Dsc_0921_r                   またも脱線事故、こんどはマト69

本日、8月31日10:15頃、JakartaKota発Bekasi行きKA1338がJakartaKota駅9番線から発車直後に先頭台車が脱線した。当該はクハ202-109。27日にやはりDuri駅発車直後に05-102Fが脱線するという同様の事象があったばかりですし、今年に入ってから低速走行時の脱線が頻発しています。折しも、車輪踏面管理が徹底されるようになったことと、この連続する脱線はなにか関連があるのでしょうか。それにしても、毎回当該が8連編成というのには、どうも神の見えざる手が働いているように思われて仕方ありません。

事故時の画像等はKaoriNusantara様のページをご参照ください。
http://www.kaorinusantara.or.id/newsline/59926/krl-commuter-line-tujuan-bekasi-anjlok-di-stasiun-jakarta-kota

さて、前回Duri駅での脱線は3番線から下り本線への渡り付近での脱線とのことですが、今回の脱線現場はポイント到達前になっています。最初、事故画像を見たときには9番線に入線するJakartaKota行きの最後尾が脱線したのかと思っていましたが、真相は発車直後での脱線でした。9番線先端は弓なりに、進行方向右側に本線と合流する形で緩くカーブしており、まさに単純な競り上がり脱線の様相を呈しています。素人目の安直な考えですが、そろそろ脱線防止ガードの設置は進めなければならない頃合いなのかもしれません。

なお、いつもお世話になっております、くれすと様が復旧直後の現場にたまたま居合わせたとのことで、画像を頂きました。

Anjilokjakk02           当該のマト69編成は自走で復旧後BukitDuri電車区へ回送
               (Jayakarta~JakartaKota間ですれ違い)

超低速化での脱線ですので、スカートに若干の損傷がある程度で、目立った破損は見受けられません。台車整備後、すぐに復旧するでしょう。
Anjilokjakk01_2            9番線の脱線跡痕。進行方向左側に脱線しています。
Anjilokjakk05   発車直後にもかかわらず、少なくとも20m近く走行しているのは気になるところです。
Anjilokjakk03   復旧用資材と人員を載せてやってきたDjokoTingkir。編成の回送には使用されず。
Anjilokjakk04   事故復旧作業中も中央線は11・12番線を使用し本数を減らしながらも運転継続。
                  以上画像5点はくれすと様撮影

車両増備から、徐々に安全対策への投資を拡大してゆかなければならない頃であるのは明らかです。このあたりにも日本の技が売り込めれば良いのですが・・・。

コメント

コメント一覧

    • shrozou
    • 2016年09月05日 09:17
    • 脱線…ブログを拝見していて多いですね 脱線防止レールの設置もお話されていた様に必要かと思います それと共に線路の幅がちゃんと規定通りに管理されているかも調べた方が良さそうにも私権ですが思います、日本でもJR北海道で貨物列車の脱線が複数回続いた時の原因がjR北海道の{予算不足?}による線路の幅の管理の手抜きという事例も有りましたし
    • パクアン急行
    • 2016年09月08日 01:19
    • <shrozou様
      北海道の場合、副本線上で、しかもPC枕木にすらなっていないところでしたよね。その点、こちらは日に百本以上走るような本線上でうので、意外にしっかりと管理されているのでは?と思います。定期的に検測車も走らせたりしていますからね。まあ、それにしても最近の脱線の多さには閉口したくなります。それも低速時における軸重抜けと思われ、台車メンテナンスに不備があるのではとも勘ぐってしまいます。
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