されていたのではと思うのですが、どうでしょう。

そうこうしていると、現場には救援列車の第2号が到着。Djoko TingkirはDepokに行ってしまいましたので、Jatinegara機関区に常駐している客車版NRです。

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NRを牽引してきた罐は既に0717と連結
エバ嬢も引き続き報道対応しています。さあ、どこにいるかな?

さて、相変わらずいい意味で和やかな雰囲気だった現場が一変。沿道やカンプンの中で待機していた陸軍傭兵部隊や、警察軍が罐の前に召集されました。というか、どんだけの数いるんだよ・・・と。軍隊を鶴の一声で動かすKAIは、それはそれで恐ろしいですし、これだけの数の傭兵が常に市中で身を潜めているというのも、さすがは軍事国家インドネシアだなぁと思います。そりゃ、乞食乞食連呼して身柄が拘束されてしまうというのも納得です(笑)

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こちら陸軍傭兵部隊
高校生くらいの若者たちです

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警察軍レベルになると、やはり私腹を肥やし始めていますね

というわけで、復旧資材を運べ!!という指令だったようですね。Djoko Tingkirの輸送した角材だけでは不足だった模様。KAI、KCIの作業員なんて、もう線路に座って、タバコなんか吸っているのに、軍をパシリにするとは、流石です。

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珍ドコ編成の出発

資材がHabisになると、今度は鉄ヲタたちがまたどこからともなく湧いて出てきました。やっぱり、この国、何かがオカシイぞ。Jatinegara罵声軍団にとって、Jatinegara機関区の秘宝NRの御開帳といったところなのでしょう。それよりも、罐が真ん中に挟まっている方がネタなのでは??

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0717,0817もDepok電車区へ収用されました

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現場に戻ると、KCIのオバちゃん社長の姿が
(左側の白ヘルメットのオバちゃん)

ファディラ前KCI社長は、事故後現場に急行したと思われ、部下を引き連れ、現場で色々と動いていたのですが(やはりファディラ社長は格が違います)、オバちゃんは今頃の登場。何しに来たんだかねぇ。明らかに、このオバちゃんになってから、KCIではトラブルが多発しており、現場の士気もダダ下がりとか・・・。マズいよねぇ、このオバちゃん。有象無象の公務員軍団を動かせるほどの力が無いように見えます。ファディラさんが戻ってくることはもうあり得ないのでしょうか。

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PT.DENSHAも召集

そうこうしていると、疑惑のPT.電車のスタッフが呼び出されてきました。KAI側もその辺は認識しているのでしょうか。それとも、復旧のための打ち合わせか。KAIの作業員に連れ出され、どこかへ消えてしまいました。

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0717,0817が移動されたため、現場検証が始まりました
一応、検証グループがあるのですね

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直前の踏切

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斜めに伸びる脱線痕
行き着く先は、8912の後方車輪です

いよいよ、日も傾いてきて、周囲は肌寒くなってきましたが、クレーン車の到着を待たない限り、作業は進まず、このまま日没を迎えてしまいました。Cirebonから緊急出動した軌道クレーン車両の到着は、あたりが薄暗くなってからのことでした。

鉄道コム

コメント

コメント一覧

    • 野津田車庫
    • 2019年03月14日 23:50
    • 5
      こんばんは。

      12両編成化も控えて暫く安泰そうだったので、このような形で最後を迎えてしまったのは残念極まりますね・・・元々の地盤の軟弱さと手抜き工事(?)が合わさって今回の事態を招いたと思いますが、まずは乗務員と乗客への被害が少なかったことが救いですね。

      現在の8500系は比較的経年の新しい編成から離脱〜解体の道を辿っているので、せめて部品取り名目などで一部車両だけでもインドネシア側に行けば残存する編成も延命出来ると思いますが、それらが不可能というのが実に歯痒いです・・・。
    • パクアン急行
    • 2019年03月15日 21:46
    • >野津田車庫様
      そうですね。12連化候補の8612Fがこのタイミングで被災してしまうとは残念でなりません。しかし、8608Fを有効活用することで、最小限の被害で済むのは不幸中の幸いでしょうか。東急がもう少し熱心に売り込んでくれれば話も変わるのでしょうが、現地法人の東急建設が間に入っていたりと、どうも一筋縄に行きません。
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