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今更ですが、国営企業展に行ってきたときのことを気の向くままに。

去る9月中旬、慣例の国営企業コンベンションと運輸業コンベンションが立て続けに開催されました。後者は平日のみの3日間のみ開催(お目当ての運輸関係はほぼ同内容の展示でしょう。国営企業コンベンションにMRTが出ていないくらいですかね。)ということで、なかなかタイミングが合わず、訪問は断念しましたが、前者の方は土日にも跨っており、大したネタもなかったことからちょっくら見物してきました。本来は、業者向けの展示会で、当然日系企業もこういうのにどんどん顔を出して、INKAだのRailinkだのともっと密接な関係を築かねばならないとは思うのですが・・・、そういう話を聞かないのは残念な話ですね。かくいう私も顔を出したのは日曜日ですし、ですからもちろん業者さんの姿はなく、土日のレジャー客ばかりで、むこうも、こっちも完全に休日モードでした。

Dsc_0570_r              会場入り口に鎮座する今回の目玉展示物?

まず会場入る前にお出まししたのが、こちら。国営系デベロッパー企業によって開発された(他の建設系企業もこぞって開発している模様)少量輸送無人運転車両。要するところのAPMですな。が、かつてモノレールがもてはやされたときにと同様に、一過性のもので、すぐに消えるのではないでしょうか。こんな輸送量の小さい輸送機関など、今のインドネシアでどこにもマッチする路線などなく、強いて言えば、スカルノハッタのターミナル間輸送で、この時点で未だ入札が始まっていないなんて話を聞いていましたが、先日またも韓国宇進産電に落札されてしまいました。お互い懲りないねぇ・・・。というか、2017年3月までに納入するとか、全うな企業なら絶対入札なんて出来ないでしょ。初めから宇進ありきで話が進んでいたとしか思えません。しかも今回なんて、メダンのときのように納入遅れになったら、AGTの代替車両なんてないぞ。ちなみに、2年前の幻となったモナスモノレールフェアでは、スカルノハッタの空港内はINKAがやるとか言っていたくせに、結局ガセだったんですね(というかINKAにAPMを作る技術はない?)。しかし全くもって低レベルな争い。こんな茶番な争いに乗り込む、日系企業の勇者をお待ちしております。

Dsc_0574_r                         車両拡大

で、このハリボテ車両、子供だましも程々にしとけよ、と思ったのですが、一応走行試験とかやっているようなんですね。試験線はPurwakartaとCikaumの中間あたりの山の中にあるようです。
Dsc_0591_r                     確かに走っていますね

アパート敷地内の移動手段としてでも使う気なのか?ああ、もしかしたら一体開発される新幹線中間駅周辺をぐるっと一周させる算段かもしれませんね。土建集団がこぞって開発しているとというのも頷けます。まあすぐに壊れて終わりでしょうけど。

いきなり、トンデモナイ白物に面喰ってしまいましたが、中のメイン会場へ。
Dsc_0599_r               話題のインドネチナ高速鉄道会社のブース
Dsc_0628_r                  毎度毎度の使い回し展示物
            興味のある方はFB、Twitterを炎上させてみましょう。

Dsc_0601_r                やる気ねーな!!担当者出て来いよ。

今回最も注目していたKCIC(印蘭鉄道かよ!!)のブースですが・・・。手前の第一会場のほぼ中央に最大スペースを確保しての展示という前評判通りでしたが、せっかく目の敵であるジョーナン前運輸大臣を7月27日に更迭し、ついに本格着工したというのに、そういう祝賀ムードは全然感じられず、期待外れでした。日曜ということもあるのでしょうが、担当者の姿もなく、コンパニオンのお姉さんたちが受付対応しているだけですので、全く収穫はありませんでした。展示物も、出資会社のKAIや農林会社の紹介ボードがあるだけで、だったら去年のスナヤンでの展示会の方が力入っていたよなぁ・・と。

