Dsc_0212_r                                   第二陣は20両で輸送

10月9日朝、9月21日に東京木材埠頭を出航していた貨物船がTanjungPriok港に着岸、6116F、6118Fの順に水切りされ、翌朝までの間にそれぞれDepok電車区まで配給されました。これで、今年度分の譲渡車両は残すところあと1本のみとなります。今回、久々の週末着岸となり、埠頭からDepokまで存分に追いかけが出来ましたので、レポートいたします。メトロ6000の着岸をまともに追いかけるのなんて、いつ以来でしょうか。

Dsc_0492_r                  何故か一発目に上がったのは6816

7:30入港ということで、今回の船、いつもとは違う特殊なフォルムでもあったため、入港撮れればなぁなんて思っていたのですが、入港後、入管検査が終わるまでは入れないとのことで・・・・、厳しくなりましたな、ここも。まあ、入れるだけで十分あり難いのですが。で、一通りの検査を終え、甲板を開けて、作業が開始されたのは10時を回ってから。いつものことですね。

が、まず初めに出てきたのは通算31両目となる6116号ではなく、36両目の6816号でした。というか、シッピングマークは今回通し番号なんですね。新木場から出すときは、その時点でどういう布陣で船積みするか決まっていないのかもしれません。なんで、日本から追っかけをされる方においては、新津から出すときのようにパターン化されておらず、さぞかし苦労されることと思います。
Dsc_0575_r           次も6716(シッピングマークは35)で中間が続きます・・・

そして順調に本日2両目が吊り上がりましたが、またもアタマではありませんでした。さらにここで早くも鉄板タイム・・・、とのことで。Pasosoにいたら、本当に待ちぼうけを食らうところでした。さて、たった2両出して鉄板タイムとはどういうことかというと、今回の船はいつもより一回り小さく、船首側が狭まっているため、1段あたり2両しか積載出来ないのです。

暇ですので、KCJの職員の方と、船内にお邪魔してみました。ちなみに、今回エバ情は不在でして、休日着岸の場合、マスコミも休日で記者が来ないため、報道担当する必要がないとのことでした。いいのか、報道機関がこんな体たらくで・・・。ですから、この場合、どのメディアも取り上げないわけで、それを出所としてようやく記事化しているだけの某じゃか新も書く訳がないですな。回によって書いたり書かなかったりするのは何故だろうと今まで思っていましたが、そういうことでしたか。
Dsc_0668_r            鉄板開封後の船首側下段。確かに2両しか入りません。
Dsc_0652_r        船尾側上段。こちらは4列×2の8両が一つの船室に収まっています。
         (てっきりこっちを先に出すのかと思いましたが、違うんですね)

そんなもんですから、で、その後も中間だらけ・・・。
Dsc_0708_r                     6216(シッピングマーク38)

このアングルで先頭車を撮りたかったなぁ・・・。
Dsc_0055_r                     6616(シッピングマーク37)

今回に限って、こうも順番がバラバラなのは、おそらく重量バランスを緻密に計算してのことなのでしょう。実際、この船、車両吊り上げ時に、だいぶ船体を傾けていましたからね。そうなると、こういう積み方にせざるを得ないのかもしれません。      
Dsc_0086_r              レア?な赤いトラクタに牽引されてゆく6616

そんなこんなで、再び鉄板タイムです・・・。30分程度作業して、1時間鉄板の繰り返しというのは正直萎えますね。ただ、これを乗り切れば、8両連続出しで、一気に6116Fが1本完成!!さらに6118Fの2両もついでに上がるわけで、8両中3両のアタマがあると考えれば、希望が持てます。それでも今回の鉄板は船首側の埋め戻し、かつ船尾側の開封ですので、それなりの間隔は覚悟です。こうなったら、もう仮眠ですね。
Dsc_0117_r                    ようやく待ちにまった御開帳
Dsc_0126_r_2                  2時間のブランクを経ての作業再開

船員から、インドネシア人作業員が、お前ら休憩時間いらないの?なんて質問をされ、鼻高々に、ジャカルタの人間は休憩なんてしないんだぜ!ジャカルタだけだからな!!なんて豪語していましたが、お前ら十分に2時間休んだんだから、働いて当然だろ・・・と突っ込みたくなってしまいました。というか、ここでまた休憩時間挟むなんて言ったら、キレますよ。あんたらの給料から延長分の接岸料差っ引くぞ、と。(爆)
Dsc_0166_r           というわけで、後半戦一発目の6416(シッピングマーク33)
Dsc_0199_r            作業開始から6時間・・・ようやく本日最初の先頭車が!!
                      (シッピングマーク31)         
Dsc_0285_r                  6116の到着を待ちわびるPasosoへ

いやいや、もはや日のあるうちには間に合わないのではと半ば諦めていましたが、なんとか上がりました。でも、これで1本目の走行シーンはお預けですな。
Dsc_0331_r              続いて中間運転台の6516(シッピングマーク34)
Dsc_0371_r             船内からの最後の一枚、6316(シッピングマーク32)

そんなこんなで、そろそろ光量が足りなくなってきた、かつBogorの方から徐々に勢力を拡大してきたどす黒い雨雲が、ついに到達しまして、周囲は一変、夜の様相に。
Dsc_0443_r                     6918(シッピングマーク39)

