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L/Cカーの如く、クロス座席でロングシート化

3月25日付け記事でお知らせしている空港線へのロングシート車導入、その後も思わせぶりツイートが公式から続きましたが、3月29日、ついに正式発表がやはりツイッター上で実施されました。運輸省からの運行補助金交付が確定した模様です。既報の通り、マンガライ~バトゥチェペル間は均一5000ルピア、バトゥチェペル~空港間25000ルピア、全区間乗車の場合はそれらの合算で30000ルピアとなります。





ここに至る経緯は25日付け記事をご参照下さい


4月1日からのスカルノハッタ空港線はこうなります

詳しくはこちら、公式ツイッターをご確認いただければと思いますが、新運行体制には4月1日から移行し、当面の間は従来通りのエグゼクティブ料金と、今回ロングシート化された車両に適用されるプレミウムの2階級が混在することになります。但し、チケット購入方法は従来通りで、ネットからのオンライン予約、又は駅の券売機での購入となります。なお、昨年10月から導入された、電子マネーでの直接乗車「タップアンドゴー」サービスは改札機で自動的にエグゼクティブ料金が差し引かれてしまう為、利用は出来ませんのでご注意ください。また、運輸省補助金が適用され、事実上の各駅停車(快速?)扱いになっていますが、現金での支払いは引き続き承っておりませんので、外国人観光客はクレジットカード払い(現地在住者は銀行カードでのデビット決済が出来ますが)になります。わずか5000ルピア(35円くらい?)にクレジット払いって、馬鹿馬鹿しすぎますが仕方ありません・・・。

そんなわけで、新しくなったスカルノハッタ空港線を紹介します。というか、スカルノハッタ空港鉄道のプレミウム電車??何と紹介するのが良いのでしょうかね??統一呼称がないというのがインドネシアあるあるで旅行者を混乱させる要因ですが、従来は補助金ナシ&エグゼクティブで、空港特急で何ら問題はなかったわけですが、今回、補助金電車になったことで、KAI管内ならば快速とするのが妥当なのでしょうけど、停車駅も所要時間も変わらないので、何だか違和感があります。さっさと全て各停化して、空港普通を呼べるようになってもらいたいですね。

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久々の空港線マンガライ駅
工事の進捗でこれまたヒドイことになっています

昨日、当地は祝日だったため、1日遅れで空港線プレミウムに乗車。朝練からの足で空港線マンガライ駅に向かいました。ほとんどの乗客がKCIからの連絡改札経由で乗り換えるので、ほぼ人影はありません。相変わらず、駅を出たらカンプンのど真ん中という感じで観光客が卒倒しそうな光景が広がっています。それに輪をかけて工事中で、もはやここが駅なのかどうかも不思議な雰囲気(笑)

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予想通りプレミウムの案内はありません
インフォメーションセンターのスタッフすらいない・・・

相変わらずガーラガラのガーラ湯沢状態の空港線マンガライ駅。薄暗いコンコースに券売機が並んでいます。購入方法は従来通りと言うので、これで購入しましょう。

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空港まで行っても何もすることありませんから、ドゥリまでの
お試し乗車です

いやぁ、本当に従来通りで、知らない人は何が何だかわからないでしょう。というのも、チケット購入画面にて列車名にプレミウムとエグゼクティブの区別なく、判別のポイントはこの運賃のみ。全4運用中1運用が、今回プレミウム化(オールロングシート化)しましたので、4本に1本の割合で5000ルピアという格安運賃が現れます。ドゥリまででは、元々の運賃も高くはないですので、あまりインパクトはないかもしれませんが、空港前買えば、70000ルピアの中に30000ルピアが紛れるわけで、知らないで買ったら、え?となる人もいるかもしれません。プレミウム運賃適用列車については、先ほどのツイッター画面からご確認下さい。今後、プレミウムが増えることと思われますので、アップデートがありましたら、こちらでお知らせします。そんなわけで、マンガライ11:07発に乗車します。

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なんと、自動改札機が稼働している!!
タップ&ゴーでプレミウムに乗れないとの注意書きは無し

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にもかかわらず、階段手前でもう一度有人チェック(笑)
え、こんなに人がいますよ!!