しかし、ここで油断するから日本は負けるのです。

そんなわけですので、ここ最近の動きをちょっとまとめておきます。というか、ジョーナン更迭からの建設着工という、知っている人には今更な情報なのですが、このところが全く日本では報道されていないようですので。中国の受注が確定したときにはあれほど馬鹿丸出しで騒ぎ立てておきながら、肝心の本格着工をスルーというのは、お粗末な話。スシ水産大臣の漁船爆破の件を、あたかも中国の漁船を破壊しているように煽っている暇があったら、ジョーナン追悼記事を書いてもらいたいもの。言っておきますが、今の情勢で中国の漁船など爆破出来るわけがないのです。しょせん、子供だましのデモンストレーションに過ぎません。イスラム保守派層のガス抜きのためというのが実際のところ。これに騙される国民も国民ですが、さりとて日本人も人のことは言えません。フジサンケイのガセネタを鵜呑みにしているわけですから。
Dsc_0227            ジョーナン更迭を待っていましたとばかりの建設着工。
    しかも、新運輸相ブディカルヤではなく、諸悪の根源リニ国営企業相が言及。
                     (8月6日付けじゃか新)
Dsc_0233                そして、8月18日建設許可待望の発行。
                      (8月20日付けじゃか新)
Dsc_0225            しかし、ジョコウィの中国優遇政策はあからさまだね。
          いくら改革、開放路線といっても、就任後6倍って、異常でしょ。
                      (8月1日付けじゃか新)

とにかくも、高速鉄道はついに着ましました。いつ完成するかはさておき、現政権が続く限り、いずれ開業するのは間違いありません。中国が世界一の鉄道大国というのは反論のしようもない事実です。災害の度に、路線網が縮小される発展途上国レベルの本邦の鉄道とは訳が違うのです。一度の追突事故を槍玉に上げ、まるで日常茶飯事起きているかのごとくいつまでもネチネチ言うのはやめること。あまりにも大人げない。別に中共の肩を持っているわけではありませんよ。しかし、中国製は壊れるなんて、何を根拠に言っているのでしょう。すぐにれるのは、それ韓国製(笑)そりゃ安かろう悪かろうに変わりはありませんが、なんとか動くのが中国製。経年劣化したら、また安物で置き換えればよいだけの話。寿命半分、価格半分なんて唱えたのは、どこの誰でしたかな?それで、マレーシアだって、あれよあれよという間に、中車の勢力下に入ってしまったではないですか。

てっきり仲良しこよしでKCICとKAIが隣同士で並んでいるのかとヒヤっとしたものですが、流石に全く別々のブースで出店しており、KAIは会場奥の運輸業を中心に集まっているところに軒を連ねていました。

Dsc_0642_r                  最優秀デザイン賞ですな、これは

で、ブースだけは妙に凝っているKAI。同じブースに子会社のKCJ、Railink、KAロジ、そして資産運用会社のKAプロパティが出展していました。とはいえ、何もない・・・ですね。あくまでも業者向けの展示会ですから。
Dsc_0733_r        しかし休日でもこれだけの社員を置いているのはさすがKAIですね。
                   どっかの高速鉄道会社とは違うな。

でもKAIが如何にマトモな会社かってことがわかりますよね。そして休日の社員さんはみな暇を持て余しているので、いくらでも仲よくなることが出来ました(笑)ノベルティをクレクレしていたら、ここで特急券買うと、ジョーナン本の特別版プレゼントというので、今度の出張用にここで購入。ネタといえば、やはりRailinkのスカルノハッタ空港線ですが、案内は一切なし。聞いたところで、ロクな返答はありません(運営会社なだけで、作るのは国の仕事ですから、現時点では何も答える立場にはありません)ので、あえて触れないことにしておきます。政府見解によれば2017年3月頃とのことですが、無理だね。大慌てでレール引いたところで、車両がないんだから。それとも当面の間、KFWで代走?そうか、KRDでもいいかもしれません(爆)。
Dsc_0661_r_2              ちなみに向かい側は最近ご無沙汰なasdpさん
             尾根遺産から、オリジナルペン立てを頂きました♪
                   またMerak行きますからね~。

