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MRTJ発進!!

既報の通り昨日24日、Bundaran HI特設ステージにてMRTJ第一期区間開業及び第二期区間着工が大統領により宣言されました。一般市民が集まるカーフリーデーを利用することから、Xデーは24日か、31日かと注目が集まりましたが、19日に出された公式ガセ情通り、一般試乗会最終日となる24日が、インドネシア側が主張する開業式となりました。確かにBukalapakの予約サイトで24日のみ選べないようになっており(23日の夜になって、突如フォームが開きました;;)、怪しいなとは言われていたのですが、初めから日程を押さえていないあたり、最後の最後まで駆け引きが繰り広げられていたのでしょう。

開業式典の正式な実施情報も、前日になってMRTJの公式SNSで出される始末。しかし、公式情に、ジョコウィ来る!なんて出すものですから、一目その姿を見ようと、Bundaran HIには市民が殺到し、阿鼻叫喚の大混雑!黙っていればいいものを、と思いますが、これも選挙対策ですから、ジョコウィ側から出してくれと言われているのでしょう。

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基本、Bundaran HIでのイベントですが、Istoraにもミュージシャンが来るそうですよ

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妙に詳しい説明文付き

通常、8時から設定されている試乗会ですが、24日限り11時から開始になるとのこと。つまり、24日の試乗会フォームが開かなかったのは、この時間設定が決まらなかったからでしょう。イベントは地上でやるわけですから、別に普段通り8時からやってもいいはずですが、そうならなかったのは、大統領が再びMRTJに乗ること以外、他に理由はないでしょう。問題は、どこから乗車するのか、ですが、御用メディアや軍隊の動きを見れば、きっとすぐにわかることでしょう。

そんなわけで、本当に朝の7時からというので、何も4時間も式に張り付くのも嫌気がさしますが、とりあえず、IstraにいるNAFFさんを見に行ってみることにします。

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カーフリーデーとか来るの初めてですわ

線路際バラックから、最近できたTJ直通便で、ほぼ乗り換えなしでここまで来れるようになったのですが、カーフリーデー時には直通便がなく、Semanggiの長~い乗り換え通路を歩かされ、ヤレヤレ。でも十分早くGBKに到着しました。バスからしげしげと様子を見ていましたが、どうもここで当たりのよう。既に、カーキ色制服の警察軍が多数待機しています。

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すると、同時に陸軍も到着

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大使館関係者も既にスタンバイしていますね

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バタビアダンサーズが練習中

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これら全て、フェイントだったら笑ってしまいます・・・

が、20分待っても動きがなく、フェイントなのかと疑いましたよ。しかも、スタンバイしていた記者たちが、わらわらと動き出したので、本気で騙されたのかと思いました;;

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現れたのはブディカルヤでした
(いつ見ても目が死んでいる)

ブディカルヤに単独インタビューを試みたところで、ガセネタしか出て来ないので、GBKのゲートに戻ります。すると、さっきにもまして警備要員が増えており、今度こそ大統領が出て来るのでしょうか。ランニング中の通行人も、いよいよ何かあるな?と感づき始め、足を止める人が出てきました。

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射殺部隊も配置につきました
いよいよでしょうか?

こんなところで、反政府デモとまで行かなくても、ウイグル族を弾圧する中国政府を許すな!なんてボード持って歩いたら、即逮捕でしょうなぁ(笑)今の大統領は言論統制がお好きですから。お、そんなことを考えていると、ゲートが御開帳。

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おおおおおお
豪華五並びでのご登場

向かって左から、アニスバスウェダンジャカルタ州知事、ウィリアムMRTJ社長、大統領、ウィラント調整相、そしてブディカルヤ。みんな大好き、リニのオバちゃんは本日は不参加です。招待もされていないでしょう。

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手を振った!

めちゃくちゃ警備薄そうですが、よく見るとウィラントの番犬たちが散っています。下手な真似したら、一発ノックアウトさせられますね。

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ウィリアムさんに気付かれたか?

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いよいよカオスになってきたので遠目から
最接近すると、一緒にセルフィ―もお願い出来ますが・・・

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こっから先は、関係者以外立ち入り禁止

50mほど政治パフォーマンスした一行は、地下へ。電車に乗ったら10分ちょいで着いてしまいますから、こちらも急いでTJに乗ってHIを目指しましょう。

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TJ車中より
パレスチナ救済を求めて何やらやっていますが、場所を間違えていますよお姉さん

しかし、線路を越えるといよいよノロノロ運転になってしまい、間に合うかどうか心配になってきます。Bundaran周辺は、大混雑になっていますので、最悪バスが進めなくなる場合があります。が・・・、なんとかTosariまで到着。ここからは歩いた方が早いですね。

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大統領通過まで、TJも一時運転見合わせです

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日本人の皆様は、高見の見物ですな
残念ながら線路際乞食は入れないそうです

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全然この案件と関わりなさそうですが、スシさんの姿が。
GBKに居なかったよね?

