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もはや205系の天下です
撮影はジャカルタコタ駅

報道されている通り、ジャカルタ特別州は本日9月14日より大規模な社会制限(PSBB)を規制緩和前の状態(原文ママ)に戻しています。引き続き、インドネシア全土で1日に3000人程度の新型コロナウイルス感染者が増えており、そのまま放置というのは後々の言い訳が立たないというわけで、表向きには「インドネシア式ロックダウン」が再開されました。まあ、実際は引き続きのユルユル規制に変わりはありません。

ただこの感染者状況を見るに、流石に今回こそは厳しくなる可能性もあったため(大いに外れたわけですがw)、最悪の事態に備え完全在宅による鉄分不足でぶっ倒れないよう、マンガライ駅で動画を収録しました。今回のPSBB再強化において、悲しいかな、マイオフィスマンガライスタバは規制対象(持ち帰り専用)になってしまいましたので、これを聞きながら家で仕事しようと思います・・・。

以前、KRL MANIAジャカルタチャンネル様が「おうちマンガライ動画」をアップされていましたが、時間帯、画角等の問題から、コアなジャカルタ鉄の皆さまには十分満足いただけなかったようですので、当ブログ監修の下、キチガイレベルの動画(止まない放送、怒涛の205系)目指しての再収録です。
9月に外国人に開放されるはずだったバリ島も流石に延期になっており、果たしてインドネシアへの外国人旅行者渡航解禁がいつになるかわからない状況ですので、バーチャルマンガライ駅をお楽しみいただけたらと思います。立体化工事の進捗状況からして、半年後にはボゴール線側が高架化される可能性もあり、フル地平時代の最後の記録になるかもしれません。二度と見れないかもしれない懐かしのマンガライ駅の風景をお楽しみください。なお、実際には朝7:00~8:00過ぎまで延々と録画していましたが、容量があまりにも重くなる為、より放送パーツが豊富な後半の約30分を使用しております。

鳴り止まぬマシンガン駅放送をお楽しみください!



【インドネシア語解説】

これを何度も聞いて、十分聞き取れ、理解出来るようになれば鉄ヲタインドネシア語の日常会話は十分と言えます。次回のインドネシア渡航に備え、この機会に勉強してみてください。動画内の全ての放送、場面に対応しているわけではありませんが、ああこのフレーズがあったなとわかるようになれば問題ありません。ただしスタッフにより言い回しが若干異なる場合があります。最も、省略だらけ、業界用語・文法の嵐、そして丁重語ほぼなしの汚いインドネシア語ですので、インドネシア語の先生になんて出すと即倒されますので、じゃんじゃん使いましょう。

◆基本セット 入線案内から到着/発車まで、通過列車

Hati hati, jalur 3 dari alah selatan, (akan) masuk commuter line tujuan Cikini, Gondangdia, Juanda, Jakarta Kota, rangkaian (terdiri dari) 12 kereta sebagai KA1080.Tujuan Sudirman, Tanah Abang, Duri, Angke, (rangkaianya) sudah berangkat (stasiun) Tebet.

※インドネシアの駅放送では必ず進入方面を方角(まれに隣駅名を使う場合がある)で放送する。
※ terdiri dariはconsist of の意。2014年の10両運転開始後から追加されたパーツ。訳す必要はなく、12kereta(12両)だけで足りるので最近言わない職員の方が多くなっている。
※KA1080:列番。列番は数字をそのまま読む。千八十ではなく、イチマルハチマル。この場合は、Satu Nol Delapan Nol.なお、直前のsebagaiは前置詞のasであり、訳す必要はない。
※Rangkaianyaは「その列車」つまり、前の行き先を指している。しかし、意味は通じるのでやはりしばしば省略されてしまう。

Jalur 3 tujuan Jakarta Kota, Jalur 3 tujuan Cikini, Gondangdia, Juanda, Jakarta Kota, Jakarta Kota berikutnya sudah berangkat Jatinegara, akan masuk jalur 1.

※Berikutで「次」、Berikutnyaになることで、「次の」となる。つまりJakarta Kota berikutnyaで、「次のジャカルタコタ行きの電車は」となっている。

Jalur 3 selasai turun naik penumpang persiapan berangat kembali. Masnis KA1080 sinyal keluar J22A (terima) semboyan5 diizinkan berangkat. 

※この放送はKCIのアナウンサーではなく、KAIの信号保安要員のみが行う。マンガライ駅等の信号扱い駅のみで聞けるフレーズ。信号扱い駅では信号現示よりも優先されるのがこの放送。出発信号が出ても、信号保安要員から出発許可が出るまでは発車出来ない。
※J22Aは信号の番号。番線、上下方向によって異なる。これも数字はそのまま読む。J Dua Dua A.
※Semboyan5:ヲタの大好きなオランダ時代からの鉄道用語。「進行」(青)の意。「注意」(黄色)はSemboyan6であるが、その場合、放送ではそれを使わずSinyal kuning(黄信号)とそのまま言っているので、動画で良く聞いてもらいたい。
*追記:14:14付近、Sembyan6の呼称を確認。
下線部は停車時分なく着発の場合に放送される。放送は信号詰め所から行っているので、ホームの状況がわからない中で、乗降完了と言っている謎放送。おそらく、乗降完了次第、出発に備えよくらいの意味である。

Hati hati, jalur 4 dari alah utara, kerata api (jarak jauh or kereta angkutan barang or 列車名)akan melintas lansung, awas hati hati jalur 4., jalur 4 kerata api lansung.  

