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今日はマセン駅を発車します

スカブミ線乗り鉄、第3回目。前回最後に私が見てしまった、見てはいけないもの。結局、撮りそびれてしまったのですが、こちらの画像で気づいた方がいらっしゃるのではないでしょうか?そう、ボゴールパレダンを出てから、ずっと本来の下り線を走ってきたわけですが、マセンで転線し上りホームに入ったわけですね。そう、この上り線、マセンのボゴール側で鎖状が為されており、列車の入線が物理的に不可能だったのです!!つまり、最後尾でオヤジが反対側の線路が錆びているという発言は実に的を射ており、スカブミ線は実は複線運転を始めていなかったのです!!






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そして、マセンからは左側通行に!!
今度は下り線が使用されていない模様

おい、ブディカルヤ、スカブミ線複線化完成を宣言しておいて、なんだこのザマは。ダイヤも所要時間も単線時代のままという時点で怪しかったのですが、こんな状態だったとは。スカブミ線複線化はジョコウィの公約ですから、言わざるを得ないのでしょうが、あまりにも酷すぎる。やはり、現場を見に来ないことには何もわからないわけですね、この国は。「Proyek jalur ganda telah selasai」つまり、完成であって、開業ではないとすれば、嘘ではないのですが、これこそが、超ジャワ人的思想というものでしょう。生ける屍を乗せたぶつけ試運転≒ソフト開業の方が可愛く見えてきてしまいましたよ。まあ、ジョコウィの任期もまもなく終わりですから、こういう事例がさらに増えそうですね。高速鉄道は、やっぱり緑亀さんでしょうなぁ。

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原因はこれ

では、どうして完成した複線を使わないかと言えば、複線化時に橋梁の修繕をケチで実施していないから。つまり、線増側には立派なコンクリ―ト橋が架けられているのですが、反対側はオランダ時代のガーター橋のまま。つまり、マセンを境に線増側がひっくり返っているので、ここで営業線も入れ替わると言うことです。橋梁部以外は、在来線側も路盤改良しているのですが、どうしてここだけ予算付けなかったのって感じですよね・・・。運輸省としては、繋がってりゃ良いという感じなんでしょうけど、KAIとしては過去にこのガーター橋の耐久性を問題視しており、長らく機関車の入線が出来なかったのもこの為です。機関車入線が解禁されてからも、大雨で度々橋梁が損傷を受けており、貨物列車(アクア・せ、セメント)の運行は安全上の問題から休止されており、未だに運行再開が果たされていません。監督責任のある運輸省がGO!サインを出しておいて、オペレーターのKAIがダメと突っぱねるというね・・・。あり得ないでしょう。Theブディカルヤ仕事ですね。

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こちらはコンクリートにかけ替えられた方を渡ります

そんなこんなで、天気も良く、大窓元Argoに当たってせっかくの乗り鉄日和というのに、いっときも気を休ませてくれません・・・。何も考えずに、ボケーっとこの風光明媚なスカブミ線を楽しみたいのですが・・・。ブディカルヤもジョコウィも早くくたばってくれ。

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チゴンボン駅を発車
ここからも左側通行

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左側通行のまま、複線化のひとまずの終端部、チチュルグへ

山と川に挟まれた雄大な車窓風景は、ひとまずここまで。チチュルグからスカブミまでは市街地となり、直線区間が続きます。スカブミ盆地の中に入ったとでも言うべきでしょうか。なんちゃって複線も、チチュルグで終わり、ここから先は単線となります。とは言え、公約ではスカブミまでの複線化を掲げており、既に土地収用はもちろん、工事が始まっているのかと思いきや、着工の気配すらゼロ。運輸省予算が第一期区間のボゴールパレダン~チチュルグ分しか確保されていないんでしょう。今から着工したところで、2024年には間に合いませんから、このままお蔵入りしそうですね。というか、橋の改修予算が付かない限り、第一期区間ですら、幻の複線化に終わりそうです。税金がドブに捨てられましたね。


発言に責任取れブディカルヤ
この発言を聞いた限りでは、まさか複線がチチュルグで終わると誰が思うでしょう

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チチュルグを出ると、もうこんな感じ
2013年から何も変化がありません

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今のうちに土地収用しとかないと、家が建ってしまいますよ

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信号も腕木のまま

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ボゴールから丸2時間、スカブミ着
ここも時は止まったままで、逆に何だかホッとしました

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開業以来ほぼそのままの信号所も健在

抜本的増発&所要時間短縮(80分化)は、果たしていつ成し遂げられるのか。ジョコウィ政権にとって、スカブミはばら撒きの中心であっただけに、この熱の冷め具合を見ると、もう次の選挙の結果が見えているというか、本当に一時的な票確保の為にジョコウィは動いていたことになりますね。まあ、そんなのここに限った話ではないでしょうが。乞食が国を率いると、ここまで国土開発がズタズタになるとう良い例です。次の選挙で闘争民主党が大敗することを望みます。それはそうと、#ブディカルヤ謝罪しろ!

スカブミ線の旅はまだまだ続きます。

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