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ついにスカルノハッタ国際空港駅に入線を果たしたARS系
(関係者立ち合いの下、特別に線路敷内から撮影)

今回ばかりは、私が首を切られなければならないのかもしれません。仮にインドネシアにあったならば流行語大賞2017確定のHoax(噂、ガセ情→政権批判系メディアに対して誹謗として大流行)のレッテルが貼られてしまいますね・・・。25日開業は無謀との誤報、大変申し訳ございませんでした。お詫びして訂正いたします。運輸省もKAIもパクアン急行潰しに必死なのでしょうな(爆)24日~25日にかけて徹夜の作業の結果、25日昼までになんとか電車入線が可能との判断で、Manggaraiで待ち構える鉄オタを乗客役に(冗談のつもりが、現実に・・・、しかも営業用車両使用!!)、空港までの電車入線&客扱いというお上との公約を果たしてしまったのです。直前22日の発表で、「25日開業説」を撤回した運輸省とは裏腹に、KAI側は25日にUjicoba operasi断行と出していましたので、う~ん果たしてどちらなんだろうと、半信半疑でいたのは確かなのですが、24日の線路歩きの結果(2週間前まで繋がっていなかった方の線路使用ですからね)や、電車入線試験の実績なく、来賓を乗せて走らすというのはあまりにも無謀と判断した次第だったのですが・・・。

何が何でもお上の命令は絶対ということで、良くも悪くも、最後の最後の意地を見せつけられて次第です。1か月のプレ開業を経て、ジョコウィ出席下の開業式典、からの本開業2018年1月(この開業時期設定はアジア大会絡みです)という目標を達成するには、もう後には引けない状況なのは確かでした。

そこは性格の悪い私ですので、開業間に合わずに、関係者の顔が真っ青→アジア大会までに間に合わずにジョコウィ大恥というストーリーを描いていたのですが、残念ながら間に合ってしまいそうですね(但し、ウリナラLRTインドネチナの方はどう見ても間に合わないと思うのですが・・・どうする気なんでしょうか)。それでも25日土曜日は何も予定を入れず、いつでも発進出来る状態にはしておいたんですからね(25%くらいはインドネシア人の言うことも信じている)!!

で、運転報が前夜に回ってきたときはマジかよ!!という喜びと、線路歩きで結構バテていましたので(たぶん日射病にやられた→帰りの電車内でたぶん失神していた;;)明日もまた待ちぼうけかという嘆きという複雑な心境でした。とはいえ、運転報だけ出して、ウヤというのは多々あることで、油断は禁物です。そもそもその運転報には、Manggarai~BatuCeper間の時刻は出ているもののBatuCeperで長時間停車していることになっており、一言も空港に行くとは書いていないわけです。もっとも信号が未整備ですし、空港駅を駅として未だに登録していませんので、システム上そう書かざるを得ないわけですが、仮に空港行かなくとも文句は言えないわけです。さらに、試運転は3本で、1本目ARS、2本目WijakaKusuma、3本目ARSというなんとも不思議なもの。やるなら、とりあえずWijayaKusumaで入線確認取ってから(一応、22日に強硬的に入線はさせていますが)、電車入れろよと思うのですが。作戦は、いつものCikini~Manggaraiで撮影しながら、Balaiyasaから出てくるARSを逐一観察し、発車次第追いかけるという方向。

翌朝、Manggarai着いてみると、既に数名のヲタ、メディア関係者が陣取っています。どっからか、皆嗅ぎつけてくるのですねぇ。暑い中お疲れ様ですな・・・、と。私の方は、撮影地で先週分のネタをシコシコ回収し、時間を無駄に費やすことはなかったのですが、結果1本目はウヤ!!その後の話によると、1本目が政府(運輸省・国営企業省)関係者向け、3本目がKAI関係者向けの設定であったようです。縦割り主義の典型例みたいですが。リニのおばちゃん、寝坊したんかね?(笑)

私の予想では、ARSの入線は出来なくともWijayaKusumaだけは実績作りにやるのではと踏んでいましたので、その後TanahAbangウォッチングしながら移動。すると、奴の姿ナシ。こりゃ、BatuCeperにいるな、と。RawaBuayaには昨日のままローリーちゃんは止まっており、今日電車がそのまま入線したら、コイツの出番ないじゃないか。

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で、止まっていました

予想通り、WijayaKusumaはBatuCeperに入っており、直前を走っていたと見え、駅の下っ端PKDが、乗務員たちにペコペコと頭を下げています。

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え?もう戻っちゃうの??

