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群衆に見送られKebayoranを発車する
シンカンセンこと、Rail Four(Kereta Inspeksi 4)

10日ほど前に改造元のBalaiyasa YogyakartaからTanah Abangまで回送されていた元日車KRD,MCW302系Rail Fourですが1月30日、いよいよ初任務のときがやってきました。これまで2回ほどスルポン線Tanah Abang~Rangkas Bitung~Serang間で試運転が行われていたことから、ウヤにならない限り、大統領以下政府要人がバンテン州方面に遊説に行くのでは噂されていましたが、予想通りの設定となりました。しかし、運転直前まで運転報が上がらず、朝は用務を入れていたことから、会社を上がりに見物に行ってみました。目撃情を見ると、ちょうど間に合いそうでしたので。なお、露払いとなるRail Threeは通過後でした。

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Kebayoran駅前、凄いことになってるな

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踏切も厳重警備
渡れるかな

さすがに政府要人をTanah Abangのような場末で下車させるわけには行かず、客扱いはKebayoranまでの様子。ちなみに、本日乗車したのはマルフアミン副大統領と、毎度のブディカルヤ、それにバスキ公共事業省のいつもの顔ぶれ。ジョコウィの登板はありませんでした。ここから副大統領一行は専用車で市内中心に向かうようです。列車を撮るか、副大統領を撮るかというところですが、この警備状態だし、何言われるかわからないので、線路際へ。というか、線路際もセキリュティ貼りつていますけど、大丈夫かな?と思っていると。

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野次馬だらけじゃないですか

この人たちは、どこから情報を聞きつけてくるんでしょうね。あまりの警察の数ですから、誰か来るんだろうと思っているのかもしれませんが、みなさんジョコウィコールをしています。いや、だからジョコウィ乗っていないし。そもそも全員ここで降りるんだから、手を振っても車内には誰もいませんよ!!
もう少し、駅から離れた直線で撮っても良かったのですが、こんな天気だし、編成では前に撮っているので、このもみくちゃ加減を記録しておきます。直線区間行っても、この様子じゃ乱入する野郎とか出てくるでしょうし。

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いよいよ入線です!!

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残念!!3番線!!みんなしょんぼり

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しかも、後続の各停を先に出した!!
おそらく今日の一番のハイライト(笑)

運転報上は着発ですぐに出る予定だったのですが、大名列車扱いはここまでなのか、後続が詰まりすぎていたのか、205が先に出てしまいました。この位置で撮りたかったんですけどねぇ。この間に、大統領以下も車で出発。駅まで一行撮ってからでも全然間に合ったのになぁ。でも、野次馬たちは、まだ大統領が乗っていると思い込んでいて、出発を待ってます。また、ジョコウィコールが。いやいや、もはや回送列車ですよ。

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3番線からしょんぼりと出発

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回送列車に向ける皆さんの視線が凄い!!

野次馬がド乱入しているのに、セキリュティも軍も何も言わないのかよ。一般列車をど乱入して撮っていたら、すっ飛んでくるくせにな。本当に不思議な国です。ガキが要人に向けて、石でも投げつけたらどうするんでしょうね。ちなみに、対向列車も抑止中のため、乱入者が轢かれる心配はありません。

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2番から出てくれたら良かったんですけどねぇ

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さあ、皆さん撤収

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家に帰りましょう
オバちゃんたちのニコニコぶりが印象的でした
誰も車内に乗っていなのにネ

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ちなみに、もう少し先の位置だとこんな感じだったらしい
撮影:M. Ridwan SR

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後追い
撮影:M. Ridwan SR

さて、本日の副大統領のRangkas,Serang行きですが、ヲタの間ではRangkas Bitung~Serang間電化延伸の視察だろうと言われていましたが、報道を見てみると先日の長雨で洪水被害のあったエリアの視察の後、全般的なバンテン州へのインフラ整備を約束した模様です。被害者へのお見舞いは、後からとって付けたようなものでしょう。バンテン州はスカブミと並んで、敬虔なイスラムが多い地区ですので、自ずと中国びいきのジョコウィが弱いエリア。実際に2回連続でプラブウォに負けていますし。当ブログでも度々お伝えしておるとおり、これまでも多数の大統領列車がジャカルタ~スカブミ間で設定されています。その都度、ジョコウィはインフラ投資を約束し、鉄道では無意味とも思えるスカブミ線の電化複線化が実施されるわけですが、今回、スルポン線のRangkas Bitung~Serang間の電化・複線化も約束されました。これが誰も乗らないローカル区間には湯水のように予算が投入されるカラクリです。Bekasi線なんて、ずっとBekasi止まりで、日本の税金を投下してやっとCikarangまで伸びたというのにねぇ。まぁ一番割を食っているのは、ソロ~ジョグジャ間ですけどね。本来ならとっくのとうに電車が走っているはずなのに、ジョコウィのお膝元であるだけに、全てが後回しにされ、未だ着工されていないという(爆)支持率の死守にしか脳の無いクソお友達政権です。

なお、後続の電車でTanah Abangまで追いかけしましたが、20分以上もSerpong線・環状線が止められていたため、もはや身動きの取れない状態に・・・。そんなこんなで、環状線ホームに到着したときに、Rail Fourはちょうど蔵の中にはいってしまいました・・・。こんな夕ラッシュにお召列車(貸切動画をご覧いただいた読者の方によると、運転取り扱いは全くお召と変わらないそうです)なんか走らすな!といったところで、Commuterの乗客の怒りが爆発していました。さすがにマズいと思ったのか、マルフ副大統領はお詫びの声明を出したようです。↓↓


ジョコウィに比べて腰が低いのですね。さすが、NUの尊師(笑) 実際問題、マルフを副大統領に据えて居なかったら、プラブォウォ勝利は明らかでしたから。

おまけ

車内で寛ぐ一行と、乗客の怒りのツイートをお楽しみください。


運輸省公式 ブディカルヤと副大統領


ブディカルヤご本人のツイート


お召ばっか通過して(露払いのRail ThreeとRail Four)電が来ねぇぞという乗客クレーム


タナアバン、身動き取れない。カオス

スルポン線終了のお知らせ・・・

鉄道コム

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