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栄光の1列車ArgoBromoAngrek(画像は下り2列車)

耳の早い当ブログの読者の皆様はもうご存知かとは思いますが、北本線スーパー特急化に関して溜まっていたものを、ご縁あって東洋経済さんの方に吐き出させていただいております。過激表現はだいぶカットされておりますが、肝の部分はしっかり残っていますので:) まぁ、今更言われなくとも・・・という部分が多いと思いますが、まだ御覧でなく、興味のある方は以下のリンクからどうぞ。なお、当方としては、上下編構成で記事を作っていましたので、タイトルは違えど、順番通りに通しでお読みになることをお勧めします。

◆インドネシア在来線高速化も中国が奪うのか(北本線高速化日本のジレンマ上)
http://toyokeizai.net/articles/-/198592

◆日本企業が入札できない?鉄道輸出の矛盾点(北本線高速化日本のジレンマ下)
http://toyokeizai.net/articles/-/198593

(   )内タイトルは当初私が想定していたタイトルです。1本目のタイトルにわざわざ中国と出すと、それこそプロパガンダのようで、私的には蛇足かな?とは思いましたが、やはり世の中PVの世界ですし、ネトウヨの皆さんを刺激して、炎上させるのも一考(笑)←ただ現実にはそうなりませんでしたが;;

それよりも、あれですね。そもそもインドネシアがいかなる国かというのをわかっていない方が、一般読者の方には多いようで。なんというか、20年~30年前のインドネシアの固定観念がそのまま引き継がれているというか。加えて、バンドン新幹線の一件が尾を引いて、インドネシア=親中、だったらインドネシアから手を引けという論調、これこそが中共の思う壺であって、インドネシアこそが反中の最後の砦、あるということに気づいていらっしゃらない方が多い。インドネシア在住の日本人の子供もそうなんですが、インドネシア<越えられない壁<マレーシア=タイ<シンガポールと考えている。しかし、これは大きな誤解。何故ASEAN本部がジャカルタにあるのかよく考えてみなさい。実際は真逆ですよ。シンガポールなんて、資源もなけりゃ技術もない。チャイニーズマネーが崩壊したら、即終了。ことに鉄道においては、インドネシアは東南アジアトップですからね。これは揺るぎない事実。3分毎の通勤電車、L特急の如く走る都市間特急、そしてスマトラの石炭輸送。これをトータルでオペレーション出来るというのは、途上国レベルで見てもインドネシアしかありません。

そして、タイ・マレーシアこそが華人の持ちたる国。インドネシアとて、富の9割方を華人が握っているというものの、人口比で見ると華人は圧倒的マイノリティであり、歴史的に見たら弾圧の対象です。東南アジアの街中で漢字がここまで氾濫していない国って、インドネシアくらいですよ。タイにしろ、マレーシアにしろ、どんなに田舎に出ても、漢字を見なけりゃやっていけないわけで。マレーシアではもはやF/Sすら日本には回ってこないでしょう(特にバンコク~クアラルンプール~シンガポールはほぼ中国で確定とみています)。

なので、今後はそういう部分も記事に盛り込んでいかねばならないのかな、と感じております。誤解のないように、言っておきますが、何も私は通り一辺倒にインドネシアにケチをつけているわけではないですよ。インドネシアは日本の生命線である、これを旗印に国内に蔓延るインドネシアに対する疑念・妄想を、正しい情報を提供することによって晴らす、そしてインドネシアに来ていただく方をもっと増やし、実際の目で見てもらう、それこそが当ブログの開設当初からの使命です。

コメント

コメント一覧

    • 丸太
    • 2017年12月01日 00:41
    • こんばんは。

      なかなか面白い記事で、私のように特別な知識のない人間にも読めますね。ただ僭越ながら申し上げますと、ストーリーというかプロットというか、話をどこからどこへ持っていくのかをもう少し意識されると、「論点一覧」から「読み物」に昇華され、より訴求性が高まるのではないかと思います。

