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二丁パンタの10連205系

前日のM5編成に引き続き、6月21日にはM33編成も組成変更を実施。10連化され試運転を実施しています。運転区間はDepok~Manggarai~Depok間。当初の12連化が実施されず10連化された経緯は昨日の記事をご覧ください。



 さて、タイトル及び冒頭画像からお分かりの通り、昨日のM5編成と異なり、M33編成は4M6T組成で10連化されています。8連→12連化の場合、非常にすっきりとMT比1:1で組み替えが出来るのに比べ、10連化はこのように非常に無駄があります。かつての横浜8連がそこそこスッキリと10連化出来たのは、その後やってきたM比率の高い南武編成のおかげです。ですので、これまで突発的な車輪限度値割れによる短縮編成以外で4M6T組成の205系は存在していません。それも最悪の場合のみで、基本的に6M4Tになるように欠車、無理な場合は4M4T化しています。しかし、今回もあくまでも暫定的とはいえ、スルポン線の12連化対応、あるいはメトロチョッパ車の修繕で環状線直通系統の運用本数確保まで続くと思われ、205系で4M6T編成が半恒常的に登場するのは初の事例となります。とはいえ、203系では4M6T組成のマト66、69編成が存在(マト66は現在暫定8連化されたまま)しており、日本でも過去には常磐快速の103系に4M6Tの非力編成が存在したわけで、VVVF車の205系5000番台が4M6T化されても、走行自体に問題はないのでしょう。とはいえ、なまじ加速が良いので空転だけは心配ですが・・・。最近ではマト69がすっかりスルポン線の予備車的扱いになっているため、205系の4M6T車も駅間の長いスルポン線が主な活躍の場になるでしょう。

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営業開始後はスルポン線まで追いかけなくてはならないのか?

気になる10連化後のM33編成の組成は以下の通りです。

◆M33編成の10連化:204-56, 205-67, 204-5066, 205-5066, 205-112, 205-207, 204-5050, 205-5050, 205-68, 205-56

下線部はM25編成から
太字はM5編成から

今回、増結タネ車には昨日の組成に組み込まれなかったM5編成の1両の他、M25編成が挿入され、補助電源がSIVで統一されました。これまでの組成変更の流れを見ていると、補助電源は必ず統一するように考慮していることが伺えます。SIV車がしばしばトラブルを起こすスルポン線ですが、現在、SIV2台までなら入線が可能と判断されているようで、M比率の低さと共に、このあたりからもスルポン線専属編成になりそうな気配です。

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最近設置例のない号車札ですが、札そのものの在庫自体はあるようで
10連に対応しています(1~12で1セットなんだろうね)

なお、M5編成は無難な組成から試運転は全く問題がなかったようで、21日から運用を開始しています。今回の試運転、撮影区間はゆっくりと流して通過で、起動試験、制動試験が実施されず、どんな走りをするのか観察出来ませんでしたが、果たして結果はどうだったのでしょう。無事、運用開始されるのでしょうか。

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編成札付きの8連はこれまたわずか1週間強で見納めとなりました
もちろん撮っていますけどね・・・

鉄道コム

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