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人気のない運輸相には、めちゃ接近出来ます
ちなみにセルフィーはお願いしていません

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スリ財務相

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アニスさん

しかし、大統領が待てど暮らせど現れません。どうも、民衆乱入で立ち往生しているようで・・・。エスコート役?の石井大使もとうに通過してしまっていますけど。

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ウォーリーを探せ、ですね

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ついに発見

よくこの状態で進めるな、と感心・・・。カオスなのに、カオスじゃないこの状況・・・なんか変。笑えてきます。日本でやったら、そもそも国のトップにこんな取り巻きが付くわけないし、仮に付いたら押せや引けやで、将棋倒しでしょう。妨害する奴らも出て来るでしょうし。その点、インドネシアは実に平和です。

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道のりはまだ長い・・・

式典司会のお姉さんが、あと※※mくらいですから頑張ってくださいと声をかけているのが、また微笑ましい。この式典には色々言いたいことがありますが、今は黙っておくことにしましょうかね、仕方ない。

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汗をふきふき、やっとこさ会場に到着
これを笑って見ている閣僚たちがまた面白い

いよいよステージに到着した大統領。それをお出迎えするのは、MRTJ広報のお姉さん。うん、この人、前のお得意様向け試乗会のとき、ちょうど担当だったお姉さんですね。先日、クマヨランのイベントでもお会いしたのですが、お偉方だったんですね・・・。連絡先、交換すれば良かった・・・。

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主役登場!!のはずですが

さて、ステージに上がった大統領。そのままスピーチに入るのかと思いきや、そのままステージの一番端っこへ。まあ、確かに上手ではあるのですが、何か違和感が。

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なんでしょうねぇ

アニス知事がマイクを握り、関係閣僚、また大使館関係者がステージ中央に立っている中、ちょこんと右端で正座?している大統領。なんか笑ってしまいます。アニスさんに説教されているみたいで。

でも、実はMRTJプロジェクトにおける州と国の力関係なんですね、これ。MRTJを国でやるか、州でやるかってのは、散々揉めたわけですが、とにかくMRTを成功に導けるたった一つの方法、それは、どうしようもない国の役人に首を突っ込ませないこと。そのことは、当初から指摘されてきましたが、日本にとっても幸運だったのは、ジャカルタ特別州がそこだけはスジを通してくれたことです。それにより、悪しき慣習にまみれた国鉄(KAI)人材をシャットアウトすることに成功し、プロジェクト進行にあたってその親玉である国営企業省からの介入も防ぐことが実現したわけです。MRTJは州がゼロから作り上げた、インドネシア初の都市鉄道なのです。国主導でやっていたら、役人の私利私欲に振り回され、開業時期は明らかに遅れたことでしょう(日本システムを丸々輸入することすらNGを突きつけられてしまいます)。バンドン新幹線や北本線高速化が遅々として進まないのは、国営企業省にやらせているから(国営企業グループ内に旨味が無ければ進める気が無い)です。

アニス知事より、今後の開業スケジュールの説明(おい、これが開業式じゃなかったのかよ)と、歴代ジャカルタ州知事への感謝(ですので、アホックの名前も出ました。結構、これが話題になっていますが、入れないわけにもいかなかったのでしょう。)の言葉が述べられ、いよいよジョコウィによるスピーチタイムとなりました。詳細は以下のYou Tubeにアップされていますので、こちらをご参照ください。一部カットされていますが、だいたい入っています。


非常に簡単なインドネシア語で、ゆっくり説明してくれています

どうでしょうか。完全に政治パフォーマンスにすり替えられていますね。俺に一票入れてくれたら、この続きもやってやるぜ、というお決まりのパターン。そして、スピーチ内に一言も日本(Jepang)という単語はなく、しかも、その後、大使からの挨拶等も行われぬまま、式典は終了してしまいました。

これが現実。まあ、今は何も言わないことにしておきますよ。一応記念すべき日なんですから、ジャカルタ市民にとっては、ね。

鉄道コム

コメント

コメント一覧

    • wati
    • 2019年03月25日 14:14
    • > 全然この案件と関わりなさそうですが、スシさんの姿が。

      このおばちゃんとは、一度話をしてみたいなぁ。
      Susi Airのパイロットの法令違反(無免許)操縦をどう思いますか? とか。
      爆破されてしまうか。w
    • パクアン急行
    • 2019年03月25日 17:26
    • >wati様
      私の同感です。漁船爆破おばさんには興味ありますね。腹の内が知りたいですね。リニとの仲なども。
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