Dsc_6978_r      全検中の8003F。やはり検査棟立ち入り禁止は本社職員の曲解だった??

去る1月30日、Depok電車区にて、沿線利用者コミュニティーを対象にしたDepok電車区一般公開が開催されました。近年、秘密主義傾向のKCJが、このようなイベントを開くのは珍しく、覚えている限りでは2009年にKRLmania.com向けに公開された以来ではないかと思います。これもJREによるKCJのサービス向上施策の一環なのかはわかりませんが、このようなイベントを開催し、内部情報の開示を行うというのは大きな進歩ではないか(ジャカルタ市内で開催されるイベントでも、企業ブースを出展しているのを最近よく見かけます)と思います。

しかしながら、当方あいにくこの日は別件が入っており、出撃できず、いつもお世話になっております、Adam様、台鐡武士様に全てを託しました(笑) 今回、通常立ち入り禁止と言われている、工場建屋内(全検棟)も、当日サプライズで公開され、マニアを喜ばせただけでなく、Depokのジャ●ア○こと、KCJの裏ボスからのお漏らし情あり、そして、JREから乗務研修でいらしている乗務員の方々の飛び入り参加もあり、と充実したイベントだったようです。

そんな今回のイベントを、Adam様、台鐡武士さまの画像をお借りし、当日の一部始終をお伝えし、Depok通信、1月分とさせていただきます。
Dsc_0217_r                 1060と1090が縦列に停車しています;;

といっても、まずは、イベントの前に1月中ごろのDepokの様子を。実はこの状態が2週間以上続いており、1月は橋の下に降りる必要はないだろうと高をくくっていたのですが、その後の組み換え案件という大きな動きが出るとは思いもしていませんでした。とにかくDepokでは8003Fと全検と同時に長らく1090Fの改修作業を続けており、なかなか進捗状況が見えてこない状態でしたが、最終的に、1060Fが建屋内に取り込まれ、部品供与を受ける形で、その後なんとか1090Fは改修出来たようです。
Dsc_0195_r                   8003Fの大半は入場待ちでした
Dsc_0142_r_2             ナハ12(奥)は研修中のため、通電状態で留置中

また第五陣編成の3本は、すでに運輸省試験を終了も、研修のため運用入りはしていませんでした。
Dsc_0124_r       手前が6271F。4本目がハエ26。ハエ30は色々なところに点在しています
Dsc_0183_r       8039Fのアタマ(8039)だけは何故か改造線奥に突っ込まれています

Dsc_0203_r                南武のMM’が引き出されてきました

ガラクタ置き場は、12月末にManggaraiから配給された6271Fとハエ26が新たに加わったほか、南武の再12連化の入換えで、配置順序が整理されています。廃車になる車両、復旧される車両、今後、どのように選別されるでしょうか。ハエ26は予備品到着次第、すぐに復旧されると思いますが。

Img_0172_r                   特別列車に乗り込み、出発

で、本題の公開イベント。イベント参加者は事前に配布された入場許可証兼ネームカードをひっさげ、Depok止めの電車区入場列車を活用した特別列車に乗り込み、会場入りし、いよいよイベントスタートです。一行は、洗浄線をプラットホーム代わりに電車区に降り立ち、ピット線、全検棟、そしてヤードの順に電車区をぐるっと回り、最後は旧食堂跡を活用したステージイベントで、歌ったり踊ったり(さすがはインドネシアですな)、そして、最後は、本社社員のトークショーでお漏らし情に聞き入った模様です。
Dsc_6825_r                        電車区到着!!

では皆様お待ちかねのDepok電車区のピット側を。
Dsc_6909_r            係員に誘導され、ゾロゾロと連なってゆく参加者たち
Img_0178_r     ピットの方で、8003Fの半分が先にお色直し中。。隣は05-108Fのうち半分
Img_0179_r              皆様ご注目のナハ39もピット内で最終調整中

そして、いよいよ全検棟ですね!!
Img_0180_r           編成が半分に分割され、1両だけ倉に突っ込む05-108F
Img_0181_r                     隣には部品取り中間車が

1090Fはやはり改修が終了したようで、代わりにここ1週間ほど運用落ちしていた05-108Fが建屋に取り込まれており、さらに長らく放置されていた05系中間予備車も据えつけられており、なんらかの部品供与を受け、修繕される模様です(全検ではありません)。

そして冒頭の画像の通り、建屋内ではスローペースながら、順調に検査の進む8003Fの姿が。徐々に赤帯に変更されつつあります。昨年末から、8007F,8003F,8039Fと相次いで運用落ちした8000系、その後も細々とした動きが見られましたが、果たして8003Fが構内入れ替えを行っており、今後の去就が注目されましたが、結果としては8039Fの代替として延命決定。これにて、少数派形式、1000,5000,8000は3本中1本を廃車して他編成を延命という共通判断が下されたことになります。
Dsc_6982_r            部品取り車から外したと思われる予備品がずらっと

Img_0185_r   そして、言わずもがな改造線へ(最近改造線として全然使われていませんが・・・)