駅の外に回ると、信号さんに誘導されてWijayaKusumaが移動を始めました。えぇぇ?今日の試運転はこれで終了なのか??と、そしてこのままここで待ちぼうけを食らうのか、と消沈していると、見覚えのある顔が。誰かと思えば、超久々の元MajalahKA編集者のS氏でした。TanahAbangウォッチングして、彼も移動してきたとのこと。これで、1人でいるよりかは、だいぶ心強いですね。MajalahKAの威光を振りかざせる彼といれば、PKDに文句言われることもないですし;;

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この時点で未だガチャガチャやっているのが信じられない・・・

しかし、関係者はなんかみんなピリピリして、駅構内のチェックをしていますし、知っている顔もいないし(いつものI氏はメッカ巡礼中のご様子・・・)で、この奇怪なWijayaKusumaの動きはなんなのか。それでも、なんとかWijayaKusumaは空港には行かないとの情報を受け、じゃあ午後のARSもここ止まりか??と値踏み。ただ、コイツの動きも読めず、ここから休憩に立ち去るわけにも行かず、どうしようかなぁ、とりあえずコーラン暗唱でもしましょうよ、とS氏を買収しておきます。

しばらくすると、レスカの社用車が到着し、WijayaKusumaに来賓用の弁当の積み込みを開始。ということは当分これ、動かないですね。で、おっとっとさん曰く、気合が入るお昼のアザーンも既に流れていましたので、Sさんに、ここでバテてないで、ちゃんとお祈りをしないとダメですよ!と、駅裏の大きなモスクに連れて行くことに。とにかく炎天下から抜け出したいですし。と、いるじゃないですか、制服着た関係者がわんさかとモスクの中に!!もう、これは出てくるときを狙い撃ちするしかないな、と目論んでいると、逆に向こうから一言、「Pasoso駅寝のオランギラさんですね」と。ならば、こっちにものだと、すかさず、核心を突きます。「ARSは今日空港に行くのか、行かないのか?」と。余計なこと聞くと嫌われるし、そもそも答えられないので、それだけです。答えは、「ARSは必ず空港まで入る」とのこと!!私もSさんも、もうニンマリでしたね。しかも、S氏じゃあオジェック用意して、沿線撮りしようぜ、と。どうも、ゴジェックバイトしているこの近辺の鉄がいるそうで、2台呼んでくれるそうです。今日は妙に乗り気で、かつ同業他社に優しいじゃないか(買収の効果か?)。

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現地密着は取材の基本です!

こうなれば、飯でも食って時間を潰そうと、すぐ前にあった食堂に。ここでまた、隣にRailinkの社員が座ってきたのですが、S氏がINKAやWoojinの文句ばかり私に言わせるので、ビビられてしまい、友達になることは出来ませんでした・・・。残念。

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なんだ、なんだ?
で、駅に戻るとWijayaKusumaの位置が移動しており、なんだかKAI関係者と土木事業者がゴニョゴニョやっています。

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っ!!やらかしたな!

ここで、何故WijayaKusumaがさっき何故変な位置で止まっていたのかが判明。22日の空港入線時(これ、ブディカルヤ輸送のために本当に内々でやったようで空港会社のインスタグラムにのみ、入線時の様子が1枚だけアップされています)、駅構内部が未整備で、Tangerang線ホーム経由、空港方の渡り線使用で入線させたとのことで、実は空港線側駅部への入線は今日が初だったのです。で、案の定ガリっとやらかしたわけですわ。

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WijayaKusumaの移動後、軌陸バイクで線路工夫たちがさっそうと登場

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この後、本当にここを電車が通過するのか??

