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日常に戻りました

昨日、11時40分に発生したジャカルタ首都圏全域の広域停電ですが、昨夜夕方以降に順次送電が開始され、本日朝までに完全に復旧しました。チレゴン火力発電所ガスタービンの故障ということで、相当の時間を要するかと思いましたが、当該の発電機のみ停止し、残りのもので急場を凌いでいるのかもしれません。

当方、家に帰っても真っ暗なので、Depokの某ホテルに避難していましたが、21時前にBogor線がまず運転を再開。各駅及び駅簡に停車していた電車が一斉に動き出しましたので、21時台上りにも関わらず、もの凄い本数が走り出しました(笑)その後も、なんとか4日のうちにSerpong線、Tangerang線でも運転を再開した模様です。Bekasi線は長距離を優先する都合で、Cakungまでの運転再開。おそらく最終電車のみCikarangまで走らせて、乗客の救済を行ったのでは、と思います。

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しかし、下り電車もガラガラ

とはいえ運転再開時に、乗客は三々五々帰宅してしまっており、大きな混乱は見られず電車もガラガラ。市内に着くと、いつもは夜まで賑わっている場末の盛り場も閑散としており、皆さんやはり早々に帰宅してしまったようです。これが平日だったらまた訳は違ったのでしょうが、バスウェイ、そしてゴジェック、グラブ等の配車アプリの存在は交通インフラをバックアップする機能として欠かせないと思いました。

それにしても、たった1基のタービン故障で全ての送電が止まってしまうほど、電力設備が脆弱なジャカルタ。大気汚染対策で、オール電化待ったなしの状況で、まずはTJから電動バス化を進める模様です。自家用車に対しても、数年以内にガソリン車のジャカルタ市内乗り入れに対し、何らかの規制が加えられる可能性もあります。それはそれで良いことです(自家用車の中韓メーカーへの切り替えは加速するでしょうが)が、そもそもの電力不足問題をそのままにしておいて、なんでも電化というのは、毎度毎度の場当たり的、インドネシアンマインドそのものです。

鉄道コム

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