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ようやく、順光8連の205系を確保出来ました

KCIは4月下旬に、レバラン連休を含む5月1日から31日までのジョグロ線の運転計画を発表しており、当ブログでも5月3日の記事にてお知らせをしています。しかし、なんと5月6日には大幅な時刻変更、運用変更を伴うダイヤ修正が実施されており、5月1日時点で31日までの運転と明記されていた臨時列車も6日以降、急遽設定取りやめとなっています。果たして何が起きたのでしょうか?





5月1日から1か月の運転計画を発表した矢先の再びの修正・・・
私もこれに安心しきっていたので、しばらくノーマークで寝耳に水でした

ネットでこそ運転時刻は確認出来ますが、正確な情報の発信がこのブログの本分ですので、現場確認する他はありません。ただ、レバラン終了までの移動規制の件もあり、しばらくジョグジャ訪問が出来ない状態でしたが、規制解除を受け、さっそくジョグロ線の運用状況を確認してきました。

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5月中頃から鉄ヲタの手によりネット上に出回りだした謎の時刻表
時刻は正確ですが、充当形式は見れば一発でわかるレベルのガセ
こういうのをアップされると、やはり現場を見たくなる性分です

上の時刻表、SNS上で独り歩きしており、充当形式が記載されているあたり怪しさプンプン。運用が繋がっていない時点で、釣りということがわかるのですが、そもそもKCIは車両の固定運用を行っておらず、KFWか205系かは当日来てのお楽しみです。ただ、気になるのは時刻まで一部大きく変わっており、毎日運転の臨時列車が定期列車として組み込まれ、1日10往復に事実上の削減となっています。また、5月6日以降、10往復以外の特発がなくなり、5月22日になって初めて下りジョグジャ18:22発ソロ行きの臨時が片道のみ設定されています。これまで最大13往復が設定されていたジョグロ線ですが、週末等を含めても、10.5往復までに減少してしまいました。

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運用開始したTs1を先頭に行くKFW8連(Ts1+Ts9)

なお、従来は3運用中1運用は4連で残っていましたが、本数削減と引き換えに3運用全てが8連に統一されています。今回のダイヤ修正の肝はこれでしょう。つまり、4月末時点で営業投入されていなかったTs1が5月6日から運用を開始し、それに合わせた時刻変更が再度変更されたと見て間違いなさそうです。こちらで度々指摘している通り、運輸省からの運行補助金は10往復分で計算され交付されています。その為、KCIは本数増に対し非常にネガティブであり、これまでの臨時特発はあくまでも特例としてきましたが、オール8連化と引き換えに、既得権益化していた12往復~13往復運転を取りやめ、10往復に戻したのです。

もちろん、KCIの本心としては増発したいのは山々(需要があるのに機会を損失しているわけですから・・・)で、取材に対し、政府、運輸省に働きかけを強めていくとしています。

さて、ここまで読んでお気づきの方は多いと思いますが、これにより8連3運用、4連1本予備という体制となり、KFWは問題ありませんが、2本しか存在しない205系は予備車がありません。当面の間、月検査は日中間合いの時間を利用して凌ぐとしても、故障、冷房メンテナンス、車輪削正等発生した場合は、一部運用を4連で代走せざるを得ません。本来ならば、あと4連1本をジョグジャに配置したいのでしょうが、ジャカルタで余裕があるわけでもなく、難しい状態です。唯一の希望としては長期休車となっているクハ204-56,クハ205-49、それにサハ205-98,サハ205-97です。ご承知の通り、クハ204-56は昨年、6130Fのカンプンバンダン脱線事故で接触し、側面を損傷し修繕待ちとなっています。仮にこの修繕が完了すれば、サハ2両を10連6M4T編成(貫通10連のM8が妥当?)のモハとトレードし、新たに2M2T編成を捻出することが可能です。そして、ジョグジャ地区の需要の伸び次第では、宇都宮ローカルor相模線205系の追加譲渡なんてのにも期待したいところですが、望み薄でしょうか・・・(国営企業省としては、国営企業グループのKCIが運輸省に車両使用料を払うくらいなら、自前で持った方が得という判断になるはずですが、運輸省ブディカルヤとズブズブの関係にあったリニ婆が消えたとは言え、実際の腹積もりはどうなのでしょうか??エリックトヒルに聞きたいですね)。

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先週末は2日間ともKFW Ts7がクラテンで終日予備でした

そんなわけで、5月6日からの運用状況をウォッチングしてきましたので、紹介します。度々修正に変更の続いたジョグジャ地区ですが、これでしばらくは落ち着くと思いますので・・・。特に上の時刻表を見ればわかるとおり、10往復を3運用で回すことになったため、折り返し時間が非常に長くなっています。よって、果たしてどのような折り返しになっているのかわからない部分もあり、今回取り急ぎジョグジャ訪問した次第です。あくまでも見たままからの作成ですので、予めご了承下さい。

ジョグジャ運用
運用番号は便宜上

【6月上旬時点でのジョグジャ地区への車両配置状況】
205系:M23・M22
KFW:Ts3,Ts9,Ts8,Ts7,Ts1
※なお、KFWは配置順にTSC01~05に再付番され管理されています

夜間滞泊は引き続きクラテンとスロウォットに分散留置されているようで、日によって出区先が異なる場合もあるようです。また、ソロ・バラパン構内に建設中だった電車区or電留線がほぼ完成しており、近いうちに供用が開始される模様です。これが完成すると、ようやくピット線に入れて、満足なメンテナンスが出来るようになり、この際に再び運用や時刻が変更になるかもしれません。少なくとも、クラテン/スロウォットに回送する必要がなくなります。

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KAI予算で建設したソロ・バラパンの電留線
(看板から、あくまでも電留線扱いであることが判明)
電車区はソロジェブレス構内に別に建設中とのこと

気になるのはKAI予算で建設したところに運輸省持ちのKFWを入れるかどうかということで、4連3本分のスペースがあることからも、あと1本205系4連をジャカルタから迎え入れる余地はありそうです。あくまでも勝手な妄想ですが・・・。それにしても、これまで4~5か月間も炎天下のただの留置線でメンテナンスしてきたよなぁ・・・とは思います。線路と車両、電力さえあれば電車は走ると考えているおバカ運輸省です。駅のホームすら間に合っていなかったわけですから・・・。

おまけ
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ようやく、意味のないコンクリートを破壊し
ホーム工事が始まった問題のガウォック
今後、どのようなレイアウトになるでしょうか

目まぐるしく変わり続けるジョグロ線、引き続き定期的に観察を続け、お知らせしてまいります。KAI/KCI統合時刻表は後日の記事でアップいたしますので、少々お待ちください。

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