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再掲ですがSerpong駅に停車中の205系H7編成

さて、先日暇つぶしがてらに数か月ぶりに訪問したSerpong駅。かれこれ1年に渡り工事が進められていた電留線がほぼ完成状態になっていました。Parung Panjang電留線に続いて、Serpongでも着工されたことにはびっくり(駅前集落はある日突然更地化されていたことに驚き・・・インドネシアでは駅前に家を買わない方が良いですよ・・・)、こんな狭い用地で出来るのかと思ったものですが、あれよあれよという間に完成してしまいました。

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橋上駅舎から電留線を望む

ご覧の通り、本線脇に3本の線路が敷かれ、12連3本の留置が可能になります。Serpong線沿線のバンテン州エリアはジャカルタ最後のフロンティアでもあり、緑のジャングルや広大な水田が急ピッチで宅地化開発されています。イケヤやイオンモールが立ち並ぶ整然とした街並みはもはやジャカルタではありません。Serpong線はジャカルタの田園都市線というべき風情(高速道路と並走、インターチェンジの立体交差とかまさにって感じ;;)です。

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電留線終端部より

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本線との接合部
回送電車は本線上で折り返す必要がありますが、もともと
そのような扱いが存在したので信号配置的にも問題なし

数年前まで、黄色い非冷房客レがのんびり走っていた頃とは想像もつかない輸送体系になっていますが、設備自体は旧態依然で、需要に全く追い付いていません。現状、オール205系10連(まれに203系)に統一され、朝ラッシュ10分ヘッドでの運転になっていますが、もはや輸送力は限界です。12月1日改正では従来の16運用から18運用に増強され、さらに空スジ運用が2運用あり、車両が整い次第20運用体制になる予定(空スジの2運用は夜間Rangkas Bitung滞泊のため、そちらの留置線の進捗次第かも?)です。近年、こんな大増発が出来たのもParung Panjang電留線の完成のおかげでもあるのですが、それでも車両留置スペースが圧倒的に足りていませんし、車両基地が一か所もないのが大問題で、Bukit Duri, Bogor, Depokに次ぐ検査箇所の設置が望まれているところです(噂レベルでは出るものの、全く具現化しませんね・・・、マジでRangkas Bitungに作るのでしょうか??)。それでもSerpongに留置箇所が出来たことで、今回の増発も叶ったと言えます。運用表を見てみると、Serpongの滞泊が5本ありますので、電留線は12月1日改正から既に使われているということでしょう。ダイヤ改正前は駅留置の3本でしたので、明らかにこの分の運用増です。現場を見に行くまで気づかなかったというのは不覚でした・・・。

ただ、留置箇所を増やしたとしても、列車区間仕様の閉塞区間が長すぎるSerpong線(かつてのBekasi線のBekasi以東と同じ)ですので、信号設備の改良もしないと、抜本的な増発は出来ないわけで、ひとまずは20運用化、そして12連への増強で急場を凌ぐことになるでしょう。仮にBogor線並みの3分ヘッドにするなら、車両が根本的に足りないですしね。

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問題の1・2番線ホーム
1番線はかつて行き止まりでした

が、その12連化を阻んでいるのも実はこのSerpong駅です。確か、90年代のSerpong駅の改良工事にもJ〇CAが関わっていたとは思いますが、これまたクソ設計で、写真を見てみればわかる通り、ホームが狭すぎて、いつ接触事故が起きてもおかしくない状態・・・。階段の脇なんて、怖くて通れないほどですよ。旧低床ホーム時代の配線で、そのまま高床化、橋上化しかから以外に他ならないのですが、2012年頃までは本屋側の1番線は用地都合で行き止まりになっており、Parung Panjang側に出発できないという仕様でした。が、KAIにかかれば強制収容なんてお手の物で、2面4線化になり、さらには電留線まで完成してしまったわけです。

しかし、その2面4線というのがタネで、12連対応のホーム延伸を阻んでいます。特にその2012年に設置した1番線下り方の分岐器を移設、しかも新たな用地取得を行わない限り、それが出来ないというちょっと面倒な事情があるのです。結局、2019年にヤルヤル詐欺で実現しなかったSerpong線12連化ですので、果たして今年中にホーム延伸が出来るのかが注目されています。そんなわけで、電留線を見るついでに、こちらも観察。

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3・4番線ホームは1・2番より長いものの12連には未対応
但し下り方に延長の余地はあります

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真新しい謎の空間が出現
これが意味するものは??

先日までパサールが立ち並んでいたこの謎の空間。非常に怪しいですよね。一晩のうちに燃やされた感・・・。この市場が無くなればアクセス道路を移設して、線路用地も確保出来そうな感じです。このパサール撤去がSerpong駅12連対応可工事の着工の印となるのでしょうか。メトロVVVF車の入線規制がある以上、KCIは205系12連を持て余し気味であることもあり、走行距離調整という意味でも、Serpong線の12連化が早期に実現することを願っています。

鉄道コム

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