※kereta apiは言わずもがな列車。当地でも電車と列車は分けて案内されている。しかし、KRL(電車)は当たり前すぎるので、マンガライではほとんどの場合、省略されてしまっている。

◆応用1 当駅始発、同時に同じ行き先が停車/入線しているとき

Jalur 2 dari alah dipo (Bukit Duri), akan masuk commuter line tujuan Sudirman, Tanah Abang, Duri, Angke sebagai KA1611, jadwal pemberangkatan dari stasiun Manggarai tepatnya pukul 7:50《tuju rubi lima puluh menit》.

※旅客に全く関係ないブキットドゥリ電車区をあえて言うマニアックな放送。前の駅を発車しました放送と同じく、ブキットドゥリ電車区を出ましたと言う場合もある。利用者は全員鉄ヲタと認識されているようである。
※jadwal pemberangkatan:発車時刻。Jadwalだけなら時刻表。


Jalur 2 (masih) tersedia commuter line tujuan Angke, commuter line tujuan Angke yang akan berangkat terlebih dahulu (rangkaianya) akan masuk jalur 5, penumpang tujuan Sudirman, Tanah Abang, Duri, Angke, mohon menunggu di jalur 5.

※yangは関係代名詞のThatのようなもの。長い文章ではだいたい出てくるので注意。
※terlebih dahulu :先に


◆応用2 当駅止まり、折り返し(行き先変更)、誤乗注意喚起、通過待ち

Jalur 2 dari alah utara, KRL mengakhiri perjalanan (hanya) sampai Manggarai, rangkaian tidak untuk penumpang. Selanjutnya pulang dipo (Bukit Duri).


※mengakhiri perjalanan (hanya) sampai Manggarai:長ったらしいが、訳したら「マンガライまでの」という意味しかない。
※tidak untuk penumpang:回送
※Selanjutnya:続いて。Pemberangkatan selanjutnya(Berikunya)で「次の発車」となる。なお、インドネシアでも「こんど」「次」問題があり、なかなか厄介。始発以外で先に同一行き先の入線がある場合、後から入ってきた列車に対してもPemberangkatan selanjutnya(Berikunya)と放送されるが、これは明らかに2台目の発車と捉えたほうが良い。ちなみにジャカルタコタ行きがボゴールとブカシから同時に入った場合、優先されるのは列車番号や本来のダイヤではなく、入線した順序。わずかに早く停車し、ドアが先にドア開いた方に先に出発許可が下りる。


Jalur 1 dari alah selatan, KRL mengakhiri perjalanan (hanya) sampai Manggarai, kembali commuter line tujuan Cikarang (sebagai feeder) KA1330. Jadwal pemberangkatan dari stasiun Manggarai tepatnya pukul 7:50《tuju rubi lima puluh menit》.

※当駅止まりの折り返し(又は当駅で行き先変更)バージョン。
※マンガライ始発(折り返し)のブカシ線や環状線アンケ行きにはフィーダーと案内される場合もあるが、特に意味はない。


Jalur 4 commuter line tujuan Pasar Minggu, Depok, Bogor, penumpang tujuan Bekasi jangan salah (or pastikan tidak salah)naik. 

※朝ラッシュ時には平面交差の都合上、イレギュラーな番線に入ることがある。その場合にかかる誤乗の注意喚起(jangan salah naik)。通常は2番,4番がブカシ、6番、7番がボゴール、1番、3番がジャカルタコタ、5番が環状、及びジャカルタコタである。しかし、インドネシアの駅は全番線が上下着発出来るので何でもありである。


Jalur 3 masih tersedia commuter line tujuan Bekasi, masih menunggu disusul KA jarak jauh terlebih dahulu.

※今回の動画では収録されていない、menunggu disusul で通過待ちの意味。「di動詞」は受動態。

◆その他
マンガライ駅では放送回数が多すぎるため、「黄色い線の内側にお下がりください」、「構内通路を渡らないでください」、「注意足元にご注意ください」等の注意放送(その分、PKDが大量に配置されています)、また女性専用車の案内、ご乗車ありがとうございます等のフレーズがほぼありません。特にラッシュ時は・・・。如何に本数が多すぎて放送が止まらないかがわかると思います。また一部放送が他の駅と異なるなど独特の放送です。ウェストミンスターの鐘も鳴りません(仮に鳴らしたら、エンドレスになるでしょうからね)。インドネシア一忙しい当駅の信号保安要員に着任するのは5年~10年経験を踏んだベテラン職員のみとなっています。KCI所属のアナウンサーも配置されていますが、放送量が多い為、信号扱いのない停留所に見られるようなウグイス嬢は配置されておらず、こちらも男性ベテランスタッフとなっています。このあたりが、放送と言えばやはりマンガライと言われる要因なのでしょう。ジャカルタにお越しの際は、是非他の駅の放送とも比較してみてください。

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