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今年のレバラン攻略はかなり難易度が高め

世の中では、Mohon maaf lahir dan batin!!と断食月の終了と、この1年間に積もり積もった罪と過ちが白紙に戻ることを祝っていますが、どうやら鉄ヲタはラマダン延長戦突入、レバランはそうそうに訪れないようです・・・。というのも、4月下旬から恒例の季節ラッピング第7弾として、レバラン2022柄が登場しており、この撮影が難儀を極めているからです。これをしっかりジュアンダのイスティカルバックで撮らない限り、連休など訪れないのです・・・。





去年はあんな悲惨ダイヤだったにも関わらず、
レバラン前に撮れているんですね・・・
ちゃんと断食したからかな??

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今年のレバランは罐&客車のダブルラッピング!!

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が、罐がレバランかと思えば客車がG20で・・・

昨年のレバランラッピングは、断食明けのインドネシアの風物詩、クトゥパットを全体的にイメージしたものでしたが、今年はエメラルドグリーンと青のグラデーションということで、アラビアンナイトを思わせるカラーになっています。今回、客車にもラッピングが掲出されており、全てがこのグラデーションで統一されると、それはそれは映える塗装なのですが、これまた全然揃わないんですよね・・・。

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唯一撮れたのがこのカット
でも2両目、よく見るとKAI Accessの青ラッピングなんですよ・・・

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欲を出してジュアンダ先行したら、被られるという・・・

2年ぶりの繁忙期ということで、既報の通り、定期+臨時合わせて通常時の100%程度の水準まで戻っています。昨年なんて走っているCC206牽引の列車を狙えば、だいたい撮れたという印象ですが、今年は本数が多すぎて、ラッピング罐が固定運用でもなくなっていることから、完全にくじ引き状態。まして、罐と客車のラッピングが揃う確率は何パーセントなのかといったところです。ただ、ディディック社長がそんな鉄ヲタの悲鳴を感じ取ってか、レバランも直前になってから、ラッピング罐の数を一気に増やしています。4月30日現在で、ラッピング企画史上最大数となる47両(ジャワ、スマトラの合計)へのラッピングが確認されており、うち34両がジャワ島管内のCC206及びCC203(1両のみ)です。ジャワには111両のCC206が配置されていますので、およそ3割が対象になっています。ただ、それでも待っているときに限って来ず、どこかに固まって動いていて、逆光側に限って連続してくるなんてことはお決まりですよね・・・。

4月30日現在、ジャワ管内で確認されているラッピング罐は以下の通りです。

独立76周年
CC2017723 BD
CC2061381 BD

クリスマス
CC2061321 PWT
CC2061339 SDT
CC2061370 CPN
CC2061387 CPN
CC2061389 CPN

G20
CC2061308 SDT
CC2061318 SDT
CC2061348 SDT
CC2061362 YK
CC2061506 BD
CC2061507 BD


レバラン
CC2039802 JR
CC2061302 PWT
CC2061304 SMC
CC2061323 PWT
CC2061324 SDT
CC2061327 YK
CC2061328 PWT
CC2061330 YK
CC2061331 YK
CC2061333 CN
CC2061338 SDT
CC2061344 PWT
CC2061349 SDT
CC2061352 SDT
CC2061359 CN
CC2061360 CPN
CC2061366 SMC
CC2061367 YK
CC2061369 YK
CC2061375 CPN
CC2061376 CPN
CC2061377 CPN
CC2061380 CPN
CC2061390 BD
CC2061393 CN
CC2061396 BD
CC2061397 BD
CC2061501 CPN
CC2061502 CPN
CC2061503 CPN
CC2061505 CPN
CC2061508 BD
CC2061511 SDT

最後まで残っていたKAI76周年ラッピングの3両(CC2061505 CPN, CC2061508 BD, CC2061511 SDT)は全てレバランラッピングに交換されている他、G20からも1両がレバランに変更されているようです。こうみると、レバラン以外のラッピングも含めたら、かなりのお祭り状態とも言えるのですが、晴れた日に限って白罐ばかり来るのは一体、なんなんでしょうね・・・。

DSC_0621_R
来たと思ったら客車が白・・・

本当に一筋縄で行きませんね・・・。罐だけラッピングなら、諦めも付くのですが・・・。どうも、罐に対して、客車ラッピングが少ないようで、客車は列車ごとに基本的に固定されていますので、ラッピング充当列車にターゲットを絞って撮るのが効率が良さそうです。

DSC_0901_R
貴重なレバラン客車が来たら罐はG20・・・

というか、G20の罐が少なすぎて、客車は逆に多いのが根本的な問題な気がします・・・。この差が是正されれば、少しは撮りやすくなるのでしょうが、G20もラッピングして2ヵ月ちょいですから、そうそう交換はしないでしょう。レバラン直前の数日間は天気も非常に悪く、なおさら難易度が高かったですので、ジャカルタに戻ってから、ラッピングが外される前にリベンジ確定です。罐&客車コンプリ―トで、1週間遅れのレバラン気分を味わいたいものです。コンプリート出来ない現状では、田舎にいても落ち着きませんので(笑)

さて、最後にもはや誰得なのかわかりませんが、2年ぶりにGambir及びSenen発の列車を時刻表まとめました。昨年の今の時期、ジャカルタからの午前中発車はArgo Bromo Anggrek、Argo Dwipangga(この2列車がラッピング指定だったので、撮ろうと思えばいつでも撮れたのですが・・・)、Tegal Ekspres、Serayuの4列車のみという状況でしたので、いかに好転したかというのがわかるかと思います。

ただ、2019年のレバラン時と比べれば10本近く少なく、特にスネン発では、定期列車の運転再開が目立つものの、臨時(Tambahan)を名乗るものが1本も無く、Tegal Bahariが事実上の唯一の臨時列車となっています。レバラン恒例のMantabの姿もありません。定期列車ではGajawong、Bogowonto、Majapahitといった元祖冷房急行シリーズも、未だ運行再開に至っていません。Gambir発も日中時間帯のParahyanganとArgo Cheribonはほぼ全滅と言った感じです。

レバラン2022GMRレバラン2022PSE


ただ、ブースター接種者限定としながらも、チケットの売れ行きには影響なく、レバラン直近の1週間はほぼ満席で、機会損失の状態が続いていました。南本線複線化完成後(スラバヤ近郊区間除く)初のレバランということで、列車の大幅増発も可能だっただけに、残念な限りです。二転三転する政府方針はこの2年間で十分味わっていますので、ギリギリまで判断つかず、休車編成の整備が間に合わっていないのではと愚考します。来年こそは、本来のレバラン輸送が実現することを期待しています。

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