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高所恐怖症の人にはなかなかキツイでしょうね

8月下旬にCC2017723を追っかけにバンドンに行ったときの記録です。結果的に2日連続で赤鼻CC201は予備車で動かなかった(チバトゥ・プルワカルタローカル分の2~3運用が運休中ですのでCC201も余りまくっています)のですが、空振りしたときのためネタは仕込んであります。そのひとつ目がこちらの跨線橋。既に登場してから1年以上が経っており、現地鉄とっては何を今更?な話ですが、登場時はネット上でかなり話題になりましたのでこちらでも紹介します。




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高さもさることながら、物凄い傾斜・・・
これを毎日上り下りしていればインドネシア人も中国人になれますね

と、いきなりこんなことを言っても、読者の皆様は一体なんのこっちゃ??といったところと思いますので種明かし。この跨線橋、インドネチナ高速鉄道(Kereta Cepat Indonesia Cina)の工事進捗により、KAIバンドン地区近郊輸送の折り返し駅パダララン駅に設置された跨線橋です。厳密にいうと、跨線橋自体はパダララン駅本屋側から駅の裏手の集落を結ぶために昔から存在していたのですが、高速鉄道の築堤を跨ぐために増築され、あり得ない高さになってしまったのです。

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手前が元からの跨線橋、奥が増設部分
4~5回建て分の高さがあるのがわかります

しかも、その支柱が見るからに心もとない・・・。以前、似たような構造を持つパサールミングー駅前の歩道橋が強風で橋ごと吹き飛ばされたこともあるだけに、一層恐怖感を煽っているのだと思います。ふきっ晒しの空間に建つこの高さの歩道橋は確かに怖い。ただ、アタッパーの私は高いところが大好きですので、それよりも高速鉄道建設現場を真上から観察出来る方が興味深々だったりします。ハリム空港近くを除いて基本的に全て高架のジャカルタ側と異なり、バンドン側は築堤上の区間も存在しており、高速道路から眺めていたところ、開業後撮影スポットになりそうな跨線橋もいくつかあり、開業前にロケハンしておきたいところです。

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まずは従来の跨線橋からパダララン駅を望む
駅裏の国鉄遊休地が高速鉄道用に転用されたことがわかります

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バンドン近郊Ekonomi Lokalが入線
この列車、本来チバトゥからの451列車ですが、チバトゥ発着が運休中のため臨時回送
でキアラチョンドンから送り込まれてきました。折り返し460列車チチャレンカ行き。

前回、パダララン駅を訪問したのはもう数年前(パラヒャンガンで通過するだけなら通過していますが)で、その頃の記憶が曖昧なのですが、確か駅裏は若干の国鉄遊休地と、その遊休地をKAI黙認で転用した駅裏カンプンが広がっていたと思います。いずれにせよ、すそ野側のプルワカルタと並び、山越え区間の運転の要であるパダラランにはそこそこの国鉄用地があり、高速鉄道を通すには十分な用地があったと言えるでしょう。ちなみに、日本側での報道が全くないようですが、計画変更でパダラランにも高速鉄道駅を設置することになっています(代わりに山の中の安中榛名ならぬワリニは当面の間建設凍結の模様)。詳細は今後の記事でお知らせしますが、バンドン側の終着駅テガルルアルの先にある車両基地が在来線のランチャエケックに近接していつものの、接続を考慮しておらず、さらにバンドンから東側の在来線複線化&信号改良が遅れていることから、リレー列車の発着駅としてパダラランが選定されたことによるものです。今更運輸省は慌ててバンドン以東の複線化を始めたわけですが、インドネチナ高速鉄道にはKAIも出資し社員も送り込まれているはずなのに、各社での調整が出来ていないのは相変わらずのインドネシアです。

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では恐怖の(?)跨線橋へ
この日は風も弱く、ご覧の通り北京もびっくりの超スモック警報で真っ白でした
全て中国企業のせいだ!!(爆)

今年に入ってから毎月のように高速鉄道用の長尺レールが本国からチラチャップ港に到着し、ランチャエケックまでロンチキ工臨で輸送されており(これをとにかく撮りたい!!)、さぞかし進んでいるのかと思いきや、まだパダラランまでは到達していませんでした。ただ、テガルルアルからバンドン市内までは既に架線柱も経ち始め、線路の敷設も始まっているように見えました。アダムっちがパダララン近くに俯瞰撮影地を開拓してくれたので、後日またここから進捗状況を確認したいと思います。

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プルワカルタ側を望む
右側に見切れていますが、破壊されたカンプンの残骸が映っています

元々駅設置予定もなく、おそらく全列車停車(というかワリニが消えたことで全駅停車パターンしか設定されないでしょうね)となるパダラランは2面2線の対向式ホームになりそうですね。それでも駅前ロータリーはさすがに作ると見え、一帯のカンプンは破壊され強制立ち退きになっています。とはいえ、これらカンプンは国鉄用地を長年占拠し(又は国鉄職員やOBの為の国鉄村だった可能性もあり)てきたわけですので、強制立ち退き自体に違法性はありません。この高速鉄道の7割~8割方?が国有地上に建設されているわけで、住民が訴えたなんて話がたまにでますが、既得権益にすがっているだけで、住民に高速鉄道建設を訴える権利などないのです。

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駅の東側から駅構内と跨線橋を望む
異様な高さがやはり目立ちますね

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線路際カンプンも破壊されたことで、今だけ撮影スポットが出現!!
太陽光の下、赤鼻罐をここで撮りたいと思っていたのですが・・・

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対向列車もすぐにやってきました

山越え区間をトンネルでぶち抜く為しばらく高速道路と離れていた高速鉄道ですが、パダラランから先、再び高速道路の路側帯に沿うように進路を変え、テガルルアルを目指します。

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コメント

コメント一覧

    • ジャカルタ電車大好き
    • 2021年09月14日 15:57
    • 中国の作った新幹線と跨線橋いずれ壊れるでしょね。コストがあまりかからないことで有名ですし
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