会場奥の方に行くと、お馴染みの信号屋さん等がありました。
Dsc_0676_r            インドネシアの鉄道信号関連をほぼ独占するPT.Len

しっかし、可哀想なくらい暇そうですね・・・。

で、その隣で妙に人の入りが多かったのがこちら。
Dsc_0669_r_2         みなさん、そんなに空気ブレーキシステムに興味がおあり?
Dsc_0673_r                 本業は武器屋さんなんですかね

こんな会社があるんですねぇ。
Dsc_0679_r                   お待ちかねのINKAさん

そして、実は高速鉄道以上に興味のあったINKAのブース。予想通り、バングラ客車と新型Ekonomiを推しまくっていますね~。そして、何故かLRTのイメージパースも。とりあえず、新型Ekonomiは予定143両製造とのこと。さらに同型のエグゼクティブ仕様のK1も210両の製造予定とのこと!!そうなると、果たして空港連絡線車両なんて作れるのかよ・・・という話になるのですが、案の定全く告知なし。質問してみましたが、現時点では全く製造に入っていないとの話。別にボンバルディアのノックダウン生産ということでもないらしく、作るしかなそうなのだが。安く落札しすぎて、最後は中国に泣きつくなんてこともあり得る?中車に買収・・・それだけは避けたいですが。でも、実際中国人が結構接近しているような噂は聞くのですよねぇ。

で、その新型エコノミなのですが、本格運用開始後1ヶ月ほど経過し、どうやら乗客からクレームが殺到しているようで・・・。というのも、座席定員を従来の2列×2列のボックス仕様と座席定員を揃えたため、シート間隔が狭いというのがその原因です。とは言え、K2だって十分狭かったわけで、何を乗客は高望みしているのか。だったら、エグゼクティブに乗れよ、です。が、妙にそういうところにプライドがあるのか、次期出場車では定員を減らし、座席間隔を広くする計画もあるとか。そんなことしたら、窓と座席がまだズレるじゃないか。
Dsc_0686_r                    やっぱり気になるLRT

問題のLRTなのですが、一応設計諸元も書かれており、軌間1067mm ??一体どこの路線を想定しているのか。少なくとも大陸仕様のジャカルタLRTはまさか1435mmで確定ですから、ということは国鉄規格のスラバヤLRT?そもそも実現すればの話なんですが。モノレールをポシャッた分(国営モノレールの方ね)、INKAも何かしら作らねばならないのかもしれませんけど、それより生産能力を上げないとね・・・。

ところで、いきなりLRTと言われて、果て何のことやら??の方が大勢いらっしゃると思いますので、ちょっと説明せねばならないでしょうね。例によって日本のメディアは一切報じていないようですので。木を見て森を見ないとはまさにことのこですな。当地においてさえ、何LRT?MRTのことじゃないの?なんて言う人がいるくらいなんですから、なんともお粗末な話・・・。簡単に言ってしまえば、モノレールの代替なんですが、実はそれでは事実誤認です(当地メディアは完全にモノレールの代替えと言っていますが)。前のブログの過去記事を漁っていただければ、わかると思いますが、かつてジャカルタには2種のモノレール計画が存在していました。一部日本でも、その中断話が報じられていますが、それはそのうち、華人資本の準民間会社(ジャカルタモノレール社)が建設するTanahAbang、Senayan地区の周回及び枝線の方。そしてこれは周知の通り、2000年代初頭から建設が始まったものの、資金繰りの問題から、度々中断し、正式に建設凍結(果たして本当に資金問題だけだったのかも疑問。ジャカルタ特別州は、このプロジェクトにそもそも乗り気ではなかったのではないか?)となりました。ジョコウィがまだジャカルタ州知事をやっていた末期のときでしたかな。もちろん、当時の副知事と言えば、現知事の華人アホックなわけで、このときから悪の枢軸が出来上がっていたわけなのですが。つまり、当時INKAが受注を狙っていた完成時期未定の妄想国営モノレール(ジャカルタモノレールが市内交通なのに対し、こちらは対郊外輸送)は全くもって別事業であり、建設中断をする理由付けなどなかったわけですが、前者のゴタゴタと一緒くたにされ、資金難と事業主体の失踪により建設中止と宣言がされたわけです。で、今回のLRTなのですが、後者の妄想国営モノレールと全くの同一区間に建設がなされます。つまり、このLRTは、メディアが騒ぎ立てるようなジャカルタモノレールの代替ではないということです。正しく言うならば、あの妄想がLRTとして現実化したということになるのです。