でも、この人たち、徹夜で作業してきたのでしょうね・・・。本当にご苦労様です・・・。


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ゆっくりと再入線

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一堂からBaikのサインが。良かったですねぇ。

先に車体を確認したところ、ホーム側にかすり傷はなく、おや?と思ったのですが、ドアの手すりをひっかけていたみたいですね。というか、ドアの手すりやステップを外側につけている(COMMUTERの電車も同じく)のが、一番の問題だと思うのですがね・・・。だいたい車両限界という概念が全くない、今だって数センチ離れていたからokが出ただけで、普通に考えたら全くOKでない・・・。

さて、そろそろ予定ではManggarai発車時刻なのですが、状況は如何かと、Manggaraiで張っていた(乗車するつもりだった)現地マニアに聞くと、既に7番線にスタンバイしており、まもなく発車とのこと。しかも、一般人も乗車可能!!と。やはりそう来たか、と。マジで、ヲタを実験材料に、客の乗車実績残すつもりだ。一般乗車可とアナウンスしたところで、ビビりなインドネシア人はほとんど乗らず(それでも後で乗って確認すると、明らかにお前涼みに来ただけだろうというオバちゃんが数人乗ってましたが;;)、乗ったのは鉄4人と他はKAIの来賓だそうで。ただ、こっちはもう沿線撮りの足は手配してしまったし、乗るのは今度でいいね、と。但し、私はS氏を裏切り、撮影後ゴジェックに大金(というか復路の運賃)叩いて乗り捨て→空港から無理やり乗るという魂胆ですけど。

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INKAのモーターカー?いや違いますね。

近くの茶屋でしばし休憩、と思いきや、明らかにINKA的なけたたましい警笛が。おい、到着早すぎじゃないかと、駅の方を見やると、フォーンの出所はマルタイでした。空港線上を走って、こっちに近づいてきているではないですか。つまり、本当に列車通過直前まで、線路整備していたわけですよ。昨日、グネグネしていたレールも、やはり徹夜で直したということなのでしょうか!!つまり、ARS1本目の試運転取り消しは、線路状態がまだ整っていなかったことによるものなのでしょう。リニが寝坊したわけではありませんでした。しかし、リニにしてみたら、おのれ運輸省!ということで鬱憤がたまっていることでしょうな。逆にKAIはINKAと共に褒賞ものですわ。期日通りにやってのけたのだから(現時点でもう約1年弱遅れているわけですが)。

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後ろ1両は日本から譲渡したマティサのやつでした。

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ちなみに、駅の空港方に変電設備設置予定ですが、まだありません。
後で確認したところ変電所は空港方の1か所を使用中。
もちろん出発信号機はない。
(こちらが完成するまで複線化は無理か?)

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使用開始前の下り線はウネウネですね

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律儀に切り離し、この位置まで来て停車。
(保線機材に詳しい方、この2両で道床突き固めと、レール削正出来ますかね?)

さて、こうなればもう立ち位置は決まりましたね!とTangerang線下りを練習電にと、S氏と移動。というか後になって冷静に考えたら、プレ開業後も単線運転が解消するまで、空港線下りはBatuCeperをTangerang線ホーム経由で走らせるでしょうね。期間限定、SudirmanBaru~空港ノンストップだから出来る芸当ですけど。

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プロの方の指摘で、慌てて確認(笑)
供用開始前ですが、ポイントと同時にTangerang線下り方に信号機設置。

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ちなみに空港線上りからの出発用信号機。
もちろん、供用開始前です。

BatuCeper
すみません、前の配線図、赤字部分が抜けてましたので訂正しときます



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練習電。気になる入道雲も消えてくれました。

で、いよいよ本番です。見回りPKDをやり過ごしてから、再度スタンバイ。この辺はS氏と阿吽の呼吸。

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白い車体にガルーダの御紋を輝かせ、インドネシアの威信が近づいてきました。
本開業後は既に空港線に転線しますが、本日は直進してきます。

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入線第一号は、やはり第一編成というこだわり。

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Tangerang線ホームに到着

ちなみに到着時、どのような放送がかかるのか気になっていたのですが、どうもTangerang行きと案内している??通常なら、試運転の為、お客様の乗車は出来ませんと流れるのですが、アナウンサーもどう言っていいかわからず混乱している??なんかボソボソ言っていて聞き取れないのですが、明らかに乗っては行けないとは言っていないし、Tangerangの声が聞こえます。次の各駅停車の案内をしているとも思えませんし。やっぱり、乗って良いということなんでしょうね。但し、こんなところから乗る客はいませんでしたけどね。

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さて、誰の対応をしているのでしょう??

