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あまり騒がれていませんが、こちらの方が要注目かも

10月30日に発生したカンプンバンダンでの脱線事故。6130Fの一部車両が大きく傾いた画像から、日本側にも大きく伝わってしまっているようですが、その陰でカンプンバンダン引き上げ線から出発する際に傾いた6130Fと接触した205系武蔵野線M33編成はあまり注目されていないようです。M33編成は自走でブキットドゥリ電車区に回送され、さらに翌日には修理のためデポック電車区に回送されており、機器的な損傷はなく、外装修理後に運用復帰するものと思われていました。



が、実際調査の結果、6130Fの6980号車の裾部がクハ204‐56の車体カラー帯下に食い込むように損傷しており、一部その凹みが酷くドア開閉が出来ない状況とのことです。この損傷はほぼ1両全体に及んでいるため、修理自体は可能と思われますが、やや時間がかかる見込みです。そこで、白羽の矢が立っているのが、車輪限度値割れで編成まるごと一時離脱しているM9編成です。現状、編成単位で使うことの出来ないM9編成のクハ204‐49とクハ204‐56を取り替えてしまうことが、最速の復旧方法ですから、自然な流れと言えるでしょう。

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手前がクハ204‐56。ちょうど妻面から接触し、
そのまま約1両分一直線に食い込み傷が入っています。
撮影:ちいや様

現在M9編成は運用に入れないことから、一部の消耗品類を他編成に供出しているようで、かつてのハエ30編成のようになりつつあります。しかし、車輪及び部品一式が揃えば、P48(全検)等の然るべきタイミングで復活しますので、204‐56についてもそれと同時に本線上に戻ってくることになるでしょう。とりあえず、M33編成の暫定編成は近日中に姿を現すことになるでしょうが、クハ204‐56の復旧を決して諦めたわけではありませんので、よろしくお願いします。

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M33も6130Fと同じ10月27日に撮っていました
しかし、こちら側はクハ205‐56

そんなわけで、M33の画像を探してみましたが、あいにくHDDをジャカルタに置きっぱなしにしており、直近の画像から探すしかないのですが、クハ204側をピンポイントでは撮っていませんでしたね。というか、それ以前も撮るたびに、この黄帯が微妙に擦れたクハ205‐56側ばかりだっだと思います;;今後、クハ204‐49が組み込まれたときに、クハ205‐56に改番されるのか、それともそのまま引き継ぐのかも注目です。なお、脱線当該の6130Fは現在、Balaiyasa Manggaraiで車体及び台車の調査が行われています。状況からして復帰できるのではと思いますが、どうなるでしょうか。

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