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日光/宇都宮の205系600番台はジョグジャにピッタリな気がしますが・・・

2020年11月末の武蔵野線第12陣の到着をもって、2000年から脈々と続けられてきたインドネシアへの中古車両譲渡はひとまず終了となりました。中古車両輸入の特例が失効したこと、そして折からのコロナウイルスによる打撃で、もはや車両導入どころではなくなってしまったインドネシアの鉄道、国費で入れる?INKA/スタドラーの新車の話すら、最近は全く聞かなくなってしまいました。



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もはや趣味の対象でなかったキハ40も先週金曜日で東から完全消滅とは・・・
三厩からの蟹田行き最終だそうで
撮影:ATB会長

そんな中、このところ日本側の出物に関する妙な噂が飛び交っているようです。特に3月改正で消える秋田のキハ40系列に海外譲渡話がとの話があるようですが、まあ現状あり得ないでしょう。秋田には前科があり、勝田の415系1500番台が秋田に解体のため廃車回送された際に海外譲渡だインドネシアだ!という話が出ました。当時、そんなたかだか数十両だけ別形式、まして3ドア車を送ったところで迷惑なだけな話でそんなのはあり得ませんよと、ここにも書きましたが、実際は内部から実しやかに捏造されたガセ情だったというオチでした。内部から出たガセ情と言えば、武蔵野205系の配給が神奈臨経由なんてのもありましたが、それもルート考えたらガセとわかりますよね。今回もその類のものでしょう。

まあ、キハ40なら、国内にいくらか引き取り手はあると思われ、一部は壊されずに何らかの動きが出てくるのでしょうが、残りもしばらく温存させておくことはあっても、そのうち解体というのが関の山と考えられます。どっかの輸送屋さんが先走って購入して、結局売却先もなく、ヤードで留置なんていう展開もあるのもしれませんが。とにかく、解体してしまったら終わりなので、情勢が変わるまで温存させておくというのが、勝手に海外譲渡という話で独り歩きしているのかもしれません。ですから、現状、そのまま海外譲渡はあり得ないというのは当ブログのスタンスです。

ちなみに、同じく3月ダイヤ改正で消えた185系、もうだいぶ昔のこと(ジョーナン時代の話)ですが、スカルノハッタ空港線向けの候補にも出たこともありました。しかし、そもそも廃車のタイミングが合わないことに加え、いくらなんでもインドネシアの玄関口に40年モノの中古車というのも恥ずかしいわけで、では日本製の新車はどうか?とジョーナンは日本製に拘っていたわけですが、価格の折り合いがつかずにINKA製に落ち着いたという経緯があります。まあ、INKAの特急車はかなり設計にゆとりを持たせているのか、順調に動いていますので、これはこれで良かったと言えるでしょう。

さて、そもそもインドネシアに気動車なんて?と思う人もいるでしょうから、説明しておくとスルポン線末端部のランカス~ムラク、ジョグロ線のジョグジャ~クトアルジョなど、KCIに移管された非電化区間や、引き続きKAIが運行するバンドン地区等の普通列車、プルワカルタローカル等の気動車化は前々から検討されています。しかし、KAIは日本製のMCW302で散々凝りていますので、液体式気動車は導入しないと昔から掲げています。ですから今更キハ40なんて入れても、です。出物がないので、しぶしぶ買うということなのかもしれませんが。ただ、それよりも重要な問題は中古車両輸入特例が失効し、もはや大統領の口から直々に国産品しか許さないと宣言されていることです。


