DYUH79CVMAAwh6c
どうせ使い物にならないバス路線、興味あるのは記念コメットの方(笑)

3月16日より、PPD・KCIの相互協力事業として、Sudirman Baru~Gambir間、Sudirman Baru~Blok M間に新規バス路線、Trans Commuterが開設されました。既に、同区間ではTrans Jakarta社(但し路線運営権はPPDにある)による運行が12月29日から開設されていますが、全く同じ区間を走り、ドライバーも同じ会社に所属していながら、全く別物・・・(意味わかんないですよね・・・この辺の縄張り争いを無くすために、ヤクザ会社であるMetoroMiniやKopajaの類を潰し、ジャカルタ市交通局であるTrans Jakartaに集約したはずなのに、運輸省からの補助金バスの投入で息を吹き返した国営企業系のPPDと溝が生まれているという・・・もうわけわからん!!)。リリースを見た当初は、ただでさえ少ない空港線利用客が、バスになんて乗らないわけで、いつも空気を運んでいたTjのテコ入れ策かと思いましたが、これが違うんですよ。

では、このTrans Commuter、何が違うのかというと、運賃はKCI発行のCommet(KMT)での支払いに限る(聞こえがいいように言い換えると、KMTでそのまま乗れますよ~)という点。ですから、このリリースを見て、ついにTjとCommetの共通利用が開始か?と見間違える人が多々いたよう(じゃか新とかその他、ネット記事見て書いている連中が書き立てそうで怖いですね)ですが、全くそういう話ではなく、Sudirman Baru~Blok M・Gambir間のTrans Commuterとステッカーの書かれたバスに限りまして、Commetが使えますよという、現地人ですら理解に苦しむシステムです。期待しただけ、無駄でしたね、皆さん・・・。

とりあえず、運行開始日にお暇ニートなE103系様に記念Commetだけはゲットしてもらっていた(発売箇所はPPDバス乗り場とのことでしたので、逆にあまりに売れな過ぎて、出張販売所撤収ということがこの国ではあり得ますので;;)のですが、土曜日に早速私も見てきました。現場を見ないことには、お話になりませんからね、この国では。メンドくさ・・・。と、いうわけで、早速Sudirman駅へ。

DSC_0610_R
駅での案内はこのフラッグのみ
お祭りだったのは開始当日のみで、客もフラッグにスルー

前日にE103系様から聞いていましたので、知ってはいましたが、駅のお姉さんに、バスはどこか?と聞くと、あっさりと空港線Sudirman Baru駅からよ!との返答。おいおい、公式リリースには、はっきりとSudirman駅からと書いてあるよな!はい、公式ガセ情確定。わざわざKaretくんだりまで歩かせて、誰が乗るか、こんなバス路線・・・(ぼそっ)。

DSC_0609_R
あっ、外国人旅行客(鉄ヲタ)利用が増えたSudirman駅窓口で
C‐cornerグッズの発売が開始されています

テコテコと、今月もう何度目になるかという空港線駅まで歩きます・・・。

DSC_0611_R
いっぱいバスが止まっていますが、Trans Commuterは1台だけでした

そうそう、12月29日にTjが乗り入れを開始した当初は、低床のノンステ車を使っていましたが、その後すぐに高床車に変更になっています。ホント、スーツケース持った客のこと考えないんだな、この国の人間は。

DSC_0614_R
ご丁寧にSudirman Lama(旧Sudirman)~Gambirと表示しているくせに、
ここはSudirman Baruですよ!!

が、お目当てのTrans Commuter、ドアは閉まっているし、乗務員はいないしで、全く商売っ気ナシ。公式情によると、終日毎時00分・30分発とのことですが、さっそく2日目にして60分毎に減便されているのかね?これでは、なおさら使う客などいないだろ。とりあえず、カード収集家として、やはり自分の手で1枚購入しておきたいもの。が、案の定昨日あった出張販売所は撤収していました。前日の時点で誰も客がいなかったと言いますから!!仕方ないので、PPDのスタッフはいたので、どこで売っているのかと尋ねると、そんなもんはないの一点張り。これって鉄道なんだからSudirman駅で買えばいいとか言ってくる始末。ここはバス乗り場ですよ、あんた馬鹿じゃないのというノリで嘲笑われ、怒りMAXですよ。ツイッターのリリース情読め、糞バイト野郎と見せても、インドネシア語すら読めないアホ。まあ、これが実情ですわ・・・(うちの怪社にもたくさんいます←インドネシア語とかその程度のもんなんですよねぇ、民族語が出来れば困りませんからな)。発売箇所はお宅の会社のバス乗り場なんだよ、自分の会社のこともわからんのか、ボケ。しまいには、空港線の駅カウンターを案内しよとしてくる始末。とすったもんだしていると、Blok Mから乗客ゼロの状態でもう1台のTrans Commuterが到着。さすがに、Trans Commuterの運転士ならばわかるだろうと、突撃したところ、運賃授受(カード決済ですが)はPPDの運転士でなく、KCIの余剰人員をバスに乗せてやっているんですね・・・。

DSC_0625_R
お馴染みのKMTと7000系マークを付けたスタッフが。一件落着です。

つまり、カードの販売もバスに乗っているKCIスタッフに任せているため、PPDの人間はこの区間でKMTを使えることを誰も知らないという、またインドネシアあるあるな話・・・。ホウレンソウが本当に出来ないんですよ、この国の人間は!!とりあえず、出張販売所は店じまいし、車内でのみカード販売しているとのことでした。しかし、E103系さんも、誰からカード買ったくらい、制服で判断してくださいよ。

DSC_0621_R
同じ色のバスはたくさんありますので、もし利用する人がいればご注意ください。

ちなみに、2014年~2015年にかけて、故障・炎上が続発する韓国Hyundai・Dewoo社製のバス置き換え名義で、運輸省予算でTjに貸付という形で大量投入された日野製バスですが、その後Tjが州政府予算で、ベンツ・スカニア製を大量導入しており、余剰の日野車は運行会社(PPDやDamriなど)に順次戻されているようで、この型のバスを使用(一部内装を改造)して、空港路線や、遠方からの通勤バスなどの新規路線も多数開設されています。Tjに統一して、わかりやすくなるはずだったジャカルタのバス路線網は、再び混沌に戻ろうとしています。


コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット