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ようやくリニューアル車の日中配給撮影が叶いました

8月20日、ジョグジャカルタ地区向け7本目となるKFW第5編成(Ts5)がマディウン~チェペル間で配給されました。同地区ではご承知の通り6本、つまり8連換算で3本が既に運用をしており、205系4連2本と合わせ十分な数が配置されていることから、KFWリニューアル車の出場はこの編成をもってしばらく終了となる模様です。4連運用無き今、端数となる7本目すら不要な状況ですが、どのように運用されるのか注目です。それよりも、205系の追加転属はまだですか??こっちの方がよほど喫緊の課題・・・。




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2時間弱もの早通で日が回る前に来てしまいました・・・

既に予定数を上回っているというのは、今回の配給区間からもわかります。これまでINKA出場、またデポックからの転属に際して、行き先は車両配置のあるクラテン或いはスロウォットでした。しかし、これら留置線が満線であることから、今回初めてチェペルまでの配給となりました。205系転属当初はガウォック側線を整備拠点にすることもありましたが、今回はチェペルの使われていない貨物側線を活用することになりました。機回し等の都合でしょうか。今後、試運転から運用開始までの整備をチェペルで実施することになるものと思われます。クラテンから一駅なので、INKAスタッフの移動がラクというのもあるかもしれません。

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陰湿ブルーシートが施されなくて良かったです・・・

さて、KFWリニューアル車の配給ですが、ジャカルタ地区で試運転を実施した最初の2本は、ブルーシート養生での配給。そもそもジャカルタ到着が夜で撮りようがないというのもありました。一方、ジャカルタからジョグジャカルタへの配給では養生無し。撮影するにはこれが狙い目でしたが、ジャカルタ発はやはり終電後・・・。少なくともチルボンから先に行かないと撮れないダイヤでしたが、仕事等とのタイミング合わずに、撮影ならず・・・。しかし、その後のジョグジャカルタ地区への直接の配給では走行距離が短いことからか養生が為されず、毎回ジョグジャ鉄の皆さまが沿線に殺到していましたが、さすがにジョグジャは遠すぎて、運転報が出たと言っておいそれと出発も出来ず・・・。ようやくの念願が叶いました。

ただ、これで安心してはいけません。この1年間の経験からジョグジャ地区の試運転・配給の類は往々にして早発する可能性が高く、特に日中の長距離列車が全運休になっている現在、途中駅でのバカ停が無しになる可能性が高く、2時間前からの張り込み。というのも、午前中最後の上り列車はスラバヤからの特急Argo Wilisで、マディウンからこれの後続をゆっくりと追いかけることが予想されるからです。さすがにソロバラパンで始発のCommuter Lineと空港快速に道を譲るかなと思っていましたが、それらせずに撮影地について程なく信号が開通し、2時間も早くやってきました・・・。これだからジョグジャ鉄は油断ならん・・・。

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チェペル側線に到着した配給列車

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駅構内の様子
左端が使われていない貨物(車扱い)ホーム
配給が止まっているところは副本線ではなく側線

しかし、ソロバラパンすら着発で出たことから、ドゥラングでCommuter Lineと空港快速の2本待避となり、おかげで終着チェペルに先回り出来ました(冒頭の画像)。せっかくなので機回しの様子を見学して撤収としましょう。

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さっそく切り離されました
チェペルで機回しが実施されるのは何年ぶりなんでしょう??

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使われていない機回し線へ

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逆エンド側にも旗付けて欲しかったですね~

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その脇、下り本線をPPKMダイヤで回送の空港快速が通過

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三並びを期待しましたが、罐はKFWの裏に・・・

なお、ご覧の通り貨物側線も含め全て電化されており、開業当初はこんなところまで架線張ってどうするんだ?とも思いましたが、まさか活用される日がくるとは・・・。というか、完成したばかりのソロバラパン電留線にそのまま突っ込まれてしまうのかと思っていました。やはり、あそこはあくまでも205系用ということなのかもしれませんね。但しこの貨物ホームは廃止されているわけではなく、あくまでも休止中、KAIのホームページを見ると荷主募集中になっていますので、絶対にありえないと思いますが、貨物扱いが復活したときには電車留置は出来なくなります。ちなみにジャワ島では車扱い車(GW)による定期貨物が消滅して久しく、車両もほとんど廃車されていますが、それでも数十両を温存しているのは、荷主次第ではいつでも運行するとKAIは考えているんでしょうね。どこぞのJREのように合理化一辺倒で何でもかんでも棒線化して、非常時ににっちもさっちも動かなくなってしまうことを考えれば、よほどまともな考え方と言えるでしょう。

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