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せっかくのハレの日なのに曇乱入・・・

1月17日付け記事でお知らせしている通り、車輪限度値割れによる欠車、及びその後の水没の影響で長期に渡り暫定8連化されていた東急8500系8610Fですが、13日にBalaiyasa Manggaraiに入場し、欠車4両の組み込み作業が実施されました。順調に作業は進み、19日にマンガライ~デポック間で臨時回送。その後21日に再12連化後の試運転デポック~マンガライ~デポック間実施し、晴れて運用に復帰しました。



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これは早くリベンジしないと・・・

8610Fの回収はジョグジャから帰った後の最優先課題でしたが、日曜は早朝から大雨・・・。転じて月曜は気持ちの良い青空が広がっており、これは行くしかないとマンガライまで出たのはいいですが、8時半にはもう雨雲襲来です。ならば作戦を変更し、乗車メインにしましょう。北部はまだ明るかったので、ジャヤカルタならばまだ日が持つかと淡い期待をしており、実際に晴れていたのですが、直前で曇ってしまい撃沈でした。


あれから1年・・・コロナによる部品到着遅れというトラブルもありましたが
見事復活してくれました!!

というのも、車輪限度値割れ及び水没当該となった0715,0815,8812,8929の4両は日本国内からの備品供給を受けて復旧しており(水没とは関係なしに2020年の全検入場用に予備部品購入は元々決まっていた模様)、電機品関係以外にも劣化が進行していた車内つり革が2020系タイプ(というかE233で採用された細長い三角形の色違い)のものが採用されており、試運転時に現地マニアの間でも話題に上がっていました。国内では廃車が本格的に始まっているこのタイミングで2020系仕様のつり革に更新されるというのはネタ過ぎると言うものでしょう。KCIとしては、廃車計画から一転、KAI所属とはいえメトロチョッパ車に比べ保守が容易な東急車をまだまだ使い続ける気満々ではないでしょうか。

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増結された4両の車内
優先席付近はしっかり黄色になっています

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つり革拡大

つり革なんて、インドネシアで調達できものはインドネシア製という方針の最たる例(但しすぐ綻びて壊れる)でしたが、ここまで純正品を使うとは、なかなかの意気込みを感じます。肝心の床下機器も、おそらく相当数が国内廃車発生品or形式消滅を見越して放出された予備品に交換されていると見え、乗車した中央線の高架区間と相まって田園都市線内での走りを彷彿させる力強い走りを見せてくれました。ジュアンダ~サワブサルの駅間の短いところでもフルノッチ加速、最高速度まで引っ張った後、一気にブレーキと、久々の快調な東急車を運転士も楽しんでいるように見えました。なお、欠車4両の検査表記は他の8両と同じ2020年9月29日となっていました。

現在、8500系は8618Fが全検(P48)入場中であり、出場時にこちらもどんな更新がなされるのか注目です。また、同じく水没当該の8604Fも12連復帰に向けた作業が8618Fと同時並行で進められており、東急ファンにとっては嬉しい話題が続きそうです。

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