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1両だけ床下が白
毎度の曇り画像で恐縮です・・・

暫定編成を除き、最後まで8連で運用されていた205系武蔵野線M32編成が1月18日、ついに12連化され運用に復帰しました。厳密には昨年10月31日に12連化試運転を実施しているものの、車輪削正⇒車輪限度値割れという流れで、その後一度も12連で運用に就くことなく11月13日から暫定8連にて運用に復帰しています。12連復帰後の組成は以下の通りです。



◆M32編成の12連化
・204-14,204-5045,205-5045,205-157,205-156,204-5064,205-5064,205-231,205-151,204-5063,205-5063,205-14

下線部:M23編成から
太字:M26編成⇒M13編成から

わかる人が見れば、もはやどうして、こうなった?という組成です。本来ならばM32編成の8両と、ジョグジャ転属で余剰となったM23編成の4両を組んで12連化されるはずでしたが、実際にM23編成から組み込まれたのは3両のみで、代わりに元M13編成(M26編成)のサハ205-151が1両だけ入っています。床下が白い車両の正体はこの1両です。

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問題のサハ205-151
この他、T157,156,230,MM’5064の計6両が一気に車輪交換を行っています

当ブログを毎日ご覧の方ならご承知の通り、昨年には車輪限度値割れの為、元々のM32編成のサハ2両、205-156,205-157をM13編成との間でトレードし、205-217,205-151を新たに組み込んだうえ、暫定組成が組まれていました。今回の車輪交換により、確かに205-156,205-157はM32に戻ってきたのですが、逆に205-217,205-151の2両のうち、何故か205-151のみM13に戻ることなく、取り残されることになってしまったのです。


12連試運転後、再び8連化されてしまったM32編成・・・
試運転時にはサハ205-231,230が揃って組み込まれていたはずなのですが

おそらくこれ、昨年11月の12連化後の車輪限度値割れが響いているものと思われます。再掲になりますが、M23編成の4両を組み込んだ後の暫定8連は以下の通りです。

◆M32編成の暫定8連化:204‐14, 204-5045, 205‐5045, 205-230, 205-217, 204-5063, 205-5063, 205-14
下線部:M23編成から

このときに、M23編成のサハ205-231は一度も運用に入ることなく、車輪限度値割れで欠車しています。また、同時にMM’5064とサハ205-151も同じ理由で欠車し、暫定8連組成を組んだわけですが、これにより、サハの従来からのコンビが解消されてしまったわけです。もっとも、空転・滑走の恐れのあるモハユニットこそ車輪交換の同時施行がルールですが、サハに関しては交換時期はバラバラで、たとえ隣同士に入っていても、肉厚と薄々ということもしばしばです。ですから、205-151と205-217をM13編成に戻すことは可能だったはずですが、M32編成の中間サハ2両はM13編成からという書類上のしがらみでもあったのでしょう。車輪交換後、156,157を組み込む代わりに、230,217がM13編成に転出していってしまったのです・・・。一筋縄にはいかないだろうとは思っていましたが、これまた妙な編成が出現してしまいました。


振り返るとM13編成の組み替えも酷いものでしたね・・・
M13編成の12連化時にサハ205-151はM26からM13に組み込み

また、組み込まれたM23編成の運用開始日に関する扱いも困難を極めます。車体記載上の運用開始日は8両ともに2020年10月24日ですが、このサハ205-231の正確な運用開始日は2021年1月18日になるのでしょうし(厳密にはこの1両が最後のジャカルタデビュー;;)、ジョグジャに転属した4両については、未だに旅客扱いをしていないわけで・・・。これを今後、どうやってデータにまとめ、記録に残していくかは本当に頭の痛い問題です。

おまけ
当てにならない運輸省番号一挙公開
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営業開始日は引き続き目張りされたままですが、
うっすらと2019年5月19日と透けて見えています

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ジョグジャ編成の生き別れ
運用開始日はガセ

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同上

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目張りが剥がれています

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メルヘンと勘違いされたガセ運輸省番号
未だに交換されず・・・

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元メルヘンM61編成のモハ
この運輸省番号は正解

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元メルヘンM61編成のモハ、にもかかわらず89年製とは・・・
サハ205-156に本来貼られるべきステッカー

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これは正解かな、ジョグジャ編成の生き残り
元埼京のサハ


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大窓が85年製なわけないですよね・・・
これは酷いガセ

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M32編成の車両はどうして目張りなの?

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同上

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おわり

運輸省番号が実際の製造年と合っているかどうかは別として、凄まじい製造年度のずれの武蔵野12連が誕生したことに変わりはありません。

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