車輪削正に1090F!!と思いきや、東葉ガルーダエンブレムがあるので、1080Fですね。1090Fは既に修理が終わり、ヤードの奥に突っ込まれていた模様です。右は、8007F、そして8604F。この位置にいたので、まさか日曜に8007Fが運用入りするとは思ってもいませんでした。
Img_0188_r           ついに命運尽きた8039F・・・(ただしこの車両は元8007)

そして、8007Fの奥には、、いつも橋の上から見えていた8039Fのアタマ1両、8039号(8007号)の姿が・・・。8003F,8003Fの全検に際し、相当の部品取りが行われていると思われ、もはや再起はないものと思われます。廃車リストにはいっていた8003Fが検査に入った時点で、末期の8039Fはよほど状態が悪かったものと思われます。そう思うと、昨年の4月~7月頃は最後の花道で、、連日充当されており、毎週末のように撮影していました。幸い、本来の8039号は8007号に化け、当面の間活躍するわけですが、栄光の8039のナンバーが消えるのは一抹の寂しさがあります。

ピッドの裏を回り、お次はヤードへ。
Dsc_6970_r        おっ!205の予備品、ようやく到着したんですね!!目出度い!!

まさにこちら、到着ホヤホヤのようで、もしや冒頭のトラック荷台のコンテナの中身も全部205の予備品なのか!?

そんなわけで、ヤードの205でも。
Img_0208_r                 まもなく離脱して半年になるハエ26・・・

予備品が到着したとなれば、動きがないはずのないハエ26(※すでに検査棟入りを確認!!)です。今のKCJ情勢からすると、1本でも多くの10連が欲しいはずであり、一刻も早い運用復帰が望まれます!!そしてハエ30はどうなる!?
Img_0209_r               旬なネタといえば、こちら。4連になったH4。

こちらも、車輪径の限度値割れとは言われていますが、予備の車輪も届いていることを考えれば、こちらも近く動きが出てくるのではないかと思われます。あるいはこの編成、国内での走行距離もそこそこありますので、検査入場まで放置か??
Img_0213_r             引き続き、乗務研修に使用中のナハ34、ナハ12
           (当該編成の運用開始に伴い、現在は別編成を使用中)

そして、最後は、なんと絶対に見せたくないであろう廃車体のコーナーへ。この大盤振る舞い、一体なんなんだ!?
Dsc_6996_r             廃車体以外のガラクタまで持ち込まれてきました

各廃車体には、以前はなかったナンバリングが1~60まで為されており、これはPurwakartaなどと同様の処理ですが、今後これら車両は、このままここで朽ち果てるのでしょうか。
Img_0204_r                    8611号でちょうど60両でした

そして、最後はやっぱり記念撮影で〆。ヤードの前で記念撮影。そこに、なんと乗務研修中だったJR社員の皆様も飛び入り参加され、その後、参加者との撮影にも快く応じられたようで、画像がネット上に拡散されてしまっております。ま、これがインドネシアなんで、ご了承くださいってことです;;

その後、参加者一行は、元食堂跡の、イベントスペースへ移動。こちらで、トークショー他、どんちゃん騒ぎを楽しまれたようです。
            
Dsc_6862_r         KaoriNusantara代表、新ムハンマド尊師が突撃取材を慣行
Dsc_6869_r          JREからの乗務研修に関するPRコーナーもあったようです

ちなみに、こちらのKCJ運転士、F氏は日本での実務経験のある異色のKCJ社員でおられ、日本語ペラペラです。先日も、撮影していたら、流暢な日本語で声を掛けられびっくりしてしまいました。

さて、最後にトークショーでのお漏らし情報を。

・2014年9月の人事異動以降、車両メンテナンス体制を強化し、特に冷房故障が大幅に減少した。⇒要するに、これと同時に、205系の水切り~搬入~試運転~運用開始の流れも迅速化した。逆にTri旧政権下の管理体制の甘さを公言したようなもの。

・12連は全12本を組成予定。さらに205を中心に組み換え、10連40本程度を組成予定⇒8連は205消滅か。東急車の再10連化も計画されている模様。8039Fを活用??ハエ30はどうなる!?

・2017年を目途に中央線内にATSを整備する。これはJRに協力を求める(この素直さが大事!!)。さらに2018年にBogor線、2019年にBekasi線に導入予定。⇒ATS整備に関しては既にKAIがあえて欧州規格の低スペックATSの導入に向けて動いていましたが、KCJ管内は別プロジェクトとして動く模様。真摯にクレクレすれば、そりゃ助けてあげるというものです。

・2016年ダイヤ改正での大増発は行わない。運用増は数本程度に限られる。また、Nambo線はDepok~Nambo間の機織り運用とし、4連を充当する。⇒既にManggarai~Jakarta間の列車本数が飽和状態である今、やはり今後は本数を現状維持のまま、車両の長編成化に舵を切るようです。おそらく増える数運用はTangerang線などの支線区になるものと思われます。

その他にも、あんな話やこんな話があったようですが、おそよの関心どころといったらこんな感じではないでしょうか。なんだかんだいいつつ、少しずつは進歩していっているようですね。

改めまして、Adam様、台鐵武士様、画像提供ありがとうございました!!