
旧機関庫に眠る東葉1000形の中間車
既にお知らせしているプルワカルタの解体作業ですが、なかなかの反響でした;;もはや、このところの新規ジャカルタ鉄参入者の皆様には縁も所縁もないEkonomi車両の解体では、見向きもされないと思っていましたが。KL76系とかRheostatikと言っても、意味がわからない方々も多いことでしょう。そんなわけで、懲りずに先週末もプルワカルタ詣に行ってまいりました。
1月14日付けの某じゃか新にも、現地紙の画像と文章を引用する形でネット版にも大々的に掲載しています(やっぱ今はドローンの時代ですよねぇ)から、いよいよ警備も厳しくなっていると思いましたが、かなりの厳重警戒モードでした。

まずは車窓から
旧機関庫寄りの第三山脈の切り崩しが始まっていました

Djoko Lelono2が乗っかっている第二山脈は中途半端な状態で作業終了
とはいえ、前回は車中から眺めただけでしたので、裏手に回っておらず、今回は裏手の解体現場の撮影に挑戦します(塀に隙間があったら、の話ですが)。が、もはや駅を出たときからセキリュティにマークされています。Argo ParahyanganからPurwakartaで降りる客など、たかがしれており(Ekonomi Lokalで行けばどばっと降りますので、こっちの方がラクに現場に到達できるかも)、完全に尾行されています(そこまでやるのか!!)。駅の反対側に渡るには、迂回せねばならず、セキリュティはその前に線路を渡り、解体現場で待機。もっとも、それをわかっているわけですから、こちらもしれっと解体現場前を通過し、カンプンの路地の中に姿を晦ましました。案の定、重機の搬入のため、コンクリートの塀が一部撤去されており、解体現場を見ることは可能でした。で、例の陰湿セキリュティですが、さすがにカンプンの中までは追いかけてきませんでした。カンプン入り口までは尾行されていましたけどね。
で、意味もなく入り込んだカンプンの中がまた面白いのなんなのって・・・。

エコノミーのベンチ!

エコノミーのベンチ!!

バレーボールコートにも!!!

機関区に突き当たる
そして、ここにも・・・
で、意味もなく入り込んだカンプンの中がまた面白いのなんなのって・・・。

エコノミーのベンチ!

エコノミーのベンチ!!

バレーボールコートにも!!!
どんだけ、ベンチをかっぱらって来てんだよという感じのカンプンでした。まあ、でもこれを高値で買い取る日本人はさすがにいないでしょうなぁ。で、カンプン内を散策することしばし、旧機関区の裏に出る道があることが発覚。さっそく、進んでみましょう。

機関区に突き当たる
そして、ここにも・・・
以前はここから、そのまま機関庫に入れたはずですが、既にブロックと鉄板で塞がれていました。が、一か所だけ中が覗ける穴が。

以前、Rheostasik先頭車がいたこの位置に、最後までオンレ―ルしていた
東葉1000/メトロ5000の3両が納められてました

以前、Rheostasik先頭車がいたこの位置に、最後までオンレ―ルしていた
東葉1000/メトロ5000の3両が納められてました
さらに、この庫の裏手から解体現場脇まで、人が通るのが精一杯ですが、抜けられるそうで、そのまま進みます。

おお、ちゃんと抜けられました
ちなみに手前の穴にも1両入っています(ここからだと見えませんが)

そして、現場裏側へ

手を伸ばして、中の様子を

おお、ちゃんと抜けられました
ちなみに手前の穴にも1両入っています(ここからだと見えませんが)

そして、現場裏側へ

手を伸ばして、中の様子を
ここでわかったのは、1000/5000の位置が明らかに、作業開始前と変わっています。基本的に第三山脈の裏側下段に位置していたこれら車両ですが、今回の解体に際し、山脈から引き出され、引き込み線の上、枕木方向に置かれているのです。そして、スプレーで車番と共に書かれている「TDK RUCAT」の文字。つまり、分解しない。実は、一部Ekonomi車両にもTDK RUCATの文字があり、これは単に輪切りをしないという意味なのか、それとも今回は壊さずに温存という意味なのかと、理解に苦しんでいたのですが、このように解体車両の山からあえて抜き出していることを考えると、この表記がある車両は、今回の解体対象外になる可能性が高い気がします。おそらく、機関庫の中の車両も同じくでしょう。ちなみに、RUCATとはスンダ語ですので、ここの作業員も場所柄スンダ人ということなのでしょう。
このように、山を単に切り崩しているわけではなく、解体車両と非解体車両で選別しているわけで、車両の積み上げ順はかなり入れ替わっているはずで、運が良ければ迫力の車両1本釣りシーンが拝めたのですが、この日クレーンはお休みの様子。金属カッターをかました重機のみがせわしなく動いていました。
つづく
このように、山を単に切り崩しているわけではなく、解体車両と非解体車両で選別しているわけで、車両の積み上げ順はかなり入れ替わっているはずで、運が良ければ迫力の車両1本釣りシーンが拝めたのですが、この日クレーンはお休みの様子。金属カッターをかました重機のみがせわしなく動いていました。
つづく

コメント