
ノッペリな顔が白ロゴ化でさらにノッペリに・・・
私がジョグジャに行っていた1週間、ジャカルタでは様々な動きがありまして・・・回収ノルマが山のようにあるのですが午後は100%雨でして、駅撮りですみません。晴れたら午後スディルマンで撮ります・・・。というわけで、1月中旬頃よりスカルノハッタ空港線車両の前面ロゴが空港鉄道会社、PT.Railinkのガルーダ風の金の鯱ロゴが昨年9月末に制定されたKAIグループ統一ロゴに変更されています。
てっきり早々に更新されるかと思いきや(KCIの車両はもはやKCIのCロゴは風前の灯です)、案外長く持ったという印象ですが、おそらくダイヤ改正を控えての動きと言えるでしょう。誤解されている方がかなりいらっしゃるようですが、昨年9月のKAIグループ各社の新ロゴはあくまでもロゴであり、各ブランドの愛称という位置づけで、会社名は変更されておらず、KCIはPT.Kereta Commuter Indonesia、空港鉄道はPT.Railinkのままとなっています。しいて言えば、空港鉄道は会社名と別に空港線特急電車に対し、クアラナム線開業時にARS(Airport Railink Service)という愛称を与えていましたが、それが消えたことくらいです。もっともARSという愛称は全く定着せず、スカルノハッタ線開業時には既に俗称としてKA Bandaraとなっていました。

いかにも貼り替えました感満載の側面ロゴ
ちなみに、ツイッターのユーザー名は変更することが出来ないため?@RainlinkARSのまま残存しています。アカウント名はあまりにも検索に引っ掛からないということなのか、早々にKA Bandaraに変更されていました(笑)しかし、その俗称としてのKA Bandaraも、昨年9月に晴れて公式愛称であるKAI Bandaraに変更されたわけです。これでARSは完全にお役御免ですが、まだホームページを見ると、ひっそり残っていたり、前述の理由からか、ツイッターユーザー名では未だにRailinkARSの表記を見ることが出来ます。

粛清されたガルーダ鯱
昨年12月末撮影

消えたRailinkロゴ
スカルノハッタ線にARSの表記はそもそも入りませんでした
というのも、スカルノハッタ空港線はこのダイヤ改正で各駅停車化、つまりCommuter Lineに編入されることが噂されており、果たして嘘か本当か注目されていましたが、一昨日28日にマンガライ~スカルノハッタ空港間往復で全駅に停車する試運転が実施され、空港特急の各駅停車化が決定的なものになりました。各駅停車になれば、当然KCIの運賃体系に取り込まれることとなり(但し運輸省はまだ未承認の模様で新たな争いの火種になりそうな予感)、もはや空港線会社の存在意義がありません。今回のロゴ更新は、KAI Bandaraに張り替えることで、PT.Railinkジャカルタ支社廃止?との整合性を取り、さらにオペレーターはKCIにひっそり移管されていることを示すものではないでしょうか。愛称としてのKAI Commuterであり、KAI Bandaraですから、別にBandaraをKCIが運営してもなんら問題はないわけです。エリックトヒル国営企業相とディディック社長によるKAIグループ再編計画の一端を垣間見ましたね。クアラナムだけを残すとも思えませんので、将来的には空港線会社はKAIかKCIに統合消滅してスリム化ということなのでしょう。初めからこうあるべきでしたから、当然のことです。このご時世、無駄な公務員は切るに限ります。
versi kedua, dengan bidang hitam yang lebih sempit, selebar kaca depan#usoden #u_s_o_train #ウソ電 #fotosepur #keretaapiinodnesia #krl #railink #ars @GM_MarKA @KAI121 @keretaapikita @RailinkARS pic.twitter.com/c6vUD703Eh
— Rinoarashi (@Rinoarashi39) January 15, 2021
新ロゴにするなら絶対ブラックフェイスでしょう
ディディック社長の鶴の一声を期待!!
どうせ客がいないなら各駅停車化は大歓迎。タンゲラン線ユーザーにも朗報でしょう。かつてのチサダネ急行の如く、タンゲラン線からスディルマンに直行できるわけで、ただでさえ本数の少ないタンゲラン線の乗車チャンス拡大にも寄与します。空港利用者も、わざわざ不便なBNIシティ(スディルマンバル)を利用せずとも、従来のスディルマン駅から乗車出来るのですから、MRTとの乗り換えも便利になります。所要時間が10分伸びたとしても歓迎すべきでしょう。
一方、この意味を理解していないのが、またも脳無し運輸相ブディカルヤで、ギャーギャー騒いでいるようです。特に元空港会社、PT,AngkasapuraⅡ社長として、空港線を通勤線と同額にするとは何事か?として承認していないようです。シンガポールのMRTが空港行くのに追加料金取ってますか?と。
ただ、心配なのは夕ラッシュ時のタナアバンに2ドア6両編成が突っ込んでくることで、夕方のタナアバン⇒マンガライ間は乗車率300%間近の最混雑区間ですから、コロナ禍が過ぎ去った後は阿鼻叫喚の大混乱になりそうな予感・・・。6連しか対応していないBNIシティは廃止、空港駅のホームドアも撤去して、とりあえず日本車4ドア8連に置き換えましょう(空港駅もMAX8連ですからね)よ・・・。余剰の特急車10本は、2本はジョグジャの快速用、残りはホームライナーボゴールなり、チカランなりに転用すれば全て良し。
で、肝心の全国ダイヤ改正の日付ですが、ジョグジャのUJI COBA OPERASIが公式リリースにて2月7日までに短縮されたことから、8,9日の冷却期間を経て2月10日施行が最有力となっています。ですので、空港線の特急運転も2月9日がラスト、10日から各駅停車、新料金体制になるはずですが、未だに何らお知らせなく、運輸省との折衝次第です・・・。運輸省がNGと言った場合は、各駅停車でもドア扱いはしないという最悪の事態に突入です。ブディカルヤ、いい加減まともな仕事しろ!!
コメント
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それはともかく、インドネシアの都市鉄道の大変革を日本という蚊帳の外から見届けることとします…
いやもう、インドネシア、特にジャワ民族系の老害は日本以上の害悪です。ブディカルヤに限らず、そこら中にいます。ウチの怪社にも。本当に早くくたばってもらいたいものです。