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1両だけ大窓K1というネタ過ぎる編成

2020年から始まるコロナ禍で断食明けのレバラン帰省が原則禁じられ、KAI最大のかき入れどきとも言えるレバラン輸送が消えて2年、鉄ヲタ的にも年に一度のお祭りであるレバラン臨を拝むことが出来ず寂しい思いをしてきました。しかし、今年は、ワクチンブースター接種を受けている、又はワクチン2回接種及び陰性証明書の持参が義務付けられているものの、レバラン帰省が解禁され、4月下旬からKAIでは臨時列車を増発しており、久々の繁忙期の様相を呈しています。




とはいえ、例年に比べると本数はまだまだ少なく、これまたコロナ禍前の水準に戻ることはないのではないかと、一抹の不安も感じます。いくらおおらかなインドネシア人とは言え、やはり帰省控えしている人は一定数いるのではと思われます。まあ、一昨年なんて、レバラン期間中、列車がほぼ走らず、去年も定期列車の5割程度しか走っていなかったことを考えれば、定期列車は9割方、+若干の臨時列車が設定されただけでも御の字と言えるでしょう。レバラン臨時刻表については、また追って紹介します。

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曇ってますが・・・この列車、冒頭の列車と同じです
4月上旬撮影
その正体は?

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TEGAL BAHARI!!
1年半のときを経て、臨時列車で大復活!!

コロナ禍の2年間、新型ステンレス客車を優先的に充当し、それ以外の客車には休車をかけ、各地の客車区、側線に長期留置されてきましたが、休車に乗じて、そのまま半ば廃車になっている車両もあり(元Argo Bromo Anggrek用のK9はほぼ廃車が確定)、レバラン期間に入っても、K3 PSOや小窓K1と言ったボロ客車を見る機会が明らかに減っているのがわかります。臨時でやっと大窓Argoがやってくるという感じです。

そんな中で、最大のネタと言えるのがこちら、急行Tegal Bahariです。Tegal Bahariは元々Gambir発着の特急として2019年11月まで運行されてきましたが、同列車は2019年12月改正で列車名がArgo Cheribonに改称されたため、今回1年半ぶりに名前だけ復活したという格好です。そもそもTegal Bahariは遡ること2014年10月に、テガル発着の特急Cirebon Ekspresを改称し登場した列車です。編成はCirebon Ekspresと全く同じで、そもそも共通運用ですから、名前を変える必要なんて全く無かったのですが、当時のチルボン客車区I氏の肝いりで、テガルバティクを模した内装に一部車両をリニューアルしたことから、そのアピールのために与えられたような列車名でした。しかし、2019年12月のダイヤ改正で、K2改造エグゼクティブ&新型エコノミ構成のCirebon Ekspres、Tegal Bahariとオールエグゼクティブ(元Argo専用車)のArgo Jatiを統合し、ジャカルタ~チルボン~テガル間の中距離特急は新型エグゼクティブ(16-17年製)&新型エコノミのArgo Cheribonに統一されました。では、どうして今更Tegal Bahariが復活したのかという話になってしまうのですが、実はこの今回のTegal Bahari、かつてのTegal Ekspresのスジで設定されているのです。

Tegal Ekspresは、急行Progoの間合い運用として2012年8月のレバラン臨で設定されたPSO急行で、その後定期化されました。ジャカルタ~チルボン~テガル間をわずか7万ルピアで移動できるという、超乗り得列車でしたが、残念ながら2021年9月に運行を取りやめました。これは、2021年10月1日から運行を開始した急行Airangga(ステンレスK3)にPSOを割り当てることになったためで、スジ及び客車は余っているのに補助金不足で運行停止という、非常に珍しい廃止理由となりました。そこで、今回、レバラン臨を設定するにあたり、このスジと日中寝ているProgo編成を再び活用することになったわけですが、PSO対象にはならない為、Tegal Ekspresを名乗ることは出来ず、かつて特急に使われていたTegal Bahariを再使用することになったわけです。レバランより一足早く、3月下旬から土休日を中心に設定されています。

で、冒頭の画像に戻りますが、急行Progoは元PSO急行であり、PSOが外れた後も客車はボロK3そのままでしたので、まさか大窓K1が連結されているとはビックリ。検査明け客車を配置先に戻す、締め切り扱いの回送がぶら下がっているのか?と思ったところ号車札がささっており、1両だけのエグゼクティブとして運行していることがわかりました。どうも週末に限り、Progoでもエグゼクティブの連結が始まっているようで、レバラン期間中は毎日連結なのでしょう。レバラン明けも、土休日運転の臨時列車として残るのか、注目ですね。

だいぶ長くなりましたが、2列車目。

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ボロ旧アルゴK1+新型エコノミ、そしてCC201牽引!!
全くプレミウム感の無いTawang Jaya Premium

Tawang Jayaと聞くだけで、懐かしさすら感じてしまうのは、コロナ禍の2年間、完全運休だったから。世界的観光地ジョグジャを控える南本線に比べ、北本線に観光需要が全くないことを物語っていますよね・・・。それが、このレバランを機に大復活!!と思ったら、エグゼクティブを連結開始しているではありませんか!! Tawang Jaya Premiumは2017年6月のレバラン臨として、当時最新鋭だったK3プレミウム(臙脂帯車)を充当し運転を開始し、その後、臨時列車化を経て、準定期列車に格上げされていました。基本的に列車名でPremiumを名乗るものは、オールK3プレミウムというのがお約束でしたが、今やステンレス車の増備でプレミウムが当たり前になっており、K3プレミウム+K1の混成もそこらじゅうで見られる光景です。にもかかわらず、このTawang Jaya Premiumは、もはやプレミウムもへったくれもない編成にも関わらず、名前だけPremiumが残るという、これまた珍現象。確かに、エコノミ側はK3プレミウムなので、あながち間違ってはいませんが、別にTawang Jayaだけでもいいじゃんと思うのは私だけでしょうか。もっとも、2往復中もう1往復はオールボロエコノミで、そちらは単にTawang Jayaを名乗っていますので、差別化なのかもしれません。

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K2が新型K3に置き換えられた当初の
Argo Parahyanganを思い起こさせますね

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99年製のボロ大窓ArgoにPremiumってどうなのよ??

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