いつもは電源が入っておらず、開きっぱなしの自動改札が動いていてびっくりしたのですが、KCIコミューターラインからの乗り換え客は、そうなると自動改札内に直接入ってきてしまいますので、どうしているのかと思いきや、結局ここでチケットチェックですか・・・。だったら、手前の改札意味ないだろ・・・。

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くどいようですが、KCIから乗り換えの場合、
この電源の入っていない改札機奥にある券売機でチケットを購入してください

先ほどのコンコースはガラガラで結局値下げしても誰も乗らないじゃん、と思ったものですが、乗り換え客が大量にいて、有人チケットチェック前はちょっとした密状態に。鉄ヲタもちらほらいますが、一般客の姿が多いのが素晴らしいですね。マンガライからタンゲラン線への直通需要は当然ながら存在するということがよくわかります。SNSでちびちび宣伝していただけですが、タンゲランユーザーの中では、これ朗報!と話題になっているのでしょう。

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走って先回りし、誰も居ない車内を撮影

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スディルマンバルからさらに乗車があり、この通り!!
こんなに人が乗ってる空港線初めて見ましたよ!!

車内はご覧の通りの盛況で、ソーシャルディスタンスによる1席空けで、ほぼ満席に近い状態です。ない、先ほどのチケット発券画面の残席数を見てもらうとわかる通り、プレミウムでは立ち席を認めています。1編成で70人ほどエグゼクティブより発券枚数が多くなっているのがわかります。とはいえ、1両あたり換算で10名ちょいですから、人気に火が付くと、プレミウム運賃の列車だけ、満席で乗れないという事態も発生するのではないでしょうか。

なお、この日に充当されたいたのはTs7で、先日公式ツイッターで画像が投稿されていたのと同じ編成です。あくまでも試験要素が大きいプレミウム列車ですが、予備編成のことを考えると、もう1本くらいが改造されているのではないでしょうか。まあ、この乗車率を見ていると、近い将来、全列車プレミウムになる日は近いと言えそうです。

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問題はこの謎のデッドスペース

ただ、やっつけ改造で対応しているため、こんなデッドスペースが生まれています。ここまでの画像をみて気づいている方もいらっしゃるかと思いますが、各車両左右全てに1か所ずつ荷物も置けないデッドスペースがあります。クロスシートをロングシート化したときに、座席が足りたくなった?と思うかもしれませんが、従来はドア間12脚の座席があり、ロングシート化で8脚しか使われていませんので、逆に余っています。これ、実は元々存在していた片持ち式の支柱が足りないのです。ですので、無理やり鉄板を座席と座席の間に張っただけであるため、人間はおろか、荷物を置くと外れてしまう恐れがあるのです・・・。つり革、手すりにしても、鉄道メーカーの手ではなく、その辺の金属工のオッサンが適当に溶接した程度のもので、よく見るとかなり粗っぽい作りです。将来的に超満員が発生した時に、手すりごと落下してこないか、ちょっと心配です。

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元々ある支柱と支柱の間にL字の鉄板を架けることで座席を
支えています

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ただ、この部分。端の座席で支柱を2つ使っている為、
この部分の板は強度不足なんですね・・・、実際にベコベコでしたよ
※追記
強度不足に加え、非常時の脱出ポイントにもなっているようです。省令でハンマーで窓を割って外に出られる必要がありますので、ハイバック仕様の状況では脱出ポイントがありません。上の画像ではちょうど切れてしまっているのですが、脱出用ハンマーもこの位置に収容されています。

噂されていた各駅での運転停車は実施されていませんが、通過駅はゆっくりと通過。その分、ドゥリでは5分近く停車という、いつでも各駅停車化出来るスジで走っています。なお、KCIのコミューターラインはダイヤ改正後、BNIシティで運転停車するようになっていましたが、引き続き実施されています。ドゥリでは乗車はゼロ、降車は私1人(笑)。そりゃ、ドゥリからなら、タンゲラン線の各駅停車を使いますよね。マンガライ→ドゥリもまた然り。お試し乗車の鉄ヲタたちは律儀に空港まで行くのでしょうか??

そもそも乗客が獲得できていない中のコロナショックと言うことで、空港線会社PT.Railinkは存続の危機に立たされていましたが、このプレミウム化が最後の打開策となるでしょう(変な見栄を張らないで初めからこうしておけばよかったんですよ!!)。乗客にとってもメリットだらけですので、今後より良い方向に進んでいくことを願っています。

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