
リベンジオブMotis、見事に直前曇り・・・
もう行きません(というか運行期間終了済)
既報の通り、今期運転分からバイク輸送用の荷物車が減車される一方で、乗客の利用が解禁された無料バイク輸送サービスMotisですが、レバラン後半戦、一度は行っておかないと、ということでそこそこ天気の良さそうな日にスルポン線内での撮影に挑戦しましたが、直前でドン曇りの空模様に・・・。晴れていても光線が高すぎる時間帯なので薄雲くらいでちょうど良いと言う感じでしたが、一気に急降下してしまいました・・・。
こちらの記事もご参照ください

証拠写真にしかなりませんでした・・・
この日、15分くらい遅れており、定時で来ていればもう少しは明るかった・・・
Motisとは何ぞやと言う人の為に一応説明しておくと、運輸省が借り上げ、KAIが運行するレバラン輸送用の臨時列車です。Motis Gratisというその名の通り、ジャワ島主要都市間のバイク輸送を無料で行える毎年恒例のサービスです。しかし、今年から低迷するバイク輸送量のテコ入れ策として、バイクのライダーも同時に移動できるよう、旅客車が連結されたのです。しかも、この旅客車、当日朝に空席がある場合に限り、一般旅客のみの利用も可能、しかも運賃はライダーと同じと言うことで・・・。元々、無料輸送サービスですが、今回、旅客輸送を行うにあたり、KAIのチケット発券システムに準拠する必要があることから、乗客部分を無料にすることは出来ず、苦肉の策?として、最低限の料金を取ろうと言うことで、20000ルピア(約200円)という衝撃の格安運賃(区間利用の場合は10000ルピア)となりました。つまり、ジャカルタからジョグジャまですら、僅か20000ルピアで移動出来てしまうと言うトンでもない現象が発生してしまい、特にレバラン後半の下り列車は空席だらけ(一般利用者は全くこの列車、というかルールを知らない為)で、鉄ヲタたちが殺到し、こぞってジョグジャ詣しているのは、まるで青春18きっぷ期間の普通列車に殺到する日本人鉄のような雰囲気でした(笑)
どうせこんな天気なら、一か八かで9時までにチレゴンまで行って、ジャカルタ貨物駅潜入ツアーに参加すればよかったですかね・・・。いや、いっそのことジョグジャまで12時間の逃避行をしてもよかったかも・・・。なんたって、200円なんですから・・・。また来年設定されることに期待です。あの場末のジャカルタ貨物駅にそのまま入線するというのはアツすぎます!!
さて、そんな特大ネタが登場した今年のレバラン臨ですが、蓋を開けてみると、他の臨時列車はコロナ前に比べるとまだ控えめ・・・。告知を見たときは結構多いのかと思いましたが、いざ時刻表に落とし込んでみると、特にスネン発の臨時が全然ありません。コロナ禍中にボロ客車を休車のままジャンジャン廃車にしたことがだいぶ響いているように思います・・・。それと元Argo Bromo Angrek向けのK9車も未だに整備されずに朽ち果てているところを見ると、これも運用復帰すること無いまま、廃車で確定と言えるでしょう・・・。


赤字:臨時列車
TBH:Tambahan(臨時)
どうせこんな天気なら、一か八かで9時までにチレゴンまで行って、ジャカルタ貨物駅潜入ツアーに参加すればよかったですかね・・・。いや、いっそのことジョグジャまで12時間の逃避行をしてもよかったかも・・・。なんたって、200円なんですから・・・。また来年設定されることに期待です。あの場末のジャカルタ貨物駅にそのまま入線するというのはアツすぎます!!
さて、そんな特大ネタが登場した今年のレバラン臨ですが、蓋を開けてみると、他の臨時列車はコロナ前に比べるとまだ控えめ・・・。告知を見たときは結構多いのかと思いましたが、いざ時刻表に落とし込んでみると、特にスネン発の臨時が全然ありません。コロナ禍中にボロ客車を休車のままジャンジャン廃車にしたことがだいぶ響いているように思います・・・。それと元Argo Bromo Angrek向けのK9車も未だに整備されずに朽ち果てているところを見ると、これも運用復帰すること無いまま、廃車で確定と言えるでしょう・・・。
2023年レバランダイヤ(運行終了済)


赤字:臨時列車
TBH:Tambahan(臨時)
もっとも、スネン発の列車は、臨時として登場したものがそのまま定期化されているものも多い為、本数でみればそこそこあるとも言えますが、それでもちょっと寂しい感じですよね。Motisを除くと2本しか臨時が無いと言う・・・。レバランお馴染みのMadiun Tambahan(Mamtab)も設定されなくなりました。
ただ、コロナからの回復という意味では、Majapahit、Bogowontoが復活しています。

復活と同時にBogowontoもステンレス化!!
(MataramやSenja Utamaとの違いは何??)
ガンビル発では従来からかなり変更があり、これまで北本線系統の設定の無かった朝6時台に無名の臨時特急、Tambahan GMR-SGU-SBIという運行区間だけを名乗る列車がレバラン最ピークに設定されました。面白いのはチルボンから南線に入り、ジョグジャ経由でスラバヤグブンまで進み、貨物線(今では旅客列車もそこそこ走っていますが)に入って、終着は北本線のスラバヤパサールトゥリというマニアックな列車になっています。私は未撮影ながら、かつてのTaksakaを思わせるボロの寄せ集めだったようです。その他、臨時Sembraniが今回、初めてジャカルタから午前中発で設定されています。Sembraniと言えばジャカルタを夕方に出るというイメージが強いだけに、これもなかなか新鮮でした。また、9:50の臨時はレバラン以外でも週末は無名特急Tambahan GMR-SLO(ぼろ寄せ集め)が設定されていますが、17製以降の新型客車がレバランシーズンに限り揃えられているのか??列車名がArgo Dwipangga Tambahanとなっています。一方、夜間帯では昨年はガンビル0時発以降にスマラン行き、ソロ行きそれぞれ1本の臨時がありましたが、今年は設定されず、ガンビル駅の日付跨ぎ営業は行われませんでした。

罐ラッピングが見るに堪えない状況ですが・・・
初めてジャカルタ午前発で設定された臨時Sembrani

臨時サボのデザインも刷新

大窓小窓入り乱れの往年のArgoの風格を漂わせる
臨時Gajayana

このグチャグチャ繋ぎが良い!!
ただ、コロナからの回復という意味では、Majapahit、Bogowontoが復活しています。

復活と同時にBogowontoもステンレス化!!
(MataramやSenja Utamaとの違いは何??)

罐ラッピングが見るに堪えない状況ですが・・・
初めてジャカルタ午前発で設定された臨時Sembrani

臨時サボのデザインも刷新

大窓小窓入り乱れの往年のArgoの風格を漂わせる
臨時Gajayana

このグチャグチャ繋ぎが良い!!
それにしても今年のレバラン、初日こそいつも通り晴れたものの、それ以降はパッとしない天気で、終わってしまいました。なかなかレバラン臨を撮影出来る機会が無く、不完全燃焼でした・・・。数年前のような百鬼夜行クラスのごった煮編成が出現すれば話は別だったのでしょうが・・・。来年のレバランまでにはおそらくINKAから新型客車の増備分がボチボチ出てくるでしょうから、その頃にはさらなる増発が可能になるものと思われます。来年に期待しましょう。
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