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空港特急バトゥチェペル行き爆誕!!

昨日も+1300人超と新型コロナウイルス感染がまさにこれから拡大していくという世界標準の斜め上を行くインドネシアですが、大規模な社会制限(PSBB)解除の動きを受けて、7月1日からRailink、スカルノハッタ空港鉄道線も運転を再開しています。大きく間引き運転をすることなく、丸2か月の運休から、ほぼ30分間隔での運転へ一気に戻りました(公式でも30分ヘッドで運転!!などと大々的に出していますが、一部1時間間隔のところもあります)。

しかし、不思議なことに空港が短縮営業をしているわけではないのに、朝夕の列車は空港に乗り入れず、タンゲラン線のバトゥチェペル止まりとなっているのです。さらに、折り返しの関係でバトゥチェペル折り返しが始まるときは1時間間隔が空いています。空港に行かない空港特急がここに誕生してしまったのです。もはや通勤ライナータンゲラン・・・そこまでして走らせる必要あるのかよ、と思うかもしれませんが、KCIがタンゲラン線にプレミアムカー導入の意向を持っている通り、意外にも需要があるのです。国際線がほとんど欠航し、国内線の搭乗にも建前上は、職業証明書、会社からのレター、健康証明書、直前に採取した抗体検査結果等々の書類が無いと乗れないことから、平常時でさえソーシャルディスタンスが十分なほど確保されている空港線ですから、こんなときに空港まで乗る奴などいるはずもなく・・・。もはや、タンゲラン民の為に走らせているようなもの・・・。他会社線は曲がりなりにも一部の列車は走らせていたわけで、100%運転見合わせというのはRailinkが唯一の存在ですので、車両や設備、また乗務員・職員のさび取りというのも大きいのでしょう。彼らは国家公務員ですから、そんなにずっと休ませておくわけにも行きません。運転士なんてこの2か月何をやっていたんでしょうね・・・。KCIの増発要員に出向(というか出戻り)とかあるんですかね??

そんなわけで、7月1日から当面の間の空港線の運転時刻です。なお、メダン空港鉄道線は引き続き運休となっています。あちらは走らせても誰も乗りませんからね・・・。ちなみに・・・ですが、KAIが運行するミナンカバウ、ジョグジャ、ソロの各空港アクセス快速も引き続き運転を見合わせています。

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朝夕ラッシュ時間帯は完全にホームライナーと化しています

そんなわけで、7月1日の夕方、下り1発目の空港特急バトゥチェペル行きに乗車してきました。というか、みんな考えることは同じようで、鉄ヲタ、ユーチューバー、メディア各社の皆さまがいっぱい(笑)私も撮られまくったので、陰湿ジャップとして、どこかの媒体に晒されているかもしれません。空港に行かない空港線って、やはり全世界的にネタになるんですね;;

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ここで手洗いが義務づけられ、その後検温をしてもらうのですが、
手前のエレベーターに乗った人はスルーという・・・(笑)

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開店休業状態の駅構内ですが、普段から開店休業状態なので
違和感ないですね(笑)

マンガライまで延長運転されてから、もはや辺鄙なBNIシティになど用はないため、しばらくぶりの当駅訪問となりました。とにかくバトゥチェペル行きの証拠となるものを撮らなければなにも意味はないわけで、駅放送や車内放送、行き先表示器は絶望的なため、頼みの綱がBNIシティの巨大な発車標です。駅構内のサイネージがことごとく消灯しているなか、半信半疑で向かってみると1か所のみ点灯しており、この記念すべき瞬間?を撮ることができました。

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それにしても人いないなぁ

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すでにこの時間、空港行きは全て終了しているので
空港を選択すると列車はありませんとの表示WhatsApp Image 2020-07-01 at 22.37.28
当然バトゥチェペルまで乗車、列番は臨時でエライことになってます
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車内はカメラ小僧で密です

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取材対応でRailinkの広報のお姉さんも乗っていました

驚いたのはDuriからも乗車があったことで、確かに5番線に停車中の12連各駅停車はもう立ち客もいっぱいでしたから、ウイルスフリーに快適で通勤したい人は当然空港特急を選びますよね。ざっと勘定して、カメラ小僧10人、一般人30人くらいが最終的な乗客数でした。コロナ渦で30人乗っているんですから、E217系のグリーン車くらい、ふつうにいっぱいになるでしょうね。

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車内のディスプレイは空港行きのまま(笑)
さすがにプロマニFDTJ君作成の三菱LCDもどきの次駅案内は
自粛中で過去のプロモビデオに戻っていました

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そしてRailinkが満を持して設置した座席シールド
しかし各社でお馴染みの×印を座席に入れないのは、もはや自虐なのかな(笑)

しかし、平時から乗車率30%の空港線に座席シールドなんて必要ないですよね。よほど、これ日本の新幹線や特急にも設置してもらいたいところだと思いますが、難燃性など、耐久性だの云々突っ込まれて難しいでしょうね。

そんなこんなで色々観察していると、あっという間にバトゥチェペルに到着してしまいました。見どころはここでの折り返し方法なのですが、本来の上りホームに逆転進入して本日のアトラクション終了。別に空港まで回送しているわけではありませんでした。無駄に信号機をたくさんつけておいて正解でしたね。まあ、単線並列がデフォルトなので、ここに限らず、信号扱い駅ならばどこでも折り返しできるわけですが。

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みなさんいつものノリで、進行方向右側のドアが開くと思っているのですが

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左側のドアが開いてびっくり

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上りホームに到着
ここのエスカレーターに乗る日がくるなんて

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貸し切り状態かと思っていたら、
結構乗っていてびっくり(100%には程遠いですが)

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今なら駅で買ってもプロモでお得

マンガライから直通、ゆったり座れる空港特急。タンゲラン方面へお出かけの際は、是非ご利用ください。
鉄道コム

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