
だいぶご無沙汰になってしまったデポック電車区橋の上
忙しさにかまけて、すっかり足が遠のいてしまったデポック電車区ですが、先日、デポック界隈で時間が微妙に空いてしまったため、時間潰しがてら橋の上まで歩いてきました。前回のデポック通信が昨年の7月というのが驚きなのですが、懸案であった205系M9編成やM33編成の復旧も完了し、基本的に全検(P48)、要検(P24)をルーチンでこなしているいるだけですので、わざわざ見に行くほどでもなかったというのが正直なところです。まあ、それでも1年弱も経てば、廃車置き場を中心として、留置車両は大きく変化しています。

ずらりと並ぶ欠車中の東急車
まず、一つ目の変化はこちらから。既報の通り、東急8000系・8500系は一旦、全てが12連化され、12連×4本の陣容となりましたが、車両故障、及び電装解除車の使用に対して、暫定的に禁止処置が下されているようで、10両が1列に並んでいました。この4両は8007,8008,8245,8711でしょうか。その後ろにさらに旧塗装4両(8812,8929,8108,8204?)、そして一番奥に新塗装4両(8807,8948,8743,8828?)の姿を確認出来ました。

みなさん気になっているのがこちらでしょう
左の屋根は廃車済の05-112F、右奥が05-104F

みなさん気になっているのがこちらでしょう
左の屋根は廃車済の05-112F、右奥が05-104F
続いてこちら。一体何のことと思うかもしれませんが、右奥でパン上げしている05-104Fの話題です。既報の通り、今年の2月で検査切れだった05-104Fは、3月にBalaiyasa ManggaraiでGCUを受け、暫定的な延命、使い倒し廃車の段階に入っていました。しかし、5月上旬頃から運用入りの実績が無く、去る5月13日にブキットドゥリ電車区からデポック電車区に回送されており、現地ヲタのSNSでは、これが事実上の廃車回送なのではないかと盛り上がりを見せています。が、GCUを受けながら廃車回送というのは理解しがたく、KCIとしては何らかの活用を検討しているものと思われます。

検査表記
上記上はGCUではなく、PP48 09-03-2023となっており、
その期限は09-09-2023と確認出来ます

検査表記
上記上はGCUではなく、PP48 09-03-2023となっており、
その期限は09-09-2023と確認出来ます
この通り、GCUでは半年間の延命が図られており、引き続き特休車扱いで、どうしても車両繰りが付かなくなった場合に、ピンチヒッターとして運用入りすることはありそうです。このときも、パン上げのみならず、起動しており、冷房も回った状態で留置されていました。

角度を変えて
事故廃車となった203系マト52編成は編成を解かれて留置中

マト52と縦列で並んでいるのは205系MM'400
パンタは再設置されましたが、電装解除扱いになっているので
運用入りできず・・・

そして、マト52の廃車は既に確定、というか廃車済ですね
しかし、33Kとは??

向きを変えて
マト52の冷房は撤去
白い屋根の205系は電装解除の205系MM'5017,MM'5018

角度を変えて
事故廃車となった203系マト52編成は編成を解かれて留置中

マト52と縦列で並んでいるのは205系MM'400
パンタは再設置されましたが、電装解除扱いになっているので
運用入りできず・・・

そして、マト52の廃車は既に確定、というか廃車済ですね
しかし、33Kとは??

向きを変えて
マト52の冷房は撤去
白い屋根の205系は電装解除の205系MM'5017,MM'5018
現在、205系の車輪交換&車輪削正待ちの列はほぼ無い状態ですので、それら待機列に使われていた廃車置き場ですが、電装解除で離脱した中間車と、廃車待ち編成のたまり場に切り替わった感じですね。マト52編成の脱線当該が電装解除車のMM'117だったというだけの話ですが、それで他の電装解除車も運用から落とすというのは果たして合理性があるのでしょうか・・・。
では、奥の橋へ。

5月の全検(P48)入場の7123Fが外板清掃中
そして、故障修理中の8610Fも倉に突っ込まれています
では、奥の橋へ。

5月の全検(P48)入場の7123Fが外板清掃中
そして、故障修理中の8610Fも倉に突っ込まれています
すると、ちょうどINKAのモーターカーが動き出し、8610Fと繋がったではないですか。

しかし、この位置でストップ
そしてポイントを切り替え、改造線の方へ押し込まれました

しかし、この位置でストップ
そしてポイントを切り替え、改造線の方へ押し込まれました
改造線や車輪削正の方は、木が生い茂ってしまい橋からその様子を伺うことはだいぶ厳しくなっていましたが、8610Fの4両はそちらに押し込まれ、おそらく後ろ6両と連結し、10連に組成されたものと思われます。近く運用復帰するでしょうか。なお、削正線の方には、現在運用離脱中の6132Fと思われる編成も確認出来ました。いい加減、車両交換も終えて、復帰する頃合いでしょうか?

振り返って休車ゾーン
ここは去年から全く動き無く・・・

振り返って休車ゾーン
ここは去年から全く動き無く・・・
休車ゾーンはご覧の通りで、全検(P48)を通したものの、結局8連のままだった6130Fの欠車2両(6730,6830)はそのまま動き無く、その後ろの廃車前提の05-105F、6111Fのそのまま。仮にチョッパ車のVVVF更新をするのであれば、このあたりままだタネ車として活用できるのでしょうか。また、見切れている05-102Fはもはや定位置と言う感じで、全く運用実績がありません。もしかして、05-104Fの機器をごっそり05-102Fに移植という姑息な手段で、検査期限を突破しようと考えているのでしょうか・・・。でも、そうでもしない限り、05-102Fのオーバーホール費用はドブに捨てたも同然ですから、何か動きが出てくるような気がしますね。
◆収支がかなりマズイ棒◆
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