しかし、いずれにせよモノレールが15年以上かけても、資金問題というだけで建設出来なかったものが、どうしてこうもたった1年で着工にこぎつけ、破竹の勢いで建設が進んでいるのか。おかしいと思いませんか?そもそもジョコウィはジャワ島に金をかける金はないと豪語したのですよ。妄想モノレールの第一期区間はCibubur(デポックの北端)~Canwangです(その後Bekasi方面に延長)。そして今、それをCawangからハリム空港まで延長するという話が出ています。おそらく、これは確定。高速鉄道のManggarai乗り入れの断念との引き換えという線が濃厚のような気がします。前述の通り、インドネチナ高速鉄道会社は、新幹線駅周辺の土地開発権利を持っています。と考えれば、LRTは高速鉄道と抱き合わせなのではないか?そんな想像をしてしまうのは私だけでしょうか?実は高速鉄道など目くらましに過ぎず、本命はこちらなのではないかと?

恐ろしいことにLRTは更なる路線拡大構想があります。これに阻まれ、おそらくMRT東西線は建設できないでしょう。自前で作れるなら、わざわざ他国の借款などに頼りません。そして、ジョコウィは言っています。将来的にはKCJ、MRT、LRTは統合すべしと。こうなったら、最悪の事態ですね。日本が長年御守をしてきたKCJ、オールジャパンの結晶であるMRT、それがこんなおもちゃ同然のLRTと統合?考えるだけでぞっとします。アジア大会前の2018年の完成を本気で考えているなら、LRT車両に関するアナウンスもあって然るべきですが、事業主体となる会社が未だに設立されていないのも大きな謎で、果たしてどのような調達が実施されるか、注目です。日本国内では、建設順調なMRT、そしてインドネチナ高速鉄道失敗論の二項対立で、話題が持ちきりですが、我々が警戒すべきはこのLRTなのです。現地紙の受け売りしかしない当地日系メディアも、追及し警鐘を鳴らすべきではないでしょうか。

なお、これとは別に、東ジャカルタ、Kelapagadin地区にもアジア大会輸送向けに韓国資本でとりあえず数㎞だけ別個でLRT路線が作られるようですが、大会終了後に壊れて終わり(爆)でしょうか。こっちは別に気にする必要もないか。しかし、当地においてすら、韓国の地位低下は目を見張るものがあり、痛快の極みです。意味も分からずハングルシャツ着たり、韓流ダンスする若者たちはいったいどこへ行ったやら;;
Dsc_0711_r      その他、会社設立前のLRTは国営建設連合ブース内で展示がありました
                  高架上にはCRHとLRT車両の姿が!!

