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元青胴K1と元Argo大窓K1の混成編成をひっさげGambirに入線する臨時Sembrani

やれやれインドネシアに終始振り回された2018年のレバランでした・・・。というのも、カレンダー上の断食明け大祭に伴う連休は6月12日~6月17日だったのですが、某乞食大統領が支持率回復策として休日ばらまき宣言という暴挙を発動(6月9日~6月20日までの12連休と言う前代未聞の事態に)。乞食大統領の支持基盤でもある農民どもは狂喜乱舞ですが、経済界からは非難囂々。うちの怪社も大変でしたよ・・・。11日までは当然通常業務ですから、出張者もバンバン入ってくるわけで、それを政令だか、大統領令だかで完全業務停止しろだと?アホじゃないのか。
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なので、臨時列車も特発です

加えて、今度はインドネシア政府発表の断食明けの日付が間違っていたという大失態までしでかす始末。カレンダー上は14日がIdul Fitriだったのですが、実際は15日というオチ。私もジャカルタに戻る日が1日遅くなりました・・・。だったら、1日遅く帰省していたものを・・・。

閑話休題、6月7日にこの列車でお茶さまチームご一行をSemarangまで追いかけました。当初予定では、この日朝の定期Argo Muriaで皆様と一緒にSemaran入り予定だったのですが、7日朝に武蔵野線試運転が設定されたため、急遽臨時Sembraniに課金しました(笑)というか、お茶さまご一行も当初予定では臨時の夜行でSemarang入り希望だったのですが、レバラン臨一斉販売の時点では、臨時の設定はカレンダー通りらしく11日発から(だったかな?)で7日の設定は無し。それで泣く泣く定期列車を押さえることになったのですが、例の休日ばらまきの煽りで、数日前になり急遽設定・・・。そんなこと言われても、おいそれと乗変出来るシステムでもないため、諦めた次第。なんだかねぇ。

さて臨時Sembrani号、下りGambir16:45発、Surabaya Pasar Turi3:14着・上りSurabaya Pasar Turi9:00発、Gambir19:35発という設定で、どうにもジャカルタ口での撮影はこれまでも厳しい列車だったのですが、Gambir駅撮りという手がありましたね・・・。しかも、本来の下り副本線には定期Bimaが入線しており、上り副本線にも折り返しのArgo Parahyanganが停車中。というわけで上り本線に逆転入線・・・。おかげで、上りCommuterは大渋滞なのでしょうが、これはこれでいかにも臨時列車らしい光景ですね。

定期Sembraniは今となってはK1 16/17による新型化が完了していますが、元々Argoの冠も付いておらず、同じく北本線経由でジャカルタとスラバヤを結ぶArgo Bromo Angrekの補完列車という性格が強く、以前は定期列車も結構ボロの寄せ集め感がありましたが、それの臨時列車ということで期待をしていたところ、見事な寄せ集め編成でした。

編成は以下の通り

K1 0 67 29 CN, K1 0 82 02 CN, K1 0 95 17 CN, K1 0 66 05 CN, KM1 0 84 02JAKK, K1 0 95 05 CN, K1 0 01 06 CN, K1 0 86 05CN, K1 0 01 02CN, K1 0 64 20CN, P 0 64 09JAKK

基本的にCirebon客車区の予備車で組成していますが、ボロをジャンジャン廃車している割に、まだこんなに予備車持っていたんですね・・・。特にCirebonには新型車の類が1両も入っていないわけですが、おそらくSLOやYKから転属しているものも多いのでしょう。大窓の車両などは特に。

そのうち、元青胴車をアップしておきます。

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K1 0 67 29 CN

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KM1 0 84 02JAKK

この食堂車が、どうしようもない車両でKM1を名乗っておきながら車内の作りはK2かK3レベル。飲食スペースが6席のカウンターしかない・・・。それでいて発電機を積んでいないので、空いたスペースは乗務員詰所。しかも、それがたいそう豪華な作りのセミコンパートメントになり、軍隊やら車掌長やらが、胡坐をかいていました。腹が立ったので、写真すら撮っていません。この車両、大統領専用車によく繋がっている控え車かもしれません。しかし、そんな客を無視した設計の車両をジャカルタ~スラバヤの長距離便に入れるなよ・・・。さすがは顧客満足度最底辺の第一事業部JAKKクオリティ。

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K1 0 86 05CN

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車内の様子
まるで14系座席車です

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ひじ掛け下のリクライニング用のバーが特徴的
(インドネシア標準タイプは座面脇です)

う~む、どこかで見たことのある座席な気が。日車の血が色濃く入っていた時代のINKAのことを考えれば、日本の設計が生かされているということもあり得るのかもしれません。

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K1 0 64 20CN
こちらは元Argo用大窓ですが64年製

デビュー時に大窓なわけがなく、元の車両が気になります。車内は徹底的にリニューアルされており、90年以降の新製大窓と同等かそれ以上の仕上がりでした。こういう車両はさすがに廃車せずに、しばらく使うのでしょうかね。

当方が乗車したのはK1 0 01 02CNで、製造当初からの大窓Argoで、そこそこ深く倒れるシートと昔ながらの大きなフットレストで快適そのものでした。発車してManggaraiを通過するかどうかですっかり眠りに落ちてしまいましたが(早い・・・)、約出発1時間後、日没時刻に合わせKAIから特別弁当と水の支給が!!レバラン臨設定初日のようで、この日からちょうど配給開始らしい。これはラッキー。

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みんな大好きGratis弁当!!

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いかにも第一事業部らしい真空パックの見た目そっけない弁当ですが・・・

見ての通り、大して期待できる弁当でなく、白飯の割合が多すぎだろ・・・と思ったのですが、実は白飯ではなく、ナシウドゥック(ココナッツライス)で、期待以上の味でした。ですので、クソ食堂車に行く手間が省けました。

列車は快調に走り続け、23:00定刻通りにSemarang Tawangに到着。ホテルに直行すると、お茶さまご一行より早く着いてしまいました;;
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