先週末のゲート前
引き続き、6123Fが臨時入場中。どうやら、6123Fはギアボックスの修繕が必要だとか。またこの前脱線事故を起こした8610Fも同じくギアボックスを修繕しているようで、復帰までしばらく時間がかかりそうです。その奥では全検中のH11の顔がちらりと見えます。今週末までには全編成塗装化され、Depokに回送されるでしょうか。
誇らしげに掲揚される日章旗とメラプティ
さて、Manggarai駅に先週中ごろから、日章旗が上がっています。これは現在工事凍結中(中部ジャワでの鉄道コンサル汚職、用地問題、その他課題が山積しています)のBekasi線改良プロジェクトを告知するもので、何故今更このようなものが出現したのか??と思っていたのですが、現物を確認するとそのプロジェクト内の、Manggarai駅構内架線柱取り換え完了!!というものでした。(つまり、Manggarai名物だったオランダ時代の遺構がまた消えたわけなのですが・・・)
ジョコウィ大統領が外遊中で、さらに腰巾着として同行中の、諸悪の根源であるリニ国営企業相が不在ということで実現したのでしょうか??(爆)いやいや、そんな冗談はさておき、現実Jatinegara~Manggarai間の複線化用地向けと思われるの強制収用がここ最近実施されておりますので、凍結中のJatinegara~Bekasi間ももしかしたら、再始動するのかもしれません。とは言え、本来なら完成していてもおかしくないはずの同区間の工事、未収用地があるというか、まず既存駅部をなんとかしないと、これ以上の進捗は絶望的なんですけど、どうするのでしょう。とりあえずはCikarangまでの電化開業だけはとりあえず今年度にも完成しそうですが。
ともあれ、親中嫌日ムード漂う昨今の情勢でこのように国旗が掲揚されるのはやはり嬉しいですね。本来であれば、もっと積極的にアピールすべきところですが、どうしてこうも日本は控えめなのでしょう。いや、その辺を鑑みての、今回の国旗掲揚のような気もします・・・(なんたってたかが架線柱ですよ!!)。日本的なしおらしさなんてものは海外では捨てるべきです。この国に来て、日の丸旗なんて見るの初めてかも(日本大使館前を除いて)しれません。中共に汚染されるに、なんとかせねばならないと改めて思わされた次第です。
ちょうど都営6000が来たので絡めて撮ってみました
無難に205系とも
なおこの事業、三菱商事が請け負っていますが、実際の土木工事はDENSHAという当地企業が担っており、そのこともフラッグに書かれているのですが、なんというネーミング。この会社、中央線の高架化事業などにも、かつて携わっており、鉄道工事、ことさら電化区間のノウハウがある会社はここしかないのかもしれません。Manggaraiの客車留置線移設に使われていたトロッコとか、バリバリに●●工務店とか書いちゃってあったし、なんだか臭いますね。
では先週の動き。
・8604F全検出場、運用復帰
色味が濃くなった8604F
4月度分としてDepok電車区で全検中だった8604Fがいよいよ運用に戻りました。ついこの前に赤帯化第一号として注目を浴びた8604F、わずか1か月強で新調した赤帯ラッピングシートを剥がされてしまったわけですが、今回の入場で塗装化され、完全なるKCJ色に装いを新たにしました。注目された前面処理ですが、ラッピング時のデザイ ンを踏襲し、正面黄帯は細帯が引き継がれました。205系同様、塗装化により、赤みが若干濃いものになり、一層引き締まった印象です。
東急オリジナルのドアに復旧されています
今回の入場で、踏切事故で損傷し、都営車のもので代用していた8504号のドア1か所が、8039Fあたりからの廃車発生品に置き換えられています。欲を言えば、側面コルゲートも、移植してもらいたかった・・・。なお、前の8003Fや8007Fに比べ、しっかりと整備されており、車内もピカピカの姿に蘇っておりました。また一部号車の扇風機がメトロ車両のものに交換されておりました。6113Fあたりからの発生品でしょう。
東急車内にメトロの扇風機が
また残る青帯車は先週末現在で8618Fのみとなっており、だったら8618Fから先に赤帯化しろよと言いたくなるのが日本人ですが、この常識は当地の人には通用しないようですね。3か月先が見通せないのでは、そりゃ街づくりはおろか、国土計画なんて、出来ませんよ、全く・・・。
テールライトが白色のものに交換されています(広島の国鉄型みたいですね)
※もちろん点灯時は赤くなります
ちなみにもう1本のフィーダーは8618Fでした
さよなら青帯編成!!