WiKA、Adih、HK・・・・と国内建設業界を寡占するまさにブラック企業の代表格(笑)が名を連ねている建設連合ブースでしたが、やはり話題は高速鉄道とLRTなんでしょうかね。中身は全くないのですが、ポスターやらなんやらがベタベタと貼ってありました。中国からもたんまり賄賂をもらっているのでしょうかねぇ。
Dsc_0720_r       LRTの駅舎模型。ただし、これはスマトラ島、パレンバン向けのもの。
Dsc_0707_r       目下建設中のジャカルタLRT。10年越しのMRTに匹敵するくらいの進捗率・・・
                                   (見てくれだけは、ね)

さて、このコンベンションで、私の中で一番頑張っているなぁと思えたのは、こちら。PPDでしたね。バスネタなんて、すっかり放置状態なのですが、応援してますよ。
Dsc_0689_r                      息を吹き返したPPD
Dsc_0696_r           中古バスの壊れるに任せるしかなかったPPDが蘇りました

一応、知らない方に説明しておくと、PPD、つまり、かつて(そして今でも一部)東京都をはじめ、中古バスの大量譲渡を受け市内でバス路線を運営していた会社です。オーストラリアからもらい受けたベンツ車両はまあなんとかスペアパーツが供給され、今でもそこそこ姿を見かけますが、日本製バスは政府の中古部品輸入禁止の影響をもろに受け、減少に歯止めがかからず、もはや風前の灯です。詳細は存じませんが、まあここも色々なルートからかつては車両調達をしていたと思われ、なんとも言えませんが、とりあえず政府を介した無償譲渡ってのは、ロクなことにならないな、と。その点、今のKCJは本当にうまいこと世渡りしてきたなぁ、と思います。奇跡に近いですよ。

そのように、上の画像のグラフからもわかる通り、2015年まで保有台数は減少の一途を辿っていました。が、今年になり、長年糾弾されていた故障続きの韓国製バス(大宇)保有し、トランスジャカルタ(tj)の一部路線運営権を保有していた会社(JMTともう一社どこだったかな)を永久追放する形で、PPDがtjの路線運営に参入。同時に、運輸省から車両(日野製の青いやつですね)の無償提供を受け(税金で蘇ったと言えばそれだけなのですが)、見事復活を遂げたのです。なお、日野製のバスウェイ用車両は他都市にも運輸省から無償提供され、全国向けに数千台が納入されているものと思われます。PPDにおいては、立派なCiptat車庫(Klenderの方は既にTJ社に委譲されている模様)が日の目を見る日がついにやって来ましたね。ここでなら、しっかりとバス車両の整備も出来ることでしょう。名義会社同然のJMTのようにはならないはずです。初めからバスはバス屋にやらせておけばよかったのです。(かつてtjは路線毎の競争入札制だったはず。現在は見た感じ、やってなさそうですね?)今後、tjの運営はPPD、DAMRI、Kopaja及びtj直轄に棲み分けられていくのでしょうか。
Dsc_0695_r      そして、やはりPPDは路面電車の血を引く、由緒正しい会社だったのですね
Dsc_0724_r        廃車置き場とかしていたCiptat車庫も今やこの通り、なんですね

と、PPDネタ共に日野が運輸省から大量受注の話題をお届けしましたが、鉄道案件に至ればMRTを除き、中国一辺倒。今後しばらくは、日本勢にとって冬の時代が続く・・・とここまで記事を書いていた矢先なのですが、なんと!!10月14日、ジョーナン、閣僚復帰の報。Webで現地紙の報道を見たときにはまたガセか?とも思ったのですが、二重国籍疑惑(笑)でしばらく席の空いていたエネルギー鉱物資源相として、再び大臣に返り咲いたのです。
Jonan_2              急転直下のこの人事の裏には何があったのか?
                  2時間前に知らされたって、本当?
                     (10月15日付けじゃか新)

このところ、政治絡みの動きが激しく、去る12日には運輸省の汚職現場にジョコウィ自らが乗り込み、マスコミの面前で運輸省職員が現行犯逮捕されるというパフォーマンスを仕立てられ、まさかジョーナンにまで問責が及ぶのでは、とヒヤリとさせられたものでした。

