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待望のクレーン車が到着

書いているこちらもだんだん嫌になってきますが、今回で最終回です。16:00の時点で、現場に残るのは脱線した8912, 8712, 8612の3両のみとなり、いよいよクレーン車の到着が待たれましたが、到着したのは18時。編成で撮るぞ!と意気込んで直線区間まで出て行った現地鉄たちも、これでは撃沈ですね・・・。


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CirebonBandungから遠路遥々到着したクレーン車
※Cirebonからのクレーン車は輸送途中に故障し、Manggaraiで打ち止めになったとのこと

Cirebonの蔵の中で普段は寝ているこの車両。クレーン車は05-107Fの脱線、7121Fの踏切事故時にも活躍していますが、じっくりと見るのは今回が初めて。どのように1本吊りするのか、ちょっと興味津々です(一応、CirebonとBandungから2台を要請していたようですが、故障したため1台での作業になった模様)。よく、この狭い空間で、クレーンを転回できますね・・・。展開の後、作業場所まで自走で進みます。そして、固定用の足を左右に開くため、先ほど運んだ角材をクレーンの両サイドに集めます。

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まずは、8912から

準備作業は意外にスムーズに進み、さっそく8912の復旧作業に取り掛かります。両サイドを角材で補強している同車ですが、角材を少しずつ抜き取り、慎重にレールに戻します。これを見る限りだと、8912は今後も使うことを想定しているようにも見えますが、いかんせん1本吊りで、専用の吊り枠もありませんので、中央扉部分にワイヤーをひっかけるという、なんとも強引なやり方です。

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最後は人力で、レールに戻します

とはいえ、そんな細かい傷はTidak apa apaですので、おそらく連結器・台車の再整備の上、運用に復帰できるのでは、と思います。

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再び前進し、8712に近づきます

しかし、先ほどのように中扉までワイヤが届かないためか、作業上の都合か、まず手前の2つのドアにワイヤをかけて、体勢を立て直します。しかしこれ、もしボルスタレス台車だったら、どうしたのでしょうね。車体だけ持ち上げたら、ポロっと台車だけ外れてしまうわけですが。

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車両が持ち上がると、歓声が。そして、みんなスマホで撮影しています・・・。

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ワイヤを架け替え、もう一度持ち上げます

しかし、掛け方が悪かったのか、座席脇の手すりが曲がってしまっていますね。こんなの、廃車体から外してくれば済む話ですが、盛大に横転したため、反対側の側面がどの程度損傷しているのかは気になります。少なくとも窓が割れているのは確認出来ますね。これも、交換すれば済む話ですが。

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一度切断した棒連結器ですが、予備品があるのか復活しています

そして、最後の1両、問題の8612の作業に取り掛かります。

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投光器に照らされる8612

ワイヤーも順調に掛けられ、案外早く作業終了か?と思われたのですが、ここからが大変。完全に土砂に突っ込んでいるため、なかなか吊り上がりません。結局、一旦作業断念。ワイヤーは外されてしまいました。

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架線柱が取り除かれた8612

そんなわけで、衝突し、8612の車体にめり込んだ架線柱を取り外すことになりました。しかし、その後も車体前半分が土砂に埋まっていることもあり、その後の作業も難航。このまま行くと、翌朝までかかるだろうと判断し、当方はひとまず0時を回ったところで撤収としました。こんな時間にBogorから帰れるなんて、Gojek様様です;;結局、作業が終了したのは翌朝6時過ぎだったようで、とりあえず走行可能な状態に8612の台車を復元させ、Bogor電車区までDjoko Tingkirによって推進され、到着したのは朝8時頃だったようです。

今後の復旧予定ですが、Depok電車区では、早速8608Fが検修棟に取り込まれているのが目撃されており、一部機器の載せ替えを行ったうえで、8608Fと組み合わせた新8612Fが組成される公算が高そうです。Depokに収容された5両はそのまま活かされることになるでしょうが、注目されるのはBogorに収容された8912の処遇でしょうか。8712と8612は、使える機器だけ8708,8608に譲って廃車になる可能性が高いのではないでしょうか。

というわけで、長らく続いた衝突脱線事故レポートは終了です。お付き合いありがとうございました。それにしても、8613F JALITAの廃車回送を凌ぐアクセス数を記録しており、こんな形ではありますが、ジャカルタの鉄道が世間の注目を集めてしまっているようです・・・。どうしようもないほど、グタグタのインドネシアですが、ここに日本流を押し付けたところで、何にもならず、お互いが嫌な思いをするだけ。だいたい、インドネシアからTidak Apa Apa精神を取り除いては、ただただ窮屈なだけの形式社会になってしまいます。ここは割り切って、引き続き御笑覧いただければ、と思います。

鉄道コム

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