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オリジナル塗装もこれで見納め
撮影:Rudy様

6月29日始発前、最後までBalaiyasa Manggaraiに残っていたKFW非リニューアル車Ts10がManggarai~Madiun間で配給されました。これにて2015年10月から長らく続いてきたKFW全車のINKA返却が終了しました。6月21日には既報の通り、KFWリニューアル第1号となるTs1がジャカルタに凱旋しているわけですが、まさかジャカルタの地に旧塗装、新塗装それぞれが同時に存在するという貴重な1週間でした(Ts1はシートを被ったままのため、顔合わせは実現せず)。

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ヘッドライトは抜かれ、帯の色褪せも進んでいますが
綺麗に蘇ることになるでしょう
撮影:Rudy様

なお今回は旅客列車の大幅運休中であるため、通常の終電後の施行ではなく、なんとManggaraiを朝3時台に出るという別スジで出発。これでは駅も開いていなければ、こんな中途半端な時間に行くのもアレなので、最後の1本でしたが今回もパス・・・。逆にチルボン界隈では朝の丁度良い時間帯の通過。もし、健康証明書や抗体検査書類の持参が必要でないのであれば、前日のBengawanかTegal Ekspresに嬉々として乗り込んでいたんですが・・・。バスで行くのも、どうなるかわからないし、今のご時世仕方がないですかね・・・。

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山を登ってボゴールに到着したKFW
脇を固める日本車たちにも時代を感じます

そんなわけで、果たしてTs10なのかどうか定かではありませんが、過去のKFW画像を掘り起こしてみました。いつもFeederやプリオクの短い編成ばかり上げていましたので、ボゴール~ジャカルタコタを終日快走していたKFWの最も華やかりし頃を振り返ってみましょう。確かKFWがボゴール線に進出してきたのは2013年の中ごろ。しかし、不運?にも205系埼京編成がぼちぼち着岸するタイミングで、2014年になって205系が運用開始する頃にはKFWの活躍はもう下火になってしまいました。かろうじで205系とKFWのボゴール線競演も見られましたっけね。

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一番輝いていた頃のKFW
デポック入線の定番位置

ちなみにこのタイミングで運輸省がジョグジャ~ソロの電化開業時期を公式ガセ情としてリリースしました。電化の完成は今年10月頃のようで年末までに営業運転を開始し、電気式気動車で運転されている快速PRAMEKSを置き換えるとしています。なお、導入される電車は10本とのことで、KFWは全編成がリニューアルされジョグジャ地区に投入されることが確実となりました。となると、今回配給されたTs10は今後ジャカルタに戻ることなく、改造されてそのままジョグジャ地区の配置されることでしょう。今年になって配給されたTs4、Ts6にも同じことが言え、彼らは二度とジャカルタの地を踏むことはないのでしょう。さよなら、KFW非リニューアル車。


たすきはリニューアル車に託されました
試運転が楽しみです


鉄道コム

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