
みなさん、覚えていらっしゃいますか?
このところ、第二チカンペック高速道路、及びインドネチナ高速鉄道工事の進捗により、チカンペック高速の渋滞が有り得ないことになっております・・・。まあ、チンタラチンタラ進む分、工事現場をじっくりと見ながら進めるのも、それはそれで楽しいものです。そんなわけで、いっこうに進まねぇなぁ、と車窓に目をやっていると、何やら怪しげな廃車体。もしやあれは!!
はい、インドネシアの歴史上、最大レベルの公式ガセ情と言ってもよい国産モノレール(のモックアップ←INKAは本物と最後まで言い通しましたので;;)の残骸ではありませんか!!そう、2013年当時、華人マネーで建設着工予定だったのジャカルタモノレールと張り合う形で、誇り高きインドネシア人のプライドだけで建設予定だった国産モノレールの車両が未だに余生を過ごしていたとは驚きです。とっくに解体されたと思っていましたよ。
結局、INKAの化けの皮を剥がすと、モノレールを作る技術などありませんでした・・・・・ということで(スラバヤの貨物モノレールとか、もはや小学生の工作レベル!)、もはや受注したと言われていたスカルノハッタ空港内移動用モノレールすら、Woojin製APM(モドキ)に取って代わられるという始末・・・。そして、周知の通り、大本命であったジャボデタベックモノレールはLRTによる整備に計画変更。もっとも華人マネーによる中車モノレールとて、資金繰りが間に合わず建設凍結、で最後に甘い汁を吸うコリアン企業という、よくありがちな展開になってしまったわけですが。
で、こちらの残骸、どこに留置されているかというと建設中のLRTジャボデタベックの高架下で、国営建設作業員の休憩所?になっている模様です。チカンペック高速のブカシ東出口の脇あたりに置かれており、高速をオーバークロスする道路から見ることが出来ます。本当は今頃、この謎の流線型車両がこの上をさっそうと走っている・・・はずだったんですけどねぇ。ああ、でもスカルノハッタ向け車両は、この塗装デザインだけは、なんとなく今のWoojin車両に引き継がれているようです。
といっても、こんなもんわざわざ見に来る人なんていませんよね・・・。しかも、このサビザビの車体・・・。まじで、こんなもんINKAに発注しなくて良かったですよ。
おまけ

1か月後
んん??錆び部分にパテ盛りされ、明らかにボロ隠しが進んでいます。とりあえず、高速道路から見える部分だけ、なのかもしれませんが。さらに、隣にコンテナが増え、スカルノハッタ車両は見えなくなってしまいました。ちなみにLRT線路を支える橋脚が、某荷重超過モノレール並みに薄っぺらいですが、今度こそインドネシアンドリームは実現するか??
さらに・・・
モノレール車両が見つめる先には・・・
さらに・・・
モノレール車両が見つめる先には・・・


コメント
コメント一覧
ところで、リンク先の記事に、モノレールの建設予定区間の模型があって、そこに205が走っている、なんてキャプションがありましたが、2013年当時、そいつが5年度大挙として走り回っているとは思いもしなかったでしょうねぇ…。
この当時、205系譲渡のリリースが出た直後だったとは思いますが、まさかその後ここまで増えるとは予想もしませんでしたね。幻となったジャカルタモノレール社も、ある意味使命を全うしたのかもしれません(笑)