      台湾でも一悶着ありましたが、日本のメーカーには「フルパッケージで導入してこそ」という思いが強く、自国に金を落としたい途上国のリクエストにうまく応えられていませんね。個人的には、無闇に全ての機会で勝負しなくてもと思うのですが…
    • パクアン急行
    • 2017年12月01日 01:24
    • <丸太様
      こんばんは。東洋経済の方もご覧頂き、ありがとうございます。そうですね、仰る通り私もその部分を執筆しているときから、ちょっと心配をしておりました。本来であれば、こんなに勝ち目のないプロジェクトには関わるべきでないと最終的に結論づけたかったのですが、既に調査を始めてしまっていますので、そういうわけにいかず、最終的に日本はどこで出番があるのかという方向に持ってゆかざるを得ませんでした。しかし、本当にバンドンで負けたからという安直な理由で、無闇な戦いに挑んでいるとしか思えず、及ばずながら一石を投じることが出来ればいいなと思い、出稿した次第です。結局、最終的にインフラ系のODA案件など、日本で肩身の狭いゼネコン企業のご機嫌取りのようなものになってしまい、公共事業を海外でやっているだけという結果に。しかもそれが、現地で活用されないなんてことになれば、本末転倒もいいところ。よくも、それを国家戦略だなどと鼻高々に言えますね、と私は言いたいわけです。
    • 野津田車庫
    • 2017年12月02日 00:43
    • こんばんは、ご無沙汰しています。

      リンク先の東洋経済の記事、過去のまとめのように楽しく拝読しました。最近中古電車のお陰もあって急に名が知れ渡るようになった割に、国の実情に関しては殆ど知られていないことが改めて実感させられます。(失礼ながら、読者からの感想が某所の掲示板にそっくりな内容がチラホラあるのに驚きました)

      北本線高速化、辛酸を舐めさせられたことがある以上何が何でも受注したいようですが、本当にこの先どうなってしまうんでしょうね。このまま無理に参入しても、また何処かで破綻する未来しか見えないのですが・・・。
    • (^o^)v
    • 2017年12月02日 09:47
    • 今日は
      読みました。
      あの記事パクアン急行様が書いたんですか。内容がここの記事に似てましたが。

      沿線に都市が連続してますから、踏切立体交差化して曲線緩和して高速化すれば需要は有るんじゃないでしょうか。

    • パクアン急行
    • 2017年12月02日 15:25
    • <野津田車庫様

      こんにちは。こちらの読者の方にとっては、まとめみたいなものですので、読みやすかったのではないかと思います。逆に、初めて読む方には何のことなのかさっぱり、まして北本線高速化案件事自体を知らない方には、本当に「??」であったのではないかと思います。本当はもっと詳細に書きたいのは山々なんですが、字数等の制約もありまして。ですから、あのような的を射ないコメントが付くのも致し方ないのでは、と思っています。わかる人にわかっていただければそれでいいのです。某所の掲示板ですか?そんな海外板があるのですか??

      普通に考えたら、破綻・・・ですよね。逆にこれが全部日本で受注出来たらな、歴史的快挙だと思います。しかしプロジェクトが始動した以上、とりあえず良い方向に進むことを祈るしかありません。
    • パクアン急行
    • 2017年12月02日 15:29
    • <(^o^)v様

      こんにちは。う~む、失礼ながらどうして他の方のあちらのコメントを見てもそのようなJICA報告を鵜呑みにしたような短絡的な考えになってしまうのでしょうか。そのような論調に喝を入れるべく、あの記事を書いたのですが。役人が作り出す先入観とは恐ろしいものですね。ビジネス需要のない中での都市間需要は正直ないです。今の飛行機の輸送力で十分賄い切れてしまいます。
    • いずみ中央
    • 2017年12月02日 21:53
    • 何時も拝見しております
      すみません 上の (^o^)v は私です。名前を打ち間違えました。

      今インドネシア各都市の人口を調べました。首都圏の他に東海、関西の様な大都市圏が無いんですね。

      ジャカルタが3100万人の巨大都市圏で、他に巨大都市圏は無く、各地に地方都市が点在しており、首都圏一極集中なので、都市間輸送需要は無い訳ではないけど少ない。高速化しても需要が増えるとは思えない。
      と言う訳ですね。

      私の理解不足でした、有難う御座います。
    • パクアン急行
    • 2017年12月02日 23:25
    • <いずみ中央様

      そうでしたか。絵文字さんなんて見たことがなく、ご新規さんかと思いました。

      はい、前編で書いている通り、スラバヤなど全くインドネシア第二の都市ではなく、ただの地方都市です。さらにそれ以外のジャカルタ~スラバヤ間の都市となると・・・です。しかも、現地人ホワイトワーカーが圧倒的に少ない中、地方を飛び回るサラリーマンって、正直インドネシアにいないと思います。
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