さあ、あと1両で6116Fが1本完成!!だったのですが・・・
Dsc_0492_2_r                    おや??(暗くて顔が・・・)
Dsc_0526_r                 先に出てきた6118。(シッピングマーク51)

え?シッピングマーク41~50ってどこへ消えたのだ??
Dsc_0561_r                     6318(シッピングマーク52)

そしてすっかり日も暮れてしまい雨が降りだしたTanjungPriok。撮影には最悪の状況ですが、次の6016が上がるまでは張り込むという決心です。   
Dsc_0583_r                   こんなときに吊り上げなくても

一時的に雨脚が強まり、仕方がないので港湾クレーンの下に、皆で避難しましたが、作業は滞りなく進められ、そんなときに限って6016なんですね;;
                     
Dsc_0608_r                    シッピングマーク40の6016

これにて船内上段は空になりました。ですから、このタイミングでPasosoに向かわないと、戻る足がなくなってしまいますので、雨の中ささっと撮影し、トレーラーに便乗させてもらい、本日初となるPaosoへ向かいました。日に日に増えるコンテナの数は留まることを知らず、搬入箇所がだいぶPasoso駅本屋から離れた方に移動していました。それでもコンテナの隙間でやっているという感じで、ヤードの照明の灯りも、それの陰に入ってしまい、夜間撮影は一層困難なものになっていました。
Dsc_0653_r          6016をもって、ようやく1本目の組成が完成。長かった・・・。

それでも、1本目となる6116Fが組成完了となったのは19時過ぎで、普段のように深夜戦に突入することはなく、そう思うと意外に早く終わったかも(そして今日は家で寝れる♪)といった印象でした。もちろん、いつもの21時まで配給設定禁止ですので、Pasosoも作業は中断。船の方ではちょうどここで、鉄板タイムと重なり、ちょうどよいタイミングでした。ですので、小雨も降っていることですし、明日に備え、ひとまずの撤収としました。深夜のDepokへの回送は6101Fで撮ったので、今回はパス。
Dsc_0694_r         先に到着していた6118も6016オンレール後、この位置まで移動して一旦ストップ

で、翌朝。6時半にSudirman~Manggaraiのこのところの定位置でスタンバイしているとおよそ1時間ほどで2本目となる6118Fがやってきました。PasarSenen~TanahAbang経由になってから、Sudirman~Manggaraiの順光時間に一度は撮りたいと思っていたのですが、ようやく成功しました。しかもCC201の1エンド先頭!!配給撮るとき、よくよくCC203に当たる(しかも逆エンドとか)ので、ブルドック顔が見えたときには内心ガッツポーズでした。
Dsc_0744_r            翌朝、2本目となる6118FのPasosoからDepokへの配給
Dsc_0750_r                        首振り最高!!

撮影後、駅へワープし、先回りも成功♪
Dsc_0812_r            またアイツ撮ってるよ・・・と思われていることでしょう

そしてManggaraiでも1発撮ってから、後続電で追いかけると、なんと今日はPasarMingguで配給が待避となっており、Depokへも先着に成功♪さすがに朝ラッシュ時間帯ということで、先着していなくとも、数本電車をやり過ごしてから、ちょうどDepok折り返しが2番に入ったタイミングで、効率の良い入れ替え開始となりましたが。(LentengAgunで降りてさらに撮影枚数増やすことも可能だったわけです;;)Depok3番に入ってくれれば、駅撮りで済んだのですが、なんと無念の4番線着で、駅ソトまで、そそくさと移動しました。
Dsc_0875_r                      まずは釜の入れ替え
Dsc_0882_r                    渡り線の先ですぐに折り返し

ここで新発見だったのは、入れ替え時、わざわざ渡り線の先まで行くものの、そのまま下り線逆走で、釜を3番に入れたことです。これにより、上り線に何ら支障を来すことなく、事実この直後上り電車が釜と並走してゆきました。下りは下りで、Depok止まり、折り返しだったので、こちらも全く後続に影響を与えることがありませんでした。これはなかなか考えていますね。そういうことなので、深夜帯でない限り、配給は4番着で固定ってことですわ。

で、本番です。
Dsc_0922_r          プッシュプルになった今、唯一お顔が拝める区間になりました。
Dsc_0972_r            DjokoTingkirによって電車区に押し込まれていく6118F

おまけ
Dsc_0856  撮影中気にも留めていなかったのですが、確かに6018が60両目ということになってます
                  どういうカラクリなんでしょ??


以上

コメント

コメント一覧

    • 保留車
    • 2016年10月11日 17:24
    • お久しぶりです。ふと思ったのですが今後205系と今回の6000系は、どちらが先に廃車になるのでしょうか?vvvfという点では、6000系の方が新しいですが、界磁添加励磁制御205系がインドネシアでは、使いやすいようにも思えます。どちらが先に廃車になるか、どう思われますか?
    • パクアン急行
    • 2016年10月12日 03:47
    • <保留車様
      VVVFという点が新しいですか?6122F以降の5M5T更新車を除いたら、もはや20年越えの型落ち品。こんなもんのどこが新しいのですか?
      こんな質問の解答、火を見るより明らかでしょう。もっと別のところで質問された方が、もっと親切に答えてくれる方がいらっしゃると思いますよ。
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