28日の開業式典の直後にこの発言でしたので笑いましたよ

この記事、よくあるネトウヨ系の提灯記事にも見えますが、インドネシア語の現地報道を参照しても、インドネシア語を直訳しただけの、ありのまま記事と言うことがわかります。ヘイト表現であるBenciを大統領が自ら公の場で語っていますので、なかなかのものです。こんなもん今更言われなくてもわかってるわ!という感じですが、世の中には未だにジョコウィを民主主義の立役者だ!と陶酔する日本人も多いようですので、ついに本性を現したなということで、これはこれで良いことだと思います。一国の大統領がこのような発言をするのはあまりにも恥ずかしいというものでしょう。そして、その恥ずかしさを未だに理解していないのですから、本当にこのジョコウィは、どうしようもない、ただの線路際をうろついているどこの馬の骨かわからないオッサンと言われるのです。インドネシアから外国製品追い出したら、バイクも、車も、スマホも、屋台で使っている食器の類ですら消えるでしょうし、下手したら国民食のテンペすらなくなりますよってのがわからないんですから、そこそこ頭の切れるインドネシア人からは、総ツッコミされているのです。


このときから異常事態でしたからね

先日、2月28日のジョグロ線開業式典時に一切205系を使えないというのは、これまでにない異常事態であり、不穏な雰囲気は感じ取っていましたが、今の政権、私利私欲に走ってコロナ対策も全放棄、経済もダダ下がり、もはや愛国精神にすがるしか生き残る道はないということの証明です。それとも、開業式でのスピーチの通り、偉大なるインドネシアのカネと技術があれば何でも出来ると調子に乗ってしまったのでしょうか。このグタグタぶりには国民からは、もう一度開発独裁に戻した方がマシという声も出るほどで、普通の国ならジョコウィはこのまま自爆するしかないはずなのですが。と言っても、インドネシアラヤを信じて疑わない最下層が過半数を占め、経済の9割を牛耳る華僑はそもそもインドネシアの政治に興味はないので、任期の2024年までジョコウィはこのまま居座り続けるでしょう。ですから、少なくとも2024年までは9割方中古車輸入は出来ないと言っても過言ではありません。とはいえ、後釜は老害の域に達したプラボウォで決まりでしょうから、これまたお先真っ暗でしょう。

なお、補足しておくと、自国製品購入推奨令、いわゆる100%LOVE INDONESIA運動は2009年のユドヨノ政権下に成立しており、2012年中古車両輸入禁止論者はこれを根拠に活動していましたが、ユドヨノ政権化の100%LOVE INDONESIA運動はあくまでも建前だけであり、外国製品を追い出したら世の中回らないとうのは誰もが理解していました。しかし、10年経ってもインドネシアの産業は進歩せず、外国(中国)から部品を買ってただ組み立てる以上の技術を持ち合わせることは出来なかった(しかも中国製品より超劣悪な上に高額→だから誰も買わないw)、それだけなのですが、ジョコウィはもうインドネシアは独り立ち出来た、インダストリー4.0だ!!と豪語しているからアホなのです。従来、本音と建前を持ち前の二枚舌で上手くやり過ごし、なんとかASEAN内での地位を確保してきたわけですが、このアホなオッサンが現れてやれ外国人追放だ(といいつつ中国人は大量流入)、やれ外国製品を追い出せと宣っているのです。

ただ、背に腹は代えられないインドネシア人、いざとなればクレクレしてくるに決まっています。で、ホイホイお金を出してしまう一番アホなのが日本政府、外務省、JICA諸々。ジョコウィがいる限り、全ての政府間の資金援助、技術支援は止めるべきでしょう。で、翻って中古車。政府云々関係なく、民間ベース、しかもゴミを売りつけるだけなので、損はしない。問題は、いつクレクレをしてくるか。そのタイミング次第で上手いこと売っぱらうことが出来れば儲かりますし、まだまだ面白い展開が生まれるのかもしれませんよ、と付け加えておきます。

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コメント

コメント一覧

    • 踊り子号
    • 2021年03月24日 18:33
    • 5
      ジョコ大統領には、退陣してもらいたい。
    • パクアン急行
    • 2021年03月25日 00:31
    • >踊り子号様
      大統領制ですので、4年の任期が終わるまでは居座り続けます。しかも、政権批判は英雄侮辱罪で逮捕の対象です。弾劾すら出来ません。御用メディアに洗脳されて、ジョコウィを懲りずに2度も選んだ無知な国民の責任も大きいでしょう。
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