・5817F赤帯化
Manggarai7番線に停車中の5817F
というわけで、5817Fも ついに赤帯化されました。当初は評判の悪かった青太帯+黄色警戒帯(通称覆面レスラー)ですが、唯一似合っていた(オリジナルに近いから、というだけの理由なんですがね)メトロ5000だけに、こればかりは残念ですね。このところ予備になる率が高く、念のために平日朝に撮っておいて正解でした。まあ、こんな画像しかないのですが・・・。申し訳ありません。次回の宿題です。あ、結局マト51も撮っていない・・・。
入線
・Serpong線全列車10連化
とりあえず・・・H1
10運用中1本だけ残っていた8連運用が、5月19日より10連に置き換えられ、ついにオール10連化が達成されました。単純に運用数が少ないというだけですが、Bogor・Bekasiを差し置いての快挙です。 しかしながら、やはり乗客フォーラムの反発を考慮し、大々的にアピールしていないのが、なんとも・・・。とはいえ、Serpong線は閉塞区間が長いうえ、客レのEkonomiLokalがそこそこあるがために、朝ラッシュ時の増発も現状難しいですから、KCJの判断は妥当です。一刻も早くRangkasBitungまで電化し、ダイヤ作成上の邪魔にしかならなくなってしまった客車列車を締め出したいというところでしょう。近郊区間から加減速の悪い客レが消えるのは、当然の流れ。
H1が来たので、ついでに銀行ラッピングも再掲
(モハ205-181,モハ204-181,サハ204-121)
なお、今回新たに10連編成は仕立てられておらず、Bogor線にH17,H15の12連を投入し、その玉突きで、Serpong線に10連1本を捻出しています。
H17+H15も19日から運用開始です
本番被られたので後追いで失礼します・・・。
・広告車の話題
ハエ4にまた広告が増える
モハ205-247
政府観光局の広告が2度目の登場です。
ハエ20もまたまた
先週お知らせしたモハ205-350
今回増えたモハ205-352
政府観光局の広告も今後さらに増殖でしょうか。
ずっと撮りこぼしていたH18
2両目のJobstreen.com、モハ205-216
増える南武の広告編成・・・ナハ37,42
モハ204-78。靴屋の広告??
ナハ7,8
モハ205-275。女性用整髪剤の広告。
・H18、10連化試運転(5月22日)
10連になったH18 撮影:Faris様
先ほど、H18の画像を上げたばかりですが、またも今週末、日曜施行で組替え後の試運転が実施されました。なお、当日外せない野暮用があったため、画像はFaris様からの頂き物です。いつもありがとうございます。また、この編成は翌日23日からすでに運用入りしています。
新組成は以下の通り
・H18:204-78,204-118,205-216,205-216,205-138,204-222,205-222,204-215,205-215,205-78
また先取りネタになってしまいますが、翌23日にはH19も10連化試運転を実施しており、24日から運用入りしています。これで、朝ラッシュ時にも10連予備が確保されました。
新組成は以下の通り
・H19:204-79,204-119,204-218,205-218,205-139,204-221,205-221,204-217,205-217,205-79
これでH21が一時的に編成消滅していますが、今後南武編成との車両差し替えで、4連化されるでしょう。
以上
コメント
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ピカピカに整備された8604F、良いですね……♪
都営も元気そうで何よりです。先日秩父鉄道を訪れたら、5001・5002F (3だったか?) がいずれも非常にキレイな状態で快走していました。
以前は秩父でもジャカルタでも、来れば「ふーん」だった都営6000も、今ではすっかり愛しの車両になってしまい、今日は京王沿線での仕事のついでに10-000形を撮影しまくりでした (笑)。
ランカス電化……既に出来上がっているわけですから、客レが消えるのは寂しいですが、早く205系がマジャ〜ランカス間の山越えで絶叫するのを聴きたいものです。
それはさておき、インドネシアで親中嫌日って本当ですか?! 単に中共がモーレツに割って入っているだけなのでは……。新幹線の件では日本のネトウヨがすっかり反インドネシアになり、これこそが中共の思う壺ということで如何ともし難いところですが……。
そんな中、このたびのサミットでは拡大会合に出席するジョコウィ大統領とともに城南運輸大臣なども来日し、ジャカルタ〜スラバヤ中速鉄道 (これが日本の本命?!) の建設で合意する旨、今日の日経新聞で大々的に報じられていました。マンガライの日章旗&メラプティ掲示はとても良いですね♪ 中共が如何なる横槍を入れようとも揺るぎない日イ関係であるよう、ジャカルタ在住の皆様に頑張って頂きたいものです (^^
とりあえず、中断気味のブカシ複々線化も再開されそうな勢いですので、お気に入りのクレンデル・ストレートでの撮影もそろそろおしまいでしょうか……。
マンガライは、架線柱の取り替えも悪くない話ですが (オランダ風架線柱が消えるのは残念!)、究極的には4方向の流れをスムーズにするための立体交差化が必要では!?という気がします。それを始めたら何時終わるのやら、という感じもしますが (^^;
8604F、なかなかいい感じですよね。先代JALITAより、俄然イケメンだと思います。細帯になったところが大きいです。都営6000はおっしゃる通りで、秩父でもジャカルタでも長らくハズレ車両扱いだっただけに、その分残る1本に全てを捧げないとという感じです。しかし、なかなか終日運用にも入らず、コマ数が稼げていません・・・。
現ジョコウィ政権では完全に日本はハブられていますよね。ジョコウィ云々というより、問題はその取り巻きの面々です。ジョコウィは統率力ゼロです。見ている限り、閣僚の言うことにYesということしか出来ない。新幹線の建設妨害により、城南も近いうちに下ろされるという話でした・・・。が、なんと城南も拡大サミットで来日中だったとは。これぞ朝令暮改のインドネシアンマインド・・・。
しかし、ジョコウィの言うことを果たして信じていいのかはなはだ疑問です。中共ベッタリかと思えば、オバマと会談して入る気もないTPPに興味があると言ってみたりと、外交においてものらりくらりと交わすことしか出来ない、典型的なほら吹きインドネシア人です。そもそも中速鉄道という定義自体が、中共がかった言い回しとのことで、どこまで本気で日本に近づいているのか読めないところがあります。いつまたコロッと態度を豹変させるか。あとは最後の砦、非ムスリム、非オランインドネシア、アンチ中共である城南さん(KAI時代には敵なしで吠えまくっていた虎も、政府内ではいかにも肩身が狭そうでお気の毒です・・・)に頑張ってもらうしかないですね。