さあ、我々はゴジェックにまたがり、先行せねばなりませんが、仮にリニやブディカルヤが乗っているなら、新駅を見学するはずで、だったら迎撃しようと言っていた(空港線区間は初入線ですので、どう考えてもゆっくり走るはずで、余裕はあるはず)のですが、まったく新駅に来る気配はなかったので、先を急ごうということに。実は後からわかった話、何故かこの後、先にマルタイが空港側に発車(空港側の渡りを使って、空港線下りに入ったとのこと)。そして、ARSはTangerangに向けて発車。Manggarai発、臨時Tangerang行きという扱いで走らせていたんですかね。で、復路のBatuCeper停車中に空港往復という蜃気楼ダイヤ??営業的な理由なのでしょうか。既にこのまま空港線に向けて発車出来るはずなのに、これだけは真相不明な動きでした。ただ、いずれにせよ空港に行くのは確実ですので、特に気にせず足を進めました。

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さすがMajalahKA記者さん、良いスポットを知っているじゃないですか!

既報の通り、空港線はほとんどの区間が築堤上であり、どこで撮る気なのかな、と気になっていたのですが、離陸滑走対策用の田んぼでした。GMFの工場前に駐機している機体と絡めて撮れそうですねぇ。

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滑走対策とだけあって、目の前で機体が上がっていくのは圧巻ですね。
ここで電車が来れば最高なのですが!!

乗車中の現地鉄から今BatuCeperを出ましたよ~との報告を受け、緊張が走ります。線路際では、遊んでいる子供や、散歩している人たちがいますけど、まさか電車が突然来るとは思っていないでしょう(空港線として、それでいいのか!?)。まあ、柵が設置される前の、今のうちが旬ということでしょう。

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緩いカーブを描き、ついにARSが姿を現しました
非常にゆっくりしたスピードで、まるで模型列車を眺めているような感覚。

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機体と絡めるため、遠目に撮影。残念ながら通過中に上がる機体はナシ。

もしかしたら、やや離れますが、高台にある街道から撮った方が、駐機中の機材は良く映るかもしれませんね(最初の田んぼの画像)。まあ、気が向いたらまた来てみましょうか。15分ヘッドの運転になれば、上がる機体と被る比率も上がるでしょう。そんなわけで、S氏とはここでお別れですね。S氏は、ここから空港には入れないから間に合わないよと言いますが。そんなわけはない、タクシー捕まえれば、目と鼻の先じゃないか。ただ、こんな田舎道(確かに、ここの住民なんて空港に縁もないでしょう)、タクシーなどなかなか通らないので、それだけが問題でしたが、運よく空車が通過。ダメもとで駅の場所を知っているか聞いてみましたが、わからんの一言でしたので、駅に一番近いターミナル2にとにかく急いでくれ、飛行機が出ると、ぶっ飛ばしてもらいます。

ただ、S氏の言うこともあながち間違っておらず、直線距離にしてわずか2~3kmであるのに、わざわざ空港外周を1周させてから、ようやく入場させる(ここが空港に近くて遠い町の理由がよくわかりました)ため、時間のかかることかかること。軽く10㎞以上は走りましたよね・・・。徒歩客というか、マイカー、タクシーに乗れない貧民窟は入ってくるなと暗に言っているようなもので、建設当時の時代背景考えたらそうなんでしょうけど、空港線しかり、そろそろ空港直下にトンネル作ってもらいたいなぁ、と思うのですが。空港線もかなりショートカット出来るはずなのですけどねぇ。

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田んぼ以外の空港敷地ないではフェンスがあり、撮影不能。
徒歩客対策に見張り小屋がありました。

とりあえず、順調にターミナル2には着いたのですが、問題はここからで、歩いて駅に行くにはSkyTrainで行くしか手段がなく、当然そちらは未開業。もう、こうなったら、空港高速アクセスの周回道路を無理やり渡って、あとは緑地帯なり、作業用道路を突破するしかないわけで、空港警察に見つかったら、ヤバいかなと思いつつも、本日開業の空港鉄道に乗るという大義名分があれば、情状酌量のはず。もう、堂々と車を止めて、道路を違法?横断。ひとまず、SkyTrainの空港鉄道駅に出たのですが、おい!工事中かよ!!

