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このところ運用を外れている5809Fと、当日予備の6133F、日中留置の6121F
撮影:Pascal様

9月末の鉄道週間からの流れなのか、このところ現地鉄ヲタコミュニティの電車区見学が相次いでおり、いつもお世話になっておりますPascal様から画像を頂きましたので、橋の下からのレポートです。まあ、大きな変化はありませんが、現地ヲタも車輪の動向には注目しているようで、色々な方面に画像がアップされていますが、Pasacal様にminta mintaしたところ、しっかり撮影されておりました;;


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Depokの9月度分全検編成ハエ12が出場真近

Depok電車区の公式見学ルートはこのところ、電車区事務所棟より先はダメとのことで一貫していた(そももそも今年入ってから公式に入場許可も最近出していなかった)のですが、今回の見学許可証の発給再開?に合わせ、ルートも変更されており、事務所棟でヘルメット、安全チョッキを受け取り、これまでならば、車両留置ヤードを見学してくださいと言われていたのが、今回から、逆に留置ヤードの立ち入りが禁止され、検査棟の周囲をぐるっと一周する経路に変更されています。いや、ヲタにとってこの変更は大歓迎ですし、下手にヤード出ると入れ替え等々があるので、そちらのほうがよほど危険で、今回のルート変更は合理的です。まあ、朝令暮改のインドネシアですので、この変更がいつまで続くかなんて誰にもわかりませんので悪しからず。

というわけで、まずはハエ12から。全検上がりでピカピカですが、20日に既に出場試運転を実施しています。
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クハ205-120。
8月度分同様、避障器が追設されていますが、この先頭車は車輪交換されていません。

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検査表記。年月日がインドネシア式のDMY表記に変わっています。

で、皆様お待ちかねの、予備部品保管庫。

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到着したばかりのメトロ車輪の一部がまだ外に放置されたまま。
現地ヲタも興味津々。

日本人が見学に行けば、近づくなと言われる部品保管庫ですが、現地人なら撮影OKなんですね。特に何のお咎めもなかったようですので、UPしますよ。私の知ったこっちゃない。

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某金属製の6000系用車輪

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ふーん

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シッピングマーク
契約時にはKCJだったのか、表記はまだKCIになっていませんが、これが税関で止められた理由??

ちなみに、このグレー塗装は輸送時の錆止めのようで、205系用に一時期存在していたグレー車輪も大宮工場の予備品を、そのまま輸送し、Depok電車区で塗装しないまま使用したため、グレー車輪を履く営業車両が存在したようです。ということは郡山出場車は、車輪塗装を省略しているのでしょうか??
なお、Depokでも、これまでの画像からわかる通り、全検出場編成に対しては台車塗装と同時に車輪塗装も行っています。

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205の使用済み車輪

そして、さらにその先にあったという205系の錆びた車輪。どうみても使用済みですが、全検時に交換して、まだ限度値に至っていない車輪があるのかは不明とのことです。

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ハエ12の反対側。特に・・・ですが。

この先、冷房清掃場を通り、ピット線裏をぐるっと回っていきます。全検棟の中はさすがに入れないそうですが、外から撮影出来たようです。

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気になるのが右手前の台車

前回のデポック通信でもお伝えしている通り、Depok電車区にそこそこの数の台車が出現しています。出所は、おそらくDepokで廃車した分の台車を部品取りに再度こちらに運び込んだものと思われますが、一部にはCikaumからわざわざ持ち帰ったとの話もあり、真相は不明です。最近Cikaumに行っていないため、わかりませんが、あちらの廃台車が減っていれば、明らかにそちらから運び込んだことになります。車輪不足からの廃品流用の話は、中の人も口を閉ざしており、なんとも言えないのですが、こうして台車を庫内に入れているところを見ると、廃品流用は行っているとみて間違いないですね。Cikaumから戻すとなれば、少なくともクレーンの手配をせねば無理な話で、いつもなら中の人が画像を上げそうなものですし、配給列車の情報も出てこないところを見ると、トップシークレットなのでしょう。2014年のCikaum廃車回送はトリ政権時の黒歴史と社内でも認識されているようで、腫れ物に触れるな、ということなんでしょう。

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この前、橋の上から確認できた台車

こちらの台車もそのまま改造線奥に押し込まれたまま、留置が続いています。コケのようなものも付着しており、やはりこれはCikaumから来たのでは?と疑いたくなりますね。ちなみに6127Fも、引き続き留置が続いていますが、ちょっと変化が。

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わかりますか?

6105Fに先行的に設置されていた運輸省令に基づく、進路表示灯が6127Fへの設置が確認されました。また、6127Fだけでなく、このところ相次いで6000系への設置が目撃されています。詳細は今後のマンガライレポートでお伝えしますが、6127Fに設置したということは、車輪交換と機器メンテナンスの後、運用復帰見込みですね。10連化タネ車にはならなくて済みそうです。

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手前は05-509

また、隣には6108Fも入っており、車輪交換の後10連に戻り、運用復帰するでしょう。但し、6108Fも車輪供出タネ車になっているようで、復帰には全10両の交換が必要なため、しばらく時間がかかりそうです(やはり、車輪厚の統一という流れになってきましたね!!交換に時間がかかりますが、それは致し方ない)。気になるのは、部品取りのままDepokに残っている中間車で、上の画像の通り05-509がこの場所に引き出されています。さらに全検棟にももう1両入っていたとのことで、まさか今更05を10連化??なんて妄想も膨らみますが、もはや車体のみになってしまった部品取り車を復活されることなど出来るのでしょうか。

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5809Fを反対側から

そして、一行は、乗務員詰所手前の構内踏切を横断し、事務所棟に戻ったようです。まあ、ヤードの方は橋の上からいくらでも観察出来るので、全然問題ないわけです;;今年に入ってから、広報見解としてDepok電車区の入場許可は下ろさないと言っていましたので、何があったのか。公式広報代表Eva嬢も10月中は日本出張ですので、インドネシアに戻ってから聞いてみたいと思います(笑)

※画像は全てPascal様提供。ありがとうございます。

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