トンボ帰りでジャワに戻ります
だいぶ間が開いてしまいましたが・・・。しかも前回の記事は旧ブログという体たらく。先日お茶様から、フェリーおきのその後はどうなったのよ!?とご指摘を受けてしまいましたので、更新更新;;
いつものパダン食堂で朝飯食べて、さっさと帰りましょう!掲題の通り、復路は東日本フェリーをチョイスしたわけですが、まずは桟橋からフェリーウォッチングと行きますか。市街地行きのバスのシツコイ客引きに変な目で見られつつ、スマトラ上陸わずか数十分で、再びチケットを購入し、桟橋へ。
まずやってきたのは、日本製のような風貌ながらシンガポール製というお馴染みのハズレ船、JEMLAのMenggala。いきなりこコイツか・・・。
とりあえず、Menggala
つづいてやってくるのもお馴染みの顔・・・。
Tribuana1 元四国中央フェリーボート かわのえ2
ボロ船ながら元気で何より。まあもう一度あえて乗る気にはなりませんが・・・。
そして、その後続で国道フェリー風なチンクシャ船が接近していましたので、そちらへ移動。PT Atosim Lampung PerkasaのBahuga Pratamaという船なのですが、だいぶ年季が入っています。ネットで探しても、どうもコレ!という確証が取れないのですが、一応レコードをあさってみると、べっぷという名の船にたどりつきます。べっぷといえば、思い浮かぶのが宇和島運輸ですが、このタイプの船が豊予海峡に存在したのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃいましたら、情報をお待ちしております。
この船の出自は、果たして・・・
桟橋を移動したついでに、フェリーおきの裏側を。逆行続きで、恐縮なのですが、まあズームしなくてもわかるでしょう。よく見るとエンジンは起動したままで、衝突したばかり、という感じ。乗組員の方々?が、どうすることも出来ず、右往左往しているのが見えました。船首部分がだいぶ派手にやられてしまっていますが、この程度でしたら、ドック入りして復帰できる程度でしょうか?
復活を望みたいMarisa Nusantara 元隠岐汽船 フェリーおき(初代)
しばし間隔が開いてしまいましたが、再び続々と連なって接近してきました。その先頭を切ってやってきのがこちら。遠目にあのカラーは!と思ってはいたのですが、南海淡路ライン せんしゅう改め、Windu Karsa Dwitya。どうも、この運行会社のWINDU KARSAはオリジナルカラーのまま走らせるというのがスタンスのようですね。
3匹のイルカマークも残存!!これはポイント高いですね!!
Merak側から順光のところでバッチリ撮りなおしたいものです。
スマートなこの船体、一瞬ハズレなのでは?と思いましたが・・・
続けてやってきたのはJM ferryのPanolama Nusantara、元三宝海運 ほわいとさんぽう。恥ずかしながら、当方、ご縁のなかった航路なのですが、調べてみると、後継のほわいとさんぽう2はマニラで爆破されてしまったのですね・・・。
そして、いよいよやってきた今回のお目当て!! SMS Line SMS Mulawarman、元東日本フェリー ばあゆ。インドネシア入りしてまだ1年弱、デビューほやほやのこちらの船。船内も色々と期待できることから、乗船決定。
当地でイルカマークは珍しいのか、こちらもイルカが残存していますね
後ろ姿。ファンネルとマストの上部は津軽海峡フェリー時代の青のまま
VAYU HAKODATEの文字がくっきり見えます
冷房ガンガンそうなこちらのお部屋へ
日本語表記では二等室になっていますが、せっかくなのでエグゼクティブクラスを選びます。するといきなり!!
これは凄い!! よく残したまま来ましたね。
拡大
しかし、インドの神の名前なんてそのまま付けておいて大丈夫なんでしょうかねぇ。こちらの部屋、2等室ながら、ラウンジ席と国内で呼ばれていたようですね。カーペット敷きなので、椅子に座っても、ゴロ寝してもどちらでもOKで、大きな窓からの眺めも最高です。
ここに場所取り
せっかくなので、毎度の船内探検。
船内ご案内
大間~函館の単距離航路の船ですから、オール2等席で、Merak航路におあつらえ向きな感じ。
2等桟敷席はそのまま残存
が、なんと桟敷席を抜けると・・・。
売店の先まで車が!!
ベンチ席を撤去して車両甲板にしてしまったのですねぇ。しかし、この車は一体どこから入ってきたの!?なお、その分減った客室を補うために、Bデッキ(船内ご案内による)の乗務員区域が客室に転用されていました。
新たに設置されたベンチ席。薄暗いし、家庭用冷房だし・・・。
ちょっとこちらのお世話にはなりたくないですね。そんなこんなで船内を一周し、ラウンジ席に戻ります。さきほどまでガラガラだったのに、いつの間にか一杯になっていました。まあ、ここが一番快適そうですからねぇ。
べっぷが出港してゆきました
PT Atosim Lampung Perkasaって、真っ白がデフォルトなんですかね。次来るときまで残っているか・・・。
せんしゅうも出港
Merakで追いつけばよいのだけど。
PORT LINKが入ってきました。デカい・・・。
ほわいとさんぽう再掲
船溜まりにやってきた宇高国道フェリーおかやま丸改めDLU DharmaKencanaⅨ
夢の四国並びが実現;;
さて、その後は心地よい揺れと、午後の日差しにやられてしまい、フェリーに突っ伏して爆睡。気づけばMerak入港直前。妙に良く寝たなぁ!と思ったのですが、ぬぬぬ!13:15って、KALIMAYA発車まであと15分!!さては入港待ちで長らく止まっていたんだな。しかもよりによって、駅から一番遠い果ての桟橋だと!! これはもやはフェリーウォッチングしている場合いではない。
無念の第五?桟橋入港
こうなったら出待ちのオジェックに乗っかって、駅まで直行してもらうしか手がない。いくらでも払うからとにかく急いでくれ!と飛ばしてもらい、既に閉められていた客車のドアを叩いてセキュリティーに開けてもらい、ギリギリセーフ。
結局、これが最後のKALIMYA乗車になってしまったわけですが、こんな状態なので記録になるものは何もなし。フェリーの方も、最後の方は列車に間に合うか間に合わないかで気が気でなく、まして1年も経ってしまうと、はて何をしていたのやら。そんなこんなで、最後の方はだいぶやっつけになってしまいましたが、昨年5月のフェリーウォッチングを終わります。古いネタを書くのは大変ですな。
コメント
コメント一覧
Marisa Nusantara は現在スラバヤ付近に居るようですが修理しているのでしょうかね?
ばあゆ の魔改造ぶりは外観から想像できずレポのお陰で貴重な姿を見ることが出来、感謝いたします。
宿題がまだ山積みなこの海峡・・・・また是非行きたいのですがKALIMYA号の復活を熱烈希望です。
貴重なレポ有難うございました!
いえいえ。いずれアップせねばなりませんでしたので;;
Marisa Nusantara、スラバヤにいるんですか。ドック入りか、他の航路に転船したのか。なんとも言えませんね。暴走バスがあればKALIMAYAはなくても大丈夫ですよ(笑)