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連絡線が開業してもSkyTrainが間に合っていないという本末転倒な話・・・

写真右の赤い屋根が鉄道駅なのですが、工事中でふさがれており、入れないじゃないか!!SkyTrain駅を貫通するような仮設通路があるのではないかと回ってみるもナシ!!作業員たちから数奇な目で見られつつ、ひとまず撤収です。こりゃ困ったぞ。

もう一度、周回道路沿いを小走りに、道路と鉄道の立体交差部脇から線路際へ。柵の向こうに、まだARSは停車しているのに、なんとももどかしい。こんなところで発車されては最悪だ、とひとまず駅本屋の方へもう一度接近してみます。

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かなり焦っていたので、写真がこれしかありません。

この道を、ドン突きまで行ってみるも、やはり入り口ないじゃないか。と、そこにPKDが2人立っており、駅の入り口はどこだ?と尋ねると、完全に不審者扱いされましたが、空港線は今日開業だろ?無料乗車会に来たんじゃ!!と詰め寄ると、工事関係者用の作業通路に案内してくれました。やっぱり、今日客乗れるんじゃん、これ・・・。

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作業用通路を抜けると巨大な空間が。
これこそがスカルノハッタ空港駅。冷房がガンガンに効いていて、癒されました。

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人気のないゴーストタウンについに人影を発見し、ほっと一息。

一番列車への乗車は逃しましたが、これで空港からの乗客第一号だ (^o^>>)!!改札機は動いていますが、当然券売機など、使用開始していないですから、有人改札的なところのゲートが開いており、そこからホームへ。

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インドネシア初のホームドアをしげしげと眺める関係者たち

どうやら、見た感じ、こっちも到着したばかりのようですね。本当に嫌な汗をかきましたよ・・・。冷房効いたホームがまるで天国のように感じます。

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ちなみに、これホームドアとは名ばかりの、ただの自動ドアですからね。

しっかし、何をドアの周りであーだこうだやっているのかと思えば、これじゃ停車位置がダメだ、修正!!なんて言ってますので、停止位置でもマークしていたのでしょうか。とにかく、運転士は自力でホームドア前にピタッと止めるしかないですのでね。行き止まり駅のゆっくり入線ですので、その辺は問題ないのですけど。まあ、多少ずれても、おそらくトランスジャカルタ式に、列車の影に反応して、列車は止まらずとも、ドアは開くのではないでしょうかね?今日は電源が切られていたので、詳細は不明ながら。車内を通り抜けたり、なんやかんや徘徊していると、お声がけがかかり、先頭車両まで来てください、と。何事かと思えば、幹部席に案内されてしまい、Edi Sukmoro KAI総裁から直々に歓待を受けてしまったのですが、パクアン急行さんお待ちしておりましたよ、と言われてもねぇ。せめて、駅への案内くらいターミナルから出してくださいよ。迷宮をさまよった気分ですよ、もうこっちは・・・。とそんな愚痴を垂れるわけにもいかず、にっこり応対。TanjungBarat以来ですねぇ、覚えていらっしゃったんですねぇ、と。完全に変人と思われているわけですわ。

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本日の一般客(私を含めヲタ5名)と総裁で記念撮影。
私はもう顔が死んでいるため、お見せ出来ません;;

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運転台どうぞ~と言われ、お邪魔すると・・・

何故か運転台に入ったところで、つまみ出されてしまい後ろを振り向いたら、なんだ●ンディーブラックじゃないか・・・。一番列車のハンドルを握るとは、本当に出世しましたね。沿線でこっちが張っているのを見ているだろうから、総裁に吹き込んだのもきっと彼の仕業だな??もう、なんだか何でもアリの状態になってしまったため、線路に下ろしてもらい編成撮影を。開業後は出来なくなってしまいますからね。