しかし、ジョコウィ政権の中共依存への不満が徐々に国内でくすぶりつつあるのも事実で、ジョコウィの右腕、華人アホックジャカルタ州知事の支持率が急降下しています。現在、来年の次期州知事選への選挙期間の中にあるのですが、毎度のムスリム軽視の発言を連発しており、コーランの侮辱(確かにアホックの言うことにも一理あるんですけどね)がついにイスラム保守勢力の逆鱗に触れました。これにより、14日には大規模なデモ行進がGambir駅周辺で決行されました(とはいえ、破壊や暴力行為に出るものはおらず、終始穏やかだったようですが。しかしこれに触発され、過激行為に出るものがいないとも言い切れないのも事実ですが)。ジョコウィはアホックを擁護するでしょうから、こちらの支持率低下も免れません。そして、懲りずにまた過激発言を続けるでしょうから、それに伴い反中勢力は勢いを増すことになるでしょう。アホも使いようです。但し、個人的な感想を言わせてもらうと、ここでアホックが失脚し、イスラム超保守派が知事になった場合、最悪LRT計画の白紙撤回、さらにはMRTの開業延期の可能性もあるわけで、とりあえず2018年まではアホックで我慢しておいた方が、後々のためじゃないか、なんてことも思ったりするのですが;;

また近いところではこんなネタも転がってきたり。
Dsc_0235                      こんどはガチなのか?
                     (10月8日付けじゃか新)

以前、伊勢志摩サミット拡大会合時に、某新聞社がジャカルタ~スラバヤ間の鉄道高速化事業を日本政府に援助を以来云々との特ダネを出しましたが、後日現地報道官からガセ!!と一蹴された(正しくはガセではなく、その案件自体はあった。が、在来線高速化事業は運輸省予算でやるという話だったはず。)なんてことがありましたが、結局日本にすり寄って来たわけですね。発端は、マレーシアの在来線高速化(メータ軌、一部高架化した以外は従来のままでの高速走行はちょっと乗りたくない・・・)に触発されたってことなんでしょうけど、電化もしないでCC206の重連、三重連で160㎞/h運転は無理との試算が出たのでしょうね。そりゃ無理だわ。しかし、在来線改良にはアメリカ政府も資金援助をするとかしないとかいう噂も耳にしており(そりゃ、ロシアと中国がこぞってインドネシアで鉄道建設を進めているのだから内心穏やかでないでしょう)、アジア最大のGEのお得意様の囲い込みを画策(日本には出来ない発想ですな)しているのではと思われます。まあ、それにしても今回、担当者が正式に日本側と接触したということで、今後何らかの動きは出てくるのでしょう。在来線改良になるのか、新線建設になるのか、それすらもわからない状況ではありますが。20年後、30年後の話ですね。生きているうちに見れるのか。

そんなわけで、実際のところ現状国内では反中、親中勢力の水際での攻防が続いている、というかジョコウィによる対抗勢力の懐柔作戦が続いています。懐柔させておかないと、政権を転覆させられてしまうのが、ジョコウィの弱さです。いつでも誰にもニコニコ、それが奴のモットーであるはずです(かつてのトリ社長を思い出します。本当にこういう奴って嫌ですね。)。ですから、とにかく日本はまだ完全に見放されたされたわけではなく、まだまだ隙を突くチャンスはあるはずだということです。そして、何度も言うようですが、インドネシア人は突き詰めて浮気性です。甘い餌を釣られれば、喜んでそっちに付いていくのです。そこに道理などありません。それをわきまえて、日本政府、日系企業はひたすら攻めるのみなのです。

マレーシアは中国の手に落ちました。タイも今後どうなるか、先行き不透明です。そして、ミャンマー、フィリピンと、鳴り物入りの平民宰相が民主化の名のもとに、中国へのすり寄りを強めている現状、こうなるとやっぱり、どっち付かずで、ノラ~りクラ~りとかわす、このインドネシアンマインドがなんだかんだ言って、最後のフロンティア(鉄道業界においての、ね)になるのかもしれません。その分ストレスは溜まりますが、そこは我慢するしかないのでしょう。

話題がだいぶずれましたが、この辺で終わらせます。たまには頭の中をこうして整理しておかないと、ですね。