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INKA Madiun工場にて、ついに空港連絡線向け電車、1本目が落成!!

8月13日早朝から翌14日夜にかけて、スカルノハッタ空港連絡線用車両第一号が、Madiun~Manggarai間で甲種輸送されました。Madiunを朝6:35に出発し、廃車回送やTanjungPriokからの甲種輸送同様、ブレーキ制御の関係から30km/hの低速運転でひた走り、Manggaraiには運転報上で22:29着、実際は定刻に走るわけがないのですので、到着は深夜が必死。いずれにせよ、ジャカルタ近郊での撮影は不可能ということだったのですが、ちょうどCirebon出張と重なったこともあり、日中走行を撮影してきました♪定刻ではCirebonPurjakan着が8:52なのですが、ジャカルタからこれに間に合うには始発のPasarSenen5:25発のKutojayaUtaraに乗らないと間に合わず、4時にタクシーを呼び、出撃してきました。もちろん、定刻で来ないのはわかっていますが、それで撮り逃したら痛いですからね・・・。

Senen発のEkonomiですので、おあつらえ向きにもCirebonPrujakan着。とりあえず、駅員に甲種輸送がどこまで進んできているかを確認。ネットの目撃情ではTegalを出たとの書き込みがあり、遅れてはいるものの、待ちぼうけするほどでもないな、と一安心していましたが、既にBrebesを出ているとのことで、書き込みはガセではなかったようで。しかも、この先CirebonPrujakanまで通過待ちはないそうで、駅東側の撮影ポイントまで足を伸ばして、ちょうど良いタイミングで撮れそうな感じ。そんなわけで、駅で知り合いと合流し、撮影ポイントへ。

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ついにやってきた甲種輸送列車

待つこと30分ばかし。正直もっと待たされるのでは、と覚悟はしていましたが、意外に早くやってきました。ちなみに、練習電すらナシでして、下りも1本行ったきりで、この時間帯は北本線よりも、ジョグジャ・ソロ経由の比重が高いということを実感しました。さて、既に前日の画像がネット上に上がっていますので、わかってはいましたが新型車両は完全ブルーシート養生です・・・。まあ、これも滅多にお目にかかれない姿ですので、中身はジャカルタでお目にかかれるときまでのお楽しみということで。

とりあえず、識者の方向けに、床下画像を上げておきます。

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ジャンパ周り(ここ従来の国産電車と大きく異なるところ!!)

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補助電源?

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動力台車、型番はMB514とあります。というか何故未だにステップ付きなの??

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制御台車。型番の他にTR102という表記が確認できました。

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動力車床下

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制御車床下

一見すると、基本的にKFWの仕様を踏襲しているように見えますが、実際はどうなのでしょう。空港線の車両入札では中韓勢を凌いでのINKAの落札となりましたが、INKA単独での電車製造は現時点で不可能で、後見人のボンバルディアに結局泣きついたということなのでしょうか。まさか、KFWの廃車から機器流用しているなんてことは、ないですよね??で、上の画像にもキャプチャを入れたとおり、車端部裾の仕上げが従来のINKA車両と異なっており、従来は引き通し線を屋根上で処理していたものが、床下になっています。

踏切小屋のKAI無線で、CirebonPrujakanでSawunggalihとMenorehの通過待ちとの情報を手に入れ、次のスポットへ移動します。

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そんなわけで、Sawunggalih

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Menoreh

こちらも、待つことしばしで、定時でSawunggalihとMenorehが通過。そして、程なくしてそれらの後を追うように甲種回送も姿を現しました。30分後にはFajarUtama YKが猛追してきますので、この辺かなりシビアにやっていますね。本数が倍増するCirebonから先は、本当にこの手の列車のスジを引くのは大変です。今のご時勢、定期列車を遅延させるわけにも行きませんから。

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ブルーシート列車、再び

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1号車

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2号車

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3号車

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4号車

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5号車


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6号車。空港線車両と判断できる唯一のポイントはこの前面形状。


結局、Manggarai着は何時になったのでしょうか。BalaiyasaManggaraiの電車部門で、とりあえず受け取りを行わねばならないようで、搬入まで担当者はスタンバイしているそうで・・・。お疲れ様です。

なお、空港連絡線は開業延期に次ぐ開業延期で、果たしていつ開業するかもわからない状況ですが、先日の報道によると、KAI第一事業部は、空港連絡線の2017年11月開業は不可能との見解を示し、2018年初頭の開業を目指すとして、正確な開業時期の明言を避けました。現在も、BatuCeper駅付近の工事が用地買収難航により、大幅に遅れており(また見に行かねばなりませんね)、さらにManggarai駅の改良も先の見えない状況です。もう首がいくつあっても足りません・・・(責任の所在が明らかにされていないため、厳密には誰の首も飛んでいない=開業遅れの要因?)。また、上記報道ではManggarai駅改良工事の遅延を見越してか、空港~Duri~KampungBandan~JakartaKotaルート案も、引き続き協議されているようです。しかし、空港からKotaに直通したところで、誰も乗らないわけで、最悪の場合、ManggaraiルートはSudirman~Manggarai間は回送なんてことになるのかもしれませんね。また、導入車両数も、Kotaルート向けに当初予定数よりも増える可能性があり、こちらも先が見通せません。

おまけ
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空港駅以外に最も工事が進捗している空港線Sudirman駅。
ここ数ヶ月で、だいぶ形になってきました。

ともかく、空港までの線路が繋がっていない現状、空港線車両の試運転は既存KCJ路線で実施せざるを得ず(空港線運営会社はPT.Railink)、空港線車両のTangerang折り返しや、はたまたBogor山登りなどという、ネタな展開も1ヶ月以内には見れるようになるのかもしれません。