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もっと離れて駅舎と共に撮りたかったのですが、まもなく発車とのことで。

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みんな記念撮影しているし、まだ大丈夫だろうと思ったら、
施設担当の彼らは乗らないそうです。

ちなみに空港駅近くは、写真の通り剛体架線を採用しています。おそらく、元々道路用だったトンネルを無理やり鉄道用トンネルに直した箇所があり(上記画像奥ののトンネルなど)、その対策と思われます。着工当初の、ハリボテがあった場所ですが、まさかそのまま使うとは思いませんでした。クリアランス大丈夫なのかね??

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あとは快適な車内で、ゆったりくつろぎましょう

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大きな窓にゆったり座席。アコモデーションは申し分ありません。

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使い切ってしまった携帯も充電

●ディーブラック氏の運転で、復路もいよいよ出発です。アナウンサーもしっかり乗せており、肉声放送で、しっかりと発車アナウンス、ドア閉め、停車駅等が流れたのは、やはり乗客を意識していて、面白かったですね。鉄道も、道路と同じく空港外周をぐるっと半周し、南下を始めます。車内LEDに速度表示が出るのですが、空港線内は20km/hキープでした。総裁にいつプレ営業を開始するのかと直球で攻めてみましたが、もうKAIとしては責任は果たしてしまいましたので、12月の上旬あたりに開業出来ればいいねぇ~ともう気楽なもんですよ。昨日までの危機さし迫ったピリピリムードはもうありませんでした。今信号ないけど大丈夫なんですか、と突っ込むと、もちろんプレ開業時には点灯しているから、大丈夫!とのことで、さすが現場たたき上げの方だなぁと思う一方、やはり我々は実験台か(笑)リニに同じ質問したら、はて何と答えるでしょう??

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さっきタクシーで爆走した道路を同じ向きに走ります。
鉄道と道路で回る向きが逆なんですね。

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空港敷地内を出ると、すぐに築堤に上がります
とはいえ、さっきの田んぼ近くとBatuCeper付近は平気で線路横断ありますけど・・・。

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ちょうど中間地点の2kmくらいが、下り線未敷設という感じでしょうか。

20km/hで走っているからなのか?、車両の出来が良いのか?、それとも昨夜本気で保線したのか?わかりませんが、とても静かに走行します。揺れも全くありません。新線開業時特有の錆び取り音も聞こえず(TanjungPriok線なんて、未だにゴロゴロ言って走ってますからね)、なかなか感心してしまいます。車体の遮音性が高いのは、確かなようで、沿線のドンちゃん騒ぎの音も聞こえませんし、モーター音も全く楽しめず;;約30分かけて、BatuCeper到着です。BatuCeperでは空港線下りホームに入り、客を乗せた状態では初の車両入線となりました。さっきまで、パワーショベルがガチャガチャやっていたんだけどな。

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真っ暗なBatuCeper空港線ホーム

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これでいいのか?と思いますが。
ここはまだ猶予期間がありますので、いずれ直すのでしょうか??

問題は、ここの発車時の扱いですが、当然信号は点いておらず、Tangerang線上り本線が青でしたけど、見なかったことにしておきます。KAI無線で信号所とやり取りしたものと思われます。

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Tangerang線内は60㎞/hの定速モード?

Duriでのスイッチバックも4番線で難なく?こなし、一路Manggaraiを目指します。関係者、来賓の約半数(黒塗りの高級車で乗り付けているグループですね)はSudirman Baruで降りるとのことで、徒歩客な私もせっかくなのでSudirmanBaruで下車することにします。だいたい切符持っていないので、Manggaraiまで行っても面倒だし(笑)

が、ここまで順調に走ってきた一番列車に最後の最後でハプニング。TanahAbangの分岐器を通過した直後で、非常制動。なんとまぁ、2両目のパンタが損傷したとのことで、そりゃモニタリングもせずに、いきなり新線突っ込ませたら、そうなるよなぁ、と。もう完全に車内で寛いでいたINKAの技術者も、これには大わらわで車両点検ですよ。ひとまず、電源を落とし、再投入。完全に壊れているようで、当該パンタは上げずに、走らせることに。大混雑の夕ラッシュTanahAbangで電車待ちしている客に大ひんしゅくを買いながら、そろそろと出発。これで、DjokoTingkir待ちとかなったら、もう何時になれば帰れるの?と一抹の不安がよぎりましたが、なんとか回避。

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擦り板が変な方に向いてます

まあ、それは見なかったことにして、無事Sudirman Baru到着です。こちらは煌々と駅照明が輝いており、エレベーターもエスカレーターも稼働中。確かに、ここと空港駅だけなら、すぐにでも営業開始出来そうですね。

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無駄にカート対応のステップレスなエスカレーター

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改札を抜ける

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広々とした待合スペース
3階は商業エリア

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3階に続くエスカレーターも不気味に稼働中

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車寄せ側の出入り口
スタバに、ロティオに出店社はいつものメンバー・・・
あじさい茶屋はいつ出てくるのですか!?

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車寄せから、黒塗りの車が続々発車

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徒歩客は、本来下の通路に回されます

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線路上の人口路盤は駐車場です

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いつもの生ぬるいジャカルタの空気、ようやく現実世界に戻ってきました・・・

それにしても、長い一日でしたねぇ。私にとっても、こんなのは初の経験で、運のツキというかなんというか。無事に任務を完了出来て、ようやく心が緊張から解放されました。政治が絡んでくると、こういうことになると、良い勉強になりました。これまでの新線開業(というか廃線復活)なんてのは、KAIの気まぐれでやってる部分が多く、正直遅れたところで何もならんといったところでしたが、LRT、トランススラウェシ、MRT、新幹線と政治がらみの国家プロジェクトが続々と開業が控えているわけで、同様の事象が今後も続くのではないかと思われます。日本が係っているのは、MRTだけですが、関係者の苦労がひしひしと伝わってきます。ただ、これがインドネシアのやり方だというのをわかっていただければ幸いです。郷に入れば郷に従わざるを得ないわけですから・・・。

空港線もまだ正式開業したわけではありませんので、今後も追跡調査を可能な限り続けたいと思います。明日、明後日に来られても、空港線にはまだ乗車出来ませんのでご注意ください。あくまでも、25日に客を乗せること、それがKAI、運輸省に課せられた至上命題でしたので。

peta rute MRI SHIA
路線図。プレ営業中の客扱いはSudirmanBaru・空港のみ。

Railink
スカルノハッタ線も、もう予約できるのかな?

Jadwal kereta bandara
プレ営業ダイヤ

Railink側は20日の時点で、もう開業したかの如く、SNSで宣伝していますが、果たしてプレ開業は何時に??そして、こんな30分ヘッドのダイヤが果たして成立するでしょうか。BatuCeper空港、所要時間10分としても、結構カツカツですよね。Manggarai~Duriの折り返しで、もうダイヤ破綻しており、少しでも遅れて空港線に入ってきたら、もう連鎖連鎖で、ダイヤは大崩壊必死です。保安装置なし、定刻に走らない、こんな空港アクセス線、世界のどこにあるでしょうか?いよいよ開業が楽しみですな。


※前記事「(意地と根性)空港連絡線ゲリラ開業(11月25日)」を修正更新したかったのですが、どうも携帯投稿の記事を修正できず、別記事とし、前記事を削除しました。コメントを入れてくださった方には申し訳ありません。こちらで、返答しておきます。

いずみ中央 2017年11月26日 12:18
何時も拝見して居ります

空港線内で一編成が単線を行ったり来たりするだけなら信号は要りませんね。
下の写真は停電して止まったのでしょうか。

開業初日からグダグダですね。

パクアン急行
<いずみ中央様

帰りの電車内でヘロヘロになりながら投稿しておりまして、説明不足ですみませんでした。空港線はTangerang線・環状線直通ですので、問題だらけなのです。信号抜きにしても、既存線走行区間が長すぎて、定時走るとは思えません。いきなり線路際をバイクが併走したり、子供が飛び出して来たりで、もう外人はびっくり仰天でしょうね。スーツケース持った客が、場末のDuriで降りるとか、もう